本日は札幌へ出張である。
しかも、日帰りで。
札幌へ日帰り出張とあれば、当然交通機関は飛行機によるしかなく、
高校生の時、初めて飛行機に乗ったときは
さりとてなんとも思わなかったのだが、今となっては
何で飛ぶんだ?あんな鉄の塊が!
・・・などという気持ちが去来している。
本土においでの皆様はご存知であるように、
本日はあまり天候が宜しくなかった。
私が機内で心地よく眠りについていると、突如
どーん
という衝撃と共に機体が大きく揺れて、目が覚める。
なんだなんだ?
機内アナウンスが流れる。
「え〜、こちら機長でございます。
ただ今、大変厚い雲を通過中でありまして・・・
この程度では飛行になんら影響ございませんので、ご安心下さい」
とは言われても、
眠っていた人間にとってはものスゴイ衝撃である。
時おりかかる下落G。
もし機体が急降下したら、多分気が狂ってしまうのではないか?
そんなことを考えながら、またもや眠りについてしまう
そんな大仰な自分が愛しい。
眠りのまどろみの中で、ふとこんなことを考えていた。
よく、墜落中の機内で、家族に遺書をしたためる人間の話を聞くが
実際、落ちている機内で、そんな冷静な行動に出れるのは
そうとう太い人間なのだろう。尊敬に値する。
俺なら・・・
そうだな。
多分、墜落中、死を意識した瞬間に、スチュワーデスに
スケベさせてくれ!と懇願するのが関の山だろう。
こと女性がらみでは、大していいことなかった我が人生。
最後にこんなキレイな女性とお手合わせ願えれば、
まあ、それなりに諦めがつくかな。
隣にいる、坂下千里子に似たスッチーとなら、ね。フフフ・・・
・・・
ドッスーン!
二度目の目覚めは、飛行機着陸の時。
もうちょっと寝てる人に気を遣って着陸したらどうだ?
そんなこんなで、こんな路傍のクソ虫のようなオトコでも
少しは命が惜しい模様。
正味の話、飛行機に乗ってる際には少なからず気を遣うので、
「一日の業務のうち、大半が移動で昼寝かよ。いいなあ。」
という声も聞こえそうだが、実際のところは
結構、疲れている、というのも、偽わざる事実でもある。
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