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5月25日(土)


先行オールナイト上映ということで

一足お先に映画
『少林サッカー』を観に行った。



『ブラックくん』と深夜に単車に乗って銀座に出かけたのであるが

最近、何をするにも男と一緒だ。

あまりに色気がない。

これじゃあ
自慢のチンポも退化の一途を辿るに違いなく

水道の蛇口のように小水を放出するのみの器官になるであろう。

そんなことを考えると、ちょっとご機嫌ナナメである。



が、そんなことはどうでも良い。



少林サッカー最高!!



もう
ハリウッドなんか越えてるよ。

というか
飛び越えてるよ。

ジャッキーヤバいよ。こんな連中のさばらせておいたら。

映画館でゲラゲラ笑ったのは、本当に久しぶりでございます。



『スパイダーマン』にしても『少林サッカー』にしても

製作者の映画に対する情熱とか、愛情を感じます。

別に配給会社のまわし者でも何でもありませんが、
必見です。



しかし、
決してデートの道具には使わないで下さい。



内容がデートに向かないからとか、そういうことではなく



単に私がムカつくからです。



一つはっきりさせときますが、

ただでさえデートで楽しいひと時を過ごしている
貴様ら

映画を楽しむ権利も資格もありません。



そんな貴様らは、必要以上に高い金でも出して

ワールドカップでも見ていてください。



ま、ワールドカップと言ったところで

『少林サッカー』の面白さの比ではないだろうがね。

(ワールドカップ嫌いの非国民 凡作)




5月24日(金)


今日、仕事が終わって

職場の入っているビルの1Fのエレベーターホールにて

帰りの前の一服をしている時の出来事である。



たまたま職場の女性二人がその場所に居合わせて、

軽い雑談をしながら、タバコをふかす。



(・・・そういえば今日はK君と遊ぶ約束をしてたな)



と、その場で携帯電話にて、K君に連絡を取る。



「もしもし・・・そう、俺。今仕事終わったから・・・」



こんな感じで待ち合わせの場所を決めていると・・・





「うわあ!ナガシマさんだ〜!」



と、嬌声を上げている。



私はこの職場に入って、ご存知の通り結構日が浅い。

多分、異動なり、転職したなりした男性社員のことだろう。

しかし、この二人の喜びようは、

結構な人気者だった奴か、かなりのオトコ前な奴なんだろう。

そう思って、携帯でK君を話しながら、振り向いてみると



・・・なんだ。珍しくもなんともない。





いつもよく見る長嶋茂雄じゃないか・・・



・・・





長嶋茂雄?




ミスター?





うおおおおお〜つ!






そのミスターが、
私の目の前1mのところを通り過ぎていった。

相変わらず
「きゃ〜っ!長嶋さ〜ん!」と呼びかける女性二人に

手を振ってミスターが通りすぎていった。



ミスターが自動ドアの向こうに行ってしまうまで

しばし言葉をなくし、そしてその直後



「K!ナガシマだよナガシマ!
 
今俺の前を通ってった!」




と、興奮して連呼していた。



・・・



とりわけ野球にはなんの興味もない私であるが、

やはり凄いオーラである。



話は変わるが

男の場合は
そんな場合には、今日私がしたように

基本的に
呼び捨てである。



身近で尊敬する人には「〜さん」とか「〜さま」なんて敬称をつけるが



「高倉 健さん」

「坂本 竜馬さん」

「ロバート・デ・ニーロさん」
なとど



超越した人には、敬称などつけるわけがないのだ。



「いや〜。やっぱ松田優作さんの演技は鬼気迫るものがあるね。」



なんて言われた日には
お前何様だ!と思ってしまうでしょ?

さんづけで済まされるような間柄かよ!ってね。



そこいくと、臆面なく「長嶋さ〜ん。」と手を振れる二人を見て

やっぱ女性ってすごいな、と

何故か、根拠なく思ってしまったわけです。



ええ。先日の日記を受けて、

少々マイルドに日記を書いてみました。



5月23日(木)


この日記を書いてるのは、5月24日の金曜日。



日記と謳っているにもかかわらず、翌日に更新する怠慢に関しては

平にご容赦されたし。

生意気にもサラリーで口を糊している以上、

何日かに一回はこんな日があるのはご愛嬌、ということで。



真面目な話になりますが

実は、私。このコーナーに関して反省していることがあります。



仮に何気なく書いている内容であっても、

自分以外の人間の行動を書くことはあまりフェアではなく、

それがいたずらに誇張されたものであっても、

読み手に何らかの不快感を抱かせる内容であったら

それは言葉を用いた暴力になりうることである。



最近、何の気なしに自分以外の人物を登場させ、

面白おかしく話を展開してみてはいるが、

その本人が気にしないでくれたとしても

その本人に何らかの悪影響を与えてしまったとしたら

もはや私にいかなる謝罪の言葉もあるはずもなく

思えばあまりに軽はずみな行為を繰り広げていたなあ、と

そんなことを反省しているのである。



22日(水)の日記での、翼くんやエロ君に対する

アグレッシブな言葉を当人から批判されたわけでは、決して無い。

かつてこのHPでイジった方々からクレームがついたことも

幸いなことに、一度もない。



しかし、彼らのみでなく、

彼らを知る人たちがこのHPを読む可能性がある以上、

あまりに軽はずみな行為をしていた、と

反省しなければならないと思うのである。



惰性で書きなぐり、安直な方向に走りそうになった時、

それでも、誰かを傷つけて字数を埋めようとか、

そんな悪意を持ったことは唯の一度もないことは

こんな拙文であっても、皆様には感じ取って欲しい。

信じて欲しい。



妙に固い日記になってしまったが、

これは偽りなき本音の部分である。



5月22日(水)


翼くん「凡作〜う。大変だよお!」



凡作
「どうしましたか?」



今更ながらであるが
『翼くん』と私は先輩と後輩の間柄。

普段、冷静沈着な彼が大騒ぎするとすれば

取り返しがつかないミスか何かをしてしまったのだろうか?

私としても、あせらず急いで懇切丁寧な仕事がモットー。

先輩に心配をかけるようなお粗末な仕事をしたつもりもない。



凡作
「ホントにどうしたんですか?」



翼くん
「聞いてくれよお!今付き合ってる●●ちゃんがよ、



 
  別れよう、って言ってきたんだよお!!」



・・・



この言葉を聞いた瞬間、私にとってはこの先輩の話は

靴の裏よりどーでもいい話に成り下がった。



●●ちゃん、というのはですな。

かれこれ1年弱ほど前に
翼くんと同席した合コンに参加した女性でして

日記にも書いたと思うが、キッチリ私の
マシンガン・エロ・トークにて

オチをつけたものと思っていたのだが、
水面下で暗躍した翼くんの

がぶりよりの努力により、私の知らない間に付き合っていた女性であります。



凡作
「あっ。そうですか。

   
じゃ僕は便所に行ってきますわ。



翼くん
「待てよ、待ってよ凡作。頼みがあんだよ。」



凡作
「はあ・・・」



翼くん
「今日、●●ちゃんを呼ぶから、お前からも説得してくれ!」



凡作
「・・・何を?」



翼くん
「とにかく、だ。今日仕事が終わったら新橋に直行だぞ。」



・・・

正味の話、人の面倒みるほど、余裕なんてないんですけどね。

ま、日々お世話になってるから、今日はお付き合いしましょうか。






・・・と、しばらくしてエロ★ゲイツ君に話しかけられる。



エロ★ゲイツ君
「ねえ、今日凡作さん、暇?」



凡作
「仕事終わったら?いや今日はちょっと用事が出来ちゃった。」



エロ★ゲイツ君
「なんだよ。しょーがねえなあ。」



凡作
「悪いね。」



エロ★ゲイツ君
「じゃ、O澤さん(憧れの職場の女性)と飲みに行くか。」



凡作
おい待て!何で俺がいない時に・・・」



エロ★ゲイツ君
「何でって・・・

        
アンタがいないからだよ。」







くそっおおおお!

さすがに
自らエロと名乗る漢なだけある。

俺のハートに火をつける術を知っている。

俺のハートについた火は、情熱でも、愛情でもなく



憎悪だ





エロ★ゲイツ君
「O澤さ〜ん。今日飲みに行かない?」



O澤さん
「いいわよ。」



ぐおおおお〜っつ!
覚えておれよエロ侍。



っつーかO澤さん。



何で俺がいないときは飲み会に行くのですか・・・・



こらエロ!この間オドレはHさんに告白しただとかなんだとか

掲示板に書き込んでなかったかオイ?

エロ!エロ!変態!

くそ〜っ!
いつだってそうだよ。いつだって俺はそうだよヒックヒック。

俺だってな、今日は合コンでもなんでもないんだぞ!

恋愛調停員のようなことをやりに行くんだぞ!



ヒックヒック・・・



うわ〜ん!(たまらなくなって泣き出す声)





ま、気を取り直して、自分は自分の仕事をしよう。



かつては
『伝説の愛のキューピット』と呼ばれたこの私。

私と並んで見ればマシに見えるという
相対効果によるものと

自分では認めたくない部分ではあるが、どうやら

いい仕事するのは事実のようである。





業務を終えて新橋へシコシコと翼くんと歩く。



●●ちゃんに出会う。

私にとっては、数ヶ月ぶりのご対面だ。



とある雰囲気のいい飲み屋に入り、

二人を対面に座らせて、説得体制は万全。



「それで、お嬢さんはどうしたの?」と、気分はみのもんたである。



●●ちゃんは大人っぽい女性で、決して感情で「別れる」だの何だの

いわなそうな女性のような印象だったので、なだめるとか、説得とかは

あんまりそぐわない、と、内心は感じていた。



しかし、その予想も、
完全に覆される。





●●ちゃん
「あのね。翼くんって冷たいの。」



凡作
「・・・うんうん。何で?」



●●ちゃん
「あのね・・・



  
私が100%の愛情でぶつかってるのに

 
 翼くんたら半分ぐらいしか返してくれないの・・・

  
・・・だから私、ちょっと寂しいの。」




ノロケかいっつ!オノレ!




大人っぽいどころか
きょうびの中学生でも

そんなの別れを切り出す理由にしねーぞバカヤロー





翼くん
「なんだあ、そうだったのか。バカだなあ。

    
俺の気持ちは一番●●ちゃんが知ってるくせに★」


●●ちゃん
「ホントに。ホントに。私の事が好きなの?」


翼くん
「ホントだよ。君は違うの?」


●●ちゃん
「私も・・・ホントに好きだよ。」


翼くん
「じゃ、別れる理由なんてないじゃない?」


●●ちゃん
「ホントにそうなら、そうなんだけど・・・」





凡作
「あの、もう帰ってもいいですか?





翼くん
「まあ、せっかくだからもうちょっといろよお。」



懸案事項が解決し、ご満悦な翼くん。

ま、俺から言わせれば、何の問題も発生していなかったのだが。



みのもんたの気分から一気に桂三枝の図式。







新婚さんいらっしゃ〜いじゃねーぞ!オラ!



残念ながらズッコけるタイミングだけは

いくら探してもなかった。

単なるカルシウム不足ならよいのだが・・・



・・・



どれだけの時間が経ったのだろうか?



目の前では
今にもSEXを始めそうな勢いでイチャついている。

何で俺はここにいるんだろう・・・



凡作
「あのね。善意の第三者が目の前にいるんですから・・・」



翼くん
「・・・だから?」



凡作
「もうちょっとご遠慮いただけるとありがたいんですが。」



翼くん
「あっ、悪い悪い。気にしないで。いつもこうだから。」



凡作
「いつもって・・・」



●●ちゃん
「変に意識したら、かえって凡作さんに失礼でしょ?」






全然失礼じゃねーよ!


むしろ毒なんだよ。
毒!





君達は2秒に1人の子供が餓死するソマリアにヘリで降り立って

その子供の前で、アウトドアでバーベキューが出来るのか?




・・・出来ない?






やってんじゃねーか同じようなことをよ!





と、終始この調子のまま、飲み会終了。

ホントになんだったんでしょ。



お読みの方には、こんな日記の書き方をすると、

翼くんとかエロ★ゲイツ君ってホントにヤな感じに見えるかもしれませんが







本当にそうなんです。

ホントの話しなんで怒ってあげてください。



先輩や友人に暴言を吐いているアグレッシブな日記になりましたが、

それには理由があります。



それは、
”漢と書いてオトコのHP”って一体何なんだろう・・・ってこと。



よく日記に登場する”漢”を思い返してみると、

翼くんはラブラブだし、エロ君は青春真っ最中。

K君には幽霊部員のような彼女の存在があって、

バンブー君はドデカいビックイベントを控え、

ズッキー君は博多で気ままな種まきライフ。





・・・いっそのこと

”漢と書いてオトコのラヴ・ストーリーズ”ってタイトルにしちまうか・・・






・・・って俺いらねーじゃん!



あ〜あ。




そんな心境で帰り道、口ずさんだ歌がこの歌。



僕が僕であるために     尾崎 豊

  心すれちがう悲しい生き様に
 ため息もらしていた
 だけど この目に映る この街で僕はずっと
 生きてゆかなけれは
 人を傷つける事に目を伏せるけど
 優しさを口にすれば人は皆傷ついてゆく

 僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない
 正しいものは何なのか それがこの胸に解るまで
 僕は街にのまれて 少し心許しながら
 この冷たい街の風に歌い続けてる

 別れ際にもう一度 君に確かめておきたいよ
 こんなに愛していた
 誰がいけないとゆう訳でもないけど
 人は皆わがままだ

 慣れあいの様に暮しても 君を像つけてばかりさ
 こんなに君を好きだけど 明日さえ教えてやれないから

 君が君であるために 勝ち続けなきゃならない
 正しいものは何なのか それがこの胸に解るまで
 君は街にのまれて 少し心許しながら
 この冷たい街の風に歌い続けてる

 僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない
 正しいものは何なのか それがこの胸に解るまで
 僕は街にのまれて 少し心許しながら
 この冷たい街の風に歌い続けてる




この歌を聴いて泣ける人。

皆様の中に何人いるのでしょうか?



5月21日(火)


前回のリベンジと称して『兄い』と新橋でパチスロを

業務終了後に打つ運びとなる。



勝った負けたは置いといて、

その後の
中華料理屋での会話。

今日は、
『兄い』の噺を落語形式でお届けいたしましょう。



お題は『ワールドカップ』



・・・



まあ世間では今、ワールドカップが話題でございますな。

言わずとしれたサッカーの大会なんでございますが、

興味が無ければ非国民と、そんな扱いをされるぐらいの

勢いでございます。わたくしなんかは、それは大のスポーツ好きで

とりわけ現在の野球なんかも毎日楽しみにしてる次第でありますが、

当然、サッカーも大好きなんでございます。



なにせ、サッカーには
プロ意識を感じますな。

人によってはやれ「ちゃらちゃらしてる」だ、やれ「タレント化してる」などと

心無い誹謗中傷を投げかける人もいらっしゃるようですが、

とにかくサッカーは
「手を使わないスポーツ」

手を使わないプレイで人を喜ばすことができる、という点のみにおいても

なにやら「プロ」を意識させるあたり、

お子様方にはわからない侘びさびの世界でございます。



さて、かくいう私もそのワールドカップ中継の為に、

「スカパー」っていうんですか?例のCS放送に加入いたしまして

アンテナ類も早速購入いたしました。

しかし、残念ながら、現在はそのCS放送が見れないんですな。



なぜかというと、
まだ繋いでいないから。



そう怒んないでおくんなまし。衛星放送というのは地上波のように

「アンテナ立ててポン」という感じでは見れないものなのでございます。

衛星放送のアンテナというものは、

みんな衛星の方向を向いて設置されるものでございまして、

どのご家庭のアンテナを見ても、例外なくボルネオの方角に向いているのです。

普通は電気屋さんに取り付けてもらうものですが、

今回は、電気屋さんに取り付けを頼まなかったと、そういうわけですな。



少なくともアンテナの取り付けには2人の人間が必要なんです。

一人はアンテナの方向を合わせる人間。

もう一人はテレビで受信レベルを確認する人間。

まあ考えようによっては、意中の女性を自分の部屋にですな

「サッカーを見ないか?」という口実と

「そのためにアンテナ取り付けるの手伝ってくれない?」という口実。

この二つの口実で、連れ込むことも可能なんじゃないかと、

そういう風に思うわけでございます。





「ねえねえ●●ちゃん。ねえ、サッカー好き?」

「ええ、好きよ。」

「じゃあさ、僕の部屋でワールドカップ見ないか?」

「え〜え。」

「このためにスカパーにはいったんだよ。」

「本当?」

「でもね。まだアンテナつけてないから、つけるのも手伝って。」



と、ふたり部屋に入るわけです。





「へえ、コレがアンテナね。」

「それじゃあ●●ちゃんはアンテナの向きを調整してね。」

「は〜い。」

「じゃあ、軸を持って固定しててね。」

「こんな感じ?」

「う〜ん、もうちょっと左かな。」

「こう?」

「行き過ぎ、ちょっと戻して。」

「コレぐらい?」

「・・・う〜ん。もっと右。」

「もっと。」

「・・・まだまだ!」

「まだ?」

「うん。もっとぐりぐりして!」

「えっ?」



「もう。そんなぐりぐりされると、アンテナが立つ前に

僕のおチンチンが立っちゃう!」



てな具合でございますな。



それじゃあ、サッカーは観れないってんで呆れ果てたのは女性の方。

アンテナの調整は男に任せて、女性は画面で受信レベルの確認、

そのように役割を変えて、再度挑戦しようと致します。





「どう?●●ちゃん?電波入ってる?」

「う〜ん。ちょっと弱いかな?」

「じゃあ、少しずつズラしていくから、ちょうどいいところで言ってね。」

「は〜い。」

「コレぐらい?」

「う〜ん、まだまだよ。」

「これぐらいでどう?」

「・・・あっ、なんだかいい感じ。」

「そう?もうちょっと動かすね。」

「あっ、さっきより全然いい。」

「これはどうだろう?」

「なんだか、もう少しよ。」

「・・・こんな感じでいいんじゃない?」

「・・・もう少し、もう少しよお。」



「もう、そんな声出されたら、電波じゃなくて

俺のおチンチンがビンビンだよお!」



とまあ、バカにつける薬はないと申しますが、

所詮この世の中、男と女の結ばれるきっかけなんて

こんなものでございます。

あとは水が下流に流れるように自然に

そういう関係になった後に、女性が男に尋ねるんですな。





「■■君は、いつもこんないやらしいことを考えているの?」

「いや、そんなことは無いよ。たまたまだよ。」

「ホントに?」

「たまたま、そういうことを考えるきっかけがあったからだよ。」

「じゃあ、今はどんなことを考えているの?」

「そうねえ。まあ
スカパーだけにスカ・・・

「えっ?なに?」



「よそう。これ以上マニアックになるといけねえ・・・」



お後がよろしいようで。





こんな発想が出来る『兄い』を師匠に出来たのも幸せなら

キチンと文章に起こす度胸を持つ自分も幸せである。



5月20日(月)


相変わらず合コンの相手の女性からはメールのない凡作です。



なんかさあ。

いい加減、ちゃんとした理由で日記をお休みしたい心境である。



再三言っているように

彼女が出来たら、その期間はお休みの予定である。

なんつーか、ネタがない平々凡々とした日常では、

日記の内容に頭を悩ますこともたまにある。

そんな時は所詮、俺も人の子だと実感する瞬間である。

毎度毎度AVがどーした、とかソープがどーしたとか

思い浮かばないときも、実はあったりして。

そんな日は、ちょっとだけ日記をお休みしたいなあ、なんて。



誰か



3日ほど俺と付き合ってくれんか?





期間限定
であれば、若干は垣根が低くなるだろうと

あさはかな直感での発言であるからして、

あまり気にしないで欲しい。



こんな風に書きつつも、

3日目の午後には『捨てないでくれ〜』と

目を真っ赤にして懇願している自分の姿が

容易に想像できてしまう点が汗顔の至りである。





さて、人生において彼女が出来る気配が皆無な私であるが

奇妙な男を呼び寄せる習性は、何故か多分に溢れているようで。



今日も、仕事帰りにパチスロ屋に行くと

どうも
私に興味がありそうなオッサン(矢崎 滋似)が、

勢い良く、私に話しかけてくる。



「おっ!ニイサン!今日も来たね?」



残念ながら、この妙に馴れ馴れしいオッサンの存在は

数日前からなんとなく認識していたのだが、

話しかけられたのは、今日が初めてである。



初めて話すのに『ニイサン!今日も来たね?』である。



本日の対戦機種は
『バベル』

あんまり
『アラジン』が私をイジめるので、しばし機種変更だ。



この『バベル』という機種は、
1295ゲームまでに強制的に

天井としてBIGを放出する、という特性があり、



なんと
1100ゲームで放置されている台を発見。

つまりは最低でも7,000円以内で大当たりを引けるわけで

そんな台が
妖しいオッサンの隣だったとしても、

これは打たなきゃソンソン!なのである。



「ニイサン!この台はやめておいたほうがいいよ。」



オッサンは笑顔で語りかけてくる。

ま、なんというか、善意でいってくれてるんだから、と

曖昧な笑顔を返そうと思った次の瞬間・・・



「何せ俺が3万入れても何にも出なかったんだからよお!」



あああああ・・・

アナタですか。
私のために回してくれていた人は・・・

俺が速攻で当てたら、どうなるんだろうなあ・・・



しかし、むしろそれが予定調和。そのためにこの台を打っている。



2,000円ほど遣ったところで、
予定通りのBIG。



「ウソだろ?おいっつ!ああ〜カマ掘られた!」




もう大騒ぎの相を呈している。

ここでコレだけ大騒ぎされると、今後控えている私の連チャンを見て、

どういう挙動を示すのか、非常に不安になる。



そう。BIGの後に連チャンをかますのもこの台の特徴。

そのためにこの台を打っている。



そして、そういう時に限って
予定通りに連チャンが始まる。



ちょっとでも派手な予告アクションが出現すると、



「ああ、それね入りだよ。間違えないね。

俺が言うんだから間違えないよ。」



わかっとるわ。

アンタに言われるまでもなく当たりだよ。連チャン中なんだから。

というか、
この台捨てたのはアンタだろ?

ガタガタ抜かすな!

・・・と心の中で思うも、ちょっと気の毒な気分になる。



なので、私が連チャン中にオッサンがBIGが入ったのを確認して



「良かったですね。777が入ってますよ。」と愛想を振りまいてやる。



「ホントに?いやあ良かった。結構遣ってるからな。」



と、何故かオッサン笑顔でのけぞりかえる。



「・・・」



「・・・早く!」
と、オッサン。



「・・・何ですか?」と尋ねると



「早く揃えてよ。」



・・・



もうこんなオッサンに同情の余地はないのだが、

大した手間ではないので、即座に揃えてやる。



礼の一つもなくBIGを消化しだすオッサン。

タチの悪いことにBIGからの連チャンもついている模様。



「入ってんだろ?コレ?」と得意げにオッサン。



「ええ、入ってますね。」と答えてやる。

ま、そのゲーム数じゃあ多分REG(レギュラー:小当たり)だけどね。



・・・と、やはり笑顔でのけぞるオッサン。

また私に揃えさせようとしている。

私も人がいいので、また揃えてやる。

と、
その時、信じられない一言が!



「ニイサン!ちょっとそりゃ無いんじゃないのか?」



???



「アンタばかり777で揃えてさあ、

何で俺のは小当たりで揃えるの!ズルイじゃない!

何でイヂわるするの?



パチスロを知らない皆様にも教えてあげるから

心して聞くように。



「あのねオッサン。毎回狙ったとおり揃うなら

俺は仕事してないよ。

これは小当たりでしか揃わない状況なんだよ。

意地悪してるわけじゃないんだよ!」




そう。あくまでパチスロは、機械がそろえようとしている役しか

揃ってくれないのだ。そういう意味では、基本的には運なのだ。



オッサンは不服そうだったが、もう知ったこっちゃ無い。

連チャンが終了したのを見極めて、私は今日の勝負を終了。

コインを箱に移して席を立とうとしたその時に、

オッサンは私の肩に手を置き、語りかけた。



「さっきは言い過ぎたよ。悪かったな。






ま、
これからもよろしくな。



・・・



俺、何をよろしくすればいいんだろう?



とはいえ、こんな
香ばしい出会いなんぞ、珍しくもなんともない。



人恋しい諸君、しかし人とコミュニケーションが取れない諸君は

まずパチスロ屋で第一歩を踏み出すといい。

きっとなにがしかの出会いが生まれるはずだ。



しかし、一つ言っておくと

この私の10年に及ぶホール人生の中で年頃の女性と会話したことは

景品カウンターの女の子を除いて、唯の一度もない。



大抵が、こんな
しょうもない出会いだけである。



5月19日(日)


パチスロで3時間で9万円も負けようものなら

普通の人間、少しは人生観が変わりそうなものだが、

残念ながら、私は私。

気ままで全力投球なスタンスはどうやら変わりそうにない。



2500ゲームでBIG1回。

天井を2回も連続で喰らう展開では、

さすがにそれ以上、キャッシュディスペンサーに参拝する気にもなれず

素直に部屋で先週借りた映画を堪能した次第。



お日様の照っている時間に自分の部屋で映画を堪能するなんざ

結構、久しぶりのことで

「ああ。やっぱり日曜日はこう過ごさねばなあ。」

と、さっきまでの地獄絵図をすっかり忘れてご満悦である。



ビデオ屋のレンタル袋から、他のビデオを取り出し、ビデオに設置。



ダダーっと、大量にビデオを借りるのはいいが、

いつもは眠い目を擦りながら丑三つ時に見る環境であったので、

木漏れ日の差す我が部屋にて、連チャンでビデオ鑑賞とは

本当に久しぶりだ。



何でパチスロに9万円も突っ込んでしまうのか。



それは、ここ数年のパチスロの進化に起因すると言わざるを得ない。



ギャンブル性としては、一年サイクルの長い時間打った場合に

チャラより少しマイナスに収まる(店が儲けるんだから、当然)という

パチスロ機の特性は、実は数年前とあんまり変わらないわけだが、

ここ数年でその過程、つまり『出るときと出ないとき』の差が

猛烈につくゲーム性に進化しているのだ。



だから、思いっきり出たと思ったら、思いっきり負けることもあるわけで。



進化、といえば、パソコンの進化やら携帯電話の進化やら

色々な物が色々進化している。

さっき観た
『ジュラシック・パークV』なんてのも、

十年前では考えられない映画である。これもVFX技術の進化。



そんなことを思いながら、テレビ画面を見つめる私。





十年ぐらい前から全く進歩しねーなあ



AVは!



思えば小学校4年、
10歳ぐらいの時からAVと付き合ってる私である。

う〜ん。
17年前?

そう考えると、スゲーな。

その17年前から、全く持って進化しようとしないのがAVの分野。

そりゃそうだろ、原始時代の太古から



ヤッてることは一緒なんだからよ!



まあ、そういいつつも、もうちょっと工夫の仕方があるように思うけどね。



ここは一つ私が、停滞したAV業界に風穴をぶち開けてみようか。





そこで、このHPをご覧の
変態カップルの皆様にお願いです。



私を監督に据えて、
リアルなラブ・ストーリー映画に主演してみませんか?

『子供の作り方』という
実験映画の主演でもかまいません。



決して私は監督料を請求したりとか、



俺を主演に混ぜろ!とかは言い出しません。



アナタ方は、その身一つで来ていただければいいのです。

むしろ服などの余分なものは、むしろ邪魔です。



どうでしょう?

凡作にAVの監督をやらせたい、という奇特な方は

是非メール下さい。ふへへへ。



・・・



と、ここまで書くまでに



もっとも必要なのは
自分自身の進化であることを

痛いほど認識しているので、君達はそれ以上言わないでよろしい。



今来た迷惑メールに乗っかって、彼女を作るぐらいの進化を

いずれ君達に御見せしたいと思う今日この頃なのである。




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