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9月21日(土)


最近

『♪さ〜らりとした〜梅酒〜』という梅酒のCMを見るたび、





『♪ど〜ろりとした〜せ〜い〜し〜』

と口ずさんでいることに気づいた27歳の最後の二週間のオープニング。



確実に
精神をヤられているわけだが、

この兆候は会社の健康診断では出てこないので、注意が必要である。





さて。今日も終日
”ギンギン丸”での勝負と相成る。



意外にマメな性格も手伝い、ここ一週間の札台のチェックを欠かさず、

ついに迎えた終日勝負であり、自分では
予想は完璧なはずであった。



前回は、
信じるものは救われる効果で、

設定2で8,000枚のお持ち帰りであったが



今回も、
いい塩梅でハマリが少ない。





が、
連チャンも少ない。





・・・



(高設定な割には、あまりに出ない・・・)



打ってる台が打ってる台なだけに、

低設定なら爆死確実。ハマリが少ない時点でいい台には違いないのだが。



午後8:00。



私の後ろを札を持った店のお兄さんが
素通りした瞬間、今日の勝負は終了。

読みはハズしたが、勝負は?といえば1,000円のプラス。



隣で”設定5”の札が刺さった、その店で仲良くなった青年に

「もうやめるんですか?」と問われて





「これが、試合に負けて勝負に勝つ、って奴かな?」



気取って発言。

後々になってみると、コレでカッコいいと思い込んでいる自分が
不憫である。



10時間以上打って、プラス1,000円となると、
時給100円以下。



ああ野麦峠
じゃねーぞバカヤロー!と




無理やり
ブラックくん近所のフリー雀荘に連れ出し、

酔っ払いのオジサンたちから
1万5,000円ほど巻き上げて、

今日の勝負を終了する。





おじ様たち。今晩はホントにご馳走様でした。



9月20日(金)


今日も
ヌケル君とパチスロである。



かわいそうにヌケル君・・・
『アラジン病』という病に冒されている。



”アラジン”であれば、財布がカラになろうが、カードのお世話になろうが

嬉々としてコインサンドに夏目さんを投入してしまう。



その気持ちは痛いほどわかる、わかるけど

一生懸命に働いて得たお金を、いとも簡単に捨てているのを見て、

あまりに不憫で不憫で、

しょうがないからマイルドな
”ハクション大魔王”を教えてあげよう、と

隣に座るように促す。



そこでヌケル君。
1000円分のコインを使ったところで





「だめだ・・・つまんね。アラジン行ってくるよ。」



と言って、すぐさまアラジンのシマに消えていった・・・





ダメだこの人





そんなこんなで、地元で共に
焼肉を食べ、

今日もヌケル君は我が家にお泊りである。





「いや〜何故か凡作さんの部屋は落ち着くなあ」



とっても嬉しい言葉ではあるが、
変わり者と評判のヌケル君の言葉を

額面どおりに受け取って、果たしていいものか?





「凡作さんのイビキも、妙に落ち着くんだよなあ」



彼に言わせると、私のイビキは
”1/f 〜ゆらぎ〜”のリズムだそうで・・・





やはり、変わり者である。





しかし、本日の私のイビキは

彼に言わせると
”ハードロック並に激し”かったらしく・・・





悪いね。疲れてんだよ、最近。



9月19日(木)


最近、あまりに悲しくなるので、

ピンク系のお話を意図して書かないようにはしていたのだが、

やはり
溜めすぎはよくないわよ、

ソープのお姉さんに言われたその言葉を胸に

今日は、
キャバクラに行ったお話である。



仕事が終わってから、
銀座のキャバクラに繰り出す。



何度もいうようだが、私は
下戸なので、キャバクラにはあまり行かない。



行かない、が、やはり生身の女性と長期間おしゃべりしてないと

心が死んでしまうので、定期的には行きたいとも思っている。





いや、しかし

女の子って、ほんとにいいものですね(By マイク水野)





飲む、打つ、買うの3拍子が揃ってしまうと

人間としていかがなものか、と少しばかり自制のつもりもあったのであるが

だめだ。

こんな桃源郷のようなところ

なくなってしまわない限り、また行ってしまうのだろう。





昔、こんな話があった。

とある王様と、その家臣。



王様「よい国にする為には、どうすべきか?」

家臣「国民に良き国民たるよう、教育すべきですな。」

王様「どうすればいい?」

家臣「まず、
ギャンブルは人をダメにしますな。」

王様「よし。では我が国ではギャンブルは全面禁止である。」

家臣「そして、
。これも人をダメにしますな。」

王様「わかった。我が国にも禁酒法を導入しよう。」

家臣「それがよろしいですな。」

王様「あとは、何がある?」

家臣「そうですな、人をダメにするものの最たるものは、やはり
ですな。」

王様「なるほど。それでは女を全員殺してしまえ!」







おっしゃるとおりではありますが、王様。



キャバクラのお姉さん達と、風俗のお姉さん達は殺さないで下さい。





その他はあんまり僕にとって影響はないからいいですけど。家族以外は。



9月18日(水)


久々に恐い思いをした。



ちょっと遅い時間に地下鉄に乗り、そんな時間だから席にも座れる。

ふと視線を前に向けると、

イヤに
立派なガタイの方がお座りになられている。



歳の頃30代後半から40台だろう。

身長は、多分立ったら180cm以上。

しかしその印象以上に、腕や足が太い。

ジェームズ・アール・ジョーンズのようなお顔をしていらっしゃる。



しかし不思議なのは



女装をしていらっしゃるのだ。その方。





(・・・男、だよなあ?)



心の中で、そう思った。どう考えても男だ。

男の顔だ。男の体形だ。




しかし世の中には、
そういう趣味の方もいらっしゃるわけだし、

そもそも



もしかしたら、女の方かも知れない





99.5%、オトコのエキスで構成された顔づくりと体形だが、

まかり間違うと、女性の可能性も在り得る。



いずれにしても、当人にしてみれば余計なお世話であり、

サラリと気にしないのが、都市生活者の暗黙のルールであるのだが





(・・・気になる)



仮にオカマだったとしても、
ジュゴンちゃん日出朗の比ではないのだ。

仮にオンナだったとしたら、その場合はもっとスゴイ。





(・・・足とかの、すね毛はどうだ?)



ちょろっと、彼(彼女?)の足元に目を向ける。

すね毛はない。剃っているかどうかの判別もできないほどである。





(・・・腕とかの毛はどうだ?)



と、ちょっと視線を自然な感じで上にあげて、腕をみるも、

不自然な手入れの跡などなく、極めて判別が付きにくい。





(・・・やっぱ、判別はヒゲだろ、ヒゲ)



と、上目遣いでアゴを確認しようと視線をあげると










ソイツが俺をにらんでいる



しかもドエライ形相で。






目をサラのようにかっぴらき、白目は充血。

ヤンキーがメンチきるようなにらみかたである。



もう、俺も視線が
ロック・オンされて外せなくなった。

何もにらまれることしてないのに・・・



これを書いている今も、何が理由でにらまれていたのかはわからない。

20秒ぐらいして、、私の視線はムリヤリ携帯のi mode画面に逃げて

その後は取り立てて何もなくて、ま、オチも何もないのだが





いや〜。ホントに恐かったよ。



9月17日(火)


ヌケル「いやあ、また昨日アラチャン引いちゃってさ。」

凡作 「・・・へえ、そう。」

ヌケル「それで一時は3,000枚以上出たんだけどね。」

凡作 「それで?」

ヌケル「それが次に来たアラチャンが1発で終わっちゃってさ、頭に来たから」

凡作 「頭に来たから?」

ヌケル「出るまで突っ込んでやるぞ!ってな感じで結局出なくて負けちった」



凡作 「
バカだな〜

ヌケル「
なんだと!バカとは失礼ぢゃないかバカとは!」

凡作 「失礼。しかしナンだね。君は
立ち回りが下手だねえ、パチスロも女も」

ヌケル「
なんだと!なおさら失礼だぞ!」



凡作 「失礼、失礼。でも、まあ聞きなよ。」

ヌケル「何だよ?」

凡作 「これは俺の話なんだけどさあ・・・」

ヌケル「パチスロに関しても、女に関してもアンタにレクチャー受けるほど・・・」

凡作 「いいから、いいから。パチスロの話だよ。」

ヌケル「ま、
女の話なわきゃねーわな

凡作 「黙って聞け。3日前は君と一緒に打った帰りにね・・・」

ヌケル「おう」

凡作 「地元に帰って地元のホールの出玉チェックさ。」

ヌケル「ふ〜ん」

凡作 「そしておとといは神田で固い勝負をして、また帰りにチェックさ。」

ヌケル「ふ〜ん、マメだね。」

凡作 「そしてその夜は次の日の予想をキッチリ立ててね、」

ヌケル「・・・」

凡作 「そして9時30分から並んで狙いの台をゲット!さ。」

ヌケル「・・・」

凡作 「ま、後は予定通り8,000枚ほどのコインを出してわけよ。」

ヌケル「自慢かよっつ!」

凡作 「違うなあ。俺の言いたいのは
”意思の勝利”ってことよ。」

ヌケル「?」

凡作 「
行き当たりばったりとか、勢いで勝つってこともあるだろう」

ヌケル「?」

凡作 「しかし結局は冷静で緻密な作戦で、
運を平準化するべきなんだ。」

ヌケル「理屈はわかってるけどよお。」

凡作 「いかに理屈を現実化するかが重要なんじゃない?この俺のように。」

ヌケル「うるせ〜」





・・・ああ、気分がいい。

勝ち分もさることながら
自分の読みが当たった気持ちよさはまた格別だ。



パチスロの勝利の方程式は、ヤメ時と、オシ時を見極めることだね。

いい台なら打つ、悪い台ならキッパリやめる。

勢いで打ったって、たがが知れてるよ。



さ、昨日の台の設定でも確認しに行こうか?

こんな日々の努力が身を結ぶんだからね。







・・・



ヌケル君、



・・・スマン。





昨日の俺の台のデータに記載されたる文字、
設定2



『低設定でも出るときゃ出ます!』



・・・どうやら
勢いで打ってたのは、俺のほうだったらしい。



9月16日(月)


パチスロの設定は
出る順に6・5・4・3・2・1というようになっている。

いわく高設定といえば、4・5・6を指し、

逆に低設定といえば・・・というより、通常営業では、3もあれば御の字である。

1、といえば最低設定。鼻血も出ねーぞ!と言いたいところだが、

実は今日びのパチスロシーンでは、一番打つ機会の多い設定である。



ところが、今日
『ギンギン丸』を打つホールでは、

毎日3台”4・5・6”を設置している。



ギンギン丸においては、

順風満帆な最高設定6、一発の連チャンの強烈な設定5、

まあ負けはないだろう設定4・・・というように、全9台の3台。確率は3分の1である。



昨日かいたように、”古事記打法”を用いれば、

日当1万円前後の収支は期待できるところだが、

せっかくの休日最終日(ホントに、せっかくなんだけどね・・・)なので

ここは一つ昨日の言葉どおり、
爆裂の設定5当たりを掴んで見たいところだ。





・・・



どうだい?



投資17,000円から始まった目も覚めるような連チャンは!

こりゃ、キッチリ”設定5”を掴んでしまったようだ。



しばらく回す。



おや?強烈な連チャンがナリを潜めましたね。

その代わり、といっちゃなんだが、それよりも幸運である

全くハマリなしモードへ突入する。



・・・



もしかして・・・



もしかしてだけどね・・・





・・・







6かっつ!?





午後8時の段階で確信した。間違えない!
最高設定”6”だ!



この連チャンの少なさといい、ハマリの少なさといい、

ストック解除のゲーム数といい、

ともかく、この俺が既に5,000枚(10万円)分のコインを抱えている時点で

設定6確定ではないか!





そうとわかればブンまわすっきゃねーって!

トイレもガマンし、食事もガマンして、回しも回したり総ゲーム数、約8,000。

13時間、コーヒーだけで栄養を補給し、

なんと
8,200枚のコインを獲得したと、さ。



久々の10万オーバーの勝利を収めてました。

な、やっぱりパチスロは"ロマン”、だろ?



いやあ、明日の設定の発表が楽しみだなあ。

あらかさまに設定6を打ったことなんかないからなあ。

休日3日間、すべて10時間以上打ったかいがあったよ。



↑(こんな人間には、確実に”
人生設定1”の札が刺さってるはずです。)



9月15日(日)


ギャンブルとは、
ロマンである。



例えば
麻雀(まあじゃんって、一発で変換されないのね。この馬鹿IME!)。



オーラス。トップとは5,000点ちょっと差の28,000点持ち。

ラス親はシバ棒を積もうと、役牌を泣いている。

自分にあるのはドラ1つのみ。ツモか直取りじゃないと、かなりキツい。



『リーチっつ!』



トップ目からリーチがかかる。

トップなのにリーチ?

いえいえ。近代の麻雀、牽制の意味でリーチは間違えではありません。



さあ。絶体絶命。



裏スジ無スジをバシっと切捨て、何とかカンチーソー待ちでテンパイ。

どうする?



自信満々なトップ目を流し目で捉え、静かに



『・・・リーチ』



”通して!お願い!”的な追いかけリーチは間違え。

こっちがお願いしたところで、当たるときは当たるのだから

努めて冷静沈着に、自信を持って牌を横にするのが正解である。





一瞬ひるむトップ目。しかしすぐに余裕の表情に戻る。

その表情から、トップ目の待ちは2面以上であることを推知。



が、しかし



リーチを掛けてから3順目。

盲牌をする親指にザラっとするチーソーの感触。





『引いちまったみたいですよ』



コトっとしなやかにチーソーを卓に置き





『・・・ツモ。1,000・2,000。リー棒が出てるから・・・逆転、ですね』



・・・と、
清水健太郎のように呟く。





待ちが3個と1個では、確かに確率でいうと3倍引きにくい。

では、世間で上手いと言われている人は、

勝利の確率を高める手作りが上手いということなのか?



(福本マンガ風に)



そんな手順など、ちょっと上手い人なら知っていることであり、

ここで重要なのは”コイツ、出来るな”と、思わせてしまうことなのである。

不必要に意識させること、無意味に警戒させること、

コレで相手のリズムを崩すことが重要なのです。



先の例で言えば、確率どおりトップ目がアガった場合は、

黙って手を伏せればいいだけ。二位なんだから。

せっかく確率に逆らってアガリを手にしたのだから、

ここは一つインパクトを与えておきたいところ。



そう。麻雀はつまるところ、卓外のロマンのぶつかりあいが展開されるのです。

そんな麻雀が好きです。





長々と説明しましたが、では、パチスロは?というと、

ギャンブルのパチスロと、そうでないパチスロに別れます。



今日、終日行ったのは、ギャンブルじゃないパチスロ。



昨日も行った神田のパチスロ屋で、
ヌケル君と開店の待ち合わせの約束。

多分、時間通りにはこないだろうけど、

彼の到着までは有り金で食いつなぎたい。



そこで行ったのが苦肉の策で繰り出した『ギンギン丸』の攻略法・・・

なずけて
”古事記打法”



簡単にいうと、このギンギン丸という台は、
1231ゲームまでには

特性上、必ずといっていいほどボーナスが当たります。



そして連チャンする時はほとんど
94ゲーム以内にします。



1231ゲーム消化に費やす金額は4万円。

もし自分の台が94ゲームを通過し、

隣の台が600回転以上回っていたら・・・

・・・そう。

等価交換の店ならば、95ゲームでキッカリ両替し

1231ゲームに近い台に移るのが効果的なのです。

自分の体感的な損益分岐点は800回転以上なのですが、

そんなに都合よくそんな台が落ちているはずもないので

600回転で上等です(最悪4万円分遣うところを、最悪2万円ですむので)。



今日は、そんな攻略法を用いて台から台へ。8回も両替しました。

100〜500回転という薄いゾーンを人様に回して頂き、

おいしいところだけ頂戴するという
”古事記打法”



ネーミングの由来は
推して知るべき、であります。



そんな苦労の甲斐あってか、
1万円のプラスと相成りましたが、

それでも期待収支からすれば少ないほうです。



なんで毎日しないの?という意見もありそうですが

だってこんなこと毎日しててもツマンナイよ。

ロマンがないじゃん!10時間で1万円なら、仕事してた方がマシよ。



ということで

明日は
ロマンを追い求めて、据え置き狙い一発勝負のつもりです。

7万円までは突っ込むよ〜。





追伸



ついに
ヌケル君は現れませんでした。

家に帰って”約束”という言葉の意味を辞書で調べてしまいました。




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