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4月26日(土)


勝負をかけるつもりで用意しておいたパチスロ用の

財布の中の1万円札は当たり前のように底をつき

まだ頭上にお日様がいる時間帯にもかかわらず

駅の前のキャッシュディスペンサーに立ち寄る。



何度明細を見ても、同じ金額にて

つい2週間前の自分が見たら銀行に確認をとってしまうところだが

思い返せば、まったくの事実に違いないのである。

ああ。齢28歳のメインバンクの残高とは到底思えない。



あればあるだけ負けられる、という

パチスロにおいては逆の意味で珍しいツキの状態である。



調子の悪い時でも、何かしら当たってしまうものだが、

全く持って当たらない。

と思えば、きっちり
天井の直前ではREGが当たるので

投資スピードは考えられる範疇で最速である。



明細をくちゃくちゃっとして、機械の横のくず入れと書かれた箱に捨てる。



くず入れ、って書いてあったので、思わず
入ってしまおうかと思ったが

無駄に横に膨れたこの体が入るはずもなく

余分な脂肪がキロあたり2万円で売れるなら

今月の負けもチャラになるのになあ、と思ったりした。





何を弱気になってるんだ、俺。

人生は前向きに、テイクイットイージー。



なあに、お前の下ろした5万円。

今のお前なら
手数料のかからない時間

もう一度下ろしに来れるさ。オーライ?





土曜日は終日手数料がかかるのに気づいたのは

それから3時間後、再度ここに立ち寄った時のことである。



4月25日(金)


今年はどうも気前が宜しくないようだが、

それでもメーカーとかだと明日から1週間ほどの連休があるそうで、

言わずもがな、ゴールデンウィークである。



今月に入ってパチスロで負け続け早40万円の赤字を計上している私。

はっきりいって別の意味でのウィークなのだが(ウマいね)、

そんな日々を迎える、浮き足たつ週末の金曜日でさえも、

私は仙台に出張である。



今日は会社の飲み会だということで、仕事終了とともに新幹線に乗り込み

上野に降り立ったときに、吉幾三の心境でちょっと泣いてみた。



私の人生のサイクルは概ね



怒り → 挫折 → 僻み → 絶望 → 開き直り



という、何ら建設的でないバイオリズムで形成されているのだが

(喜怒哀楽の”喜”が抜けてる人生じゃねーかよ、おい)



最近は最悪のところで推移しているので、気分がすぐれない。



調子がいいのは唯一仕事だけだが

私の人生において、それが占める割合がかなり少ないのに加え

自営業者でもないのだから、収入が上がるわけでもない。



そんなこんなで、いつもは嗜む程度でしか酒は飲まないのだが

今日の飲み会ではいつになくへべれけになってしまった。



嗜む → 溺れる



って、多分こんなところからなんだろうなあ。



私が酒に溺れるならば、

飲む、打つ、買うの
三冠王になってしまうので、それは回避したい。



反省





あ〜あ。Kinki Kidsって輝いてるよなあ・・・



4月24日(木)


私たちの世代にとっての清水健太郎とは

思いつくところでは『雀鬼』や極道モノのVシネマの帝王、という

そんな線の太いイメージだと思うのだが、

やはりウチの母親ぐらいの世代のイメージだと歌手時代の

『失恋レストラン』のイメージなんだという。



『失恋レストラン』・・・



何だよそりゃ!と、腹を抱えて笑いながらツッコミたいところであるが、

悲しいかな遠からぬテーマではないので、笑いごとではない。



レストランでは、今まで様々なドラマが展開されたはずである。



恋人たちが愛を語りあったこともあるだろうし、

プロポーズをしたり、受けたりしたカップルもいるだろう。

当然、別れ話をした人もいるだろうし、

付き合う以前にフラれたヤツもいるだろう。



食卓で織り成す、数々の人間ドラマ。



ここで私の身に何が起こったかは、まあいいとして、

メニューを見ながら





小悪魔風SEXって気持ち良さそうだな)





シェフの気まぐれフェラって、どんなだろう)





なんて、いつもどおりの思考で現実逃避してるあたり

ま、
『風俗レストラン』があったら是非行ってみたいものである。





今晩は
人間の壊れる過程を皆様にお届けいたしました。







4月21日(月)〜23日(水)


「あの〜」


「なんだね?」


「獄門島に行くにはこの舟でよいのでしょうか?」





市川昆監督の
”獄門島”における冒頭、

金田一耕介と和尚のやりとりが脳裏にスパークする。



そうそう、こんな感じの始まりである。





笠岡諸島・・・岡山県に属する瀬戸内海に浮かぶ島々



今回の出張は、この笠岡諸島が舞台となる。

月火水の3日間が滞在期間である。



交通機関は汽船とフェリーオンリー。

経費というマネーパワーを持ってしても、

港の待合室で舟を待つことを余儀なくされ、

タバコついでに港で伸びをしながら島々を見つめると

日本一雨の少ない地域らしい、青々とした空と緑の島々のスクリーンに

あの飄々とした金田一が島に入る冒頭にシーンが映し出されるのである。





前々から探偵ものに目がない私にとって、

明智小五郎、金田一耕介、松田優作(探偵物語)には並々ならぬ執心があり

それゆえ、人生の一番大事なところで憧れだけで探偵業に就く、という

思わず人生ハーフスウィングしたあたりで、今の仕事にありついたわけだが、



やはり、
うずくのである。



事件が起こるのではないか、と。





現地についたらまず、仕事をそっちのけで

釣鐘風の張子を海面に探してみようか、という衝動にも駆られるのだが

しかし幸いにも禍々しい事件が起こるはずもなく、

それどころか、東京とは違うペースで流れる時間と

胡散臭いスーツ姿の私にさえも、通り過ぎる度に挨拶をしてくれる

人の良さそうな島の人々の穏やかさに触れ



(理屈抜きで長生き出来るな・・・)



などと、この島で生活する自分を想像してしまう次第である。





「これ、宿に戻ったら食べれ」



と、初対面のおばあさんから畑でとれたみかんを貰っているあたりの

そんな昼下がりの、穏やかなひと時。



その頃東京ではこんな出来事が起こっていたらしい・・・





私の祖母が、なり響く自宅の電話を出るなりいきなり若者の一声。



「もしもし・・・」



ばあちゃんか?一生のお願いがあるんだ!」



「・・・どうしたの?凡作かい?」



そうそう、俺凡作!一生のお願いだよ!」



「???何だい?」





歳の割には元気なウチのババアだが、残念ながら歳には勝てず

人間としての機能はだいぶ
滅失している。



若い男の声、という要素を、自分の孫の声、というところまで

絞り込むことのできない彼女の耳。それは典型的な部位である。





「どうしたんだい、凡作!」



「実は●●区の■■あたりで、事故起こしちゃってさ。

 どうしても金がいるんだよ。」



「! それでお前は大丈夫なのかい!」



「俺は大丈夫だけど、とにかく俺はこの場を離れられない。

 だから友だちを使いにやるから
金を渡してやってくれ!



「でもお前・・・今日から岡山に行くって言ってなかったかい?」



「・・・・・・とにかく大変なんだよ!頼むよ!」





さすがに猜疑心という人間の本能は残っていたようで





「あんた・・・凡作じゃないだろ?」



どーでもいいじゃねーかそんなこと。早く金を用意しろよ!」



「凡作なら誕生日を言ってみな」



「事故ってそれどころじゃないんだよ!」



「ホントに凡作なら言えるだろ?」



「・・・」



「ほれ、言ってみな」





ふざけんなババアババア、
ババア!」 ガチャン





年老いた祖母が
しょーもないサギに会おうとしている大都会

パチスロにマシーンのように金を突っ込む日々。

そのパチスロ屋の両替所が強盗に襲われる都市生活。

乗車率100%以下の状態で地下鉄に乗ることはなく、

エレベーターが止まればイライラするし

1分2分に追い立てられる毎日。

10分程度の余暇をコーヒー代という対価で購入し

モーターで発生する風しか感じることが出来ない。





人間の生活って、何?



何なの?





ばあさんからの報告の電話を切ったとき

夕暮れに燃える島々を眺めながら、ふとため息をついた。





それでも



(それでも私は、この島に住むことはない。)



どこか冷静に、脳みその一部が作動している。












この島には風俗はありません




4月20日(日)


今月のパチスロ収支のマイナスが30万円を超えたとなると

さすがに運気が悪いという騒ぎではなく、

毎日のように5万円以上負けだしたのは、

そう、あの札幌の夜からだから、

あのソープの女の子は、私にとって多分相性的には

下げ●●であったと言わざるを得ない。



さて、28歳も後半戦にさしかかるこの時期、

たかがパチスロの散財が月収をオーバーするならば

(俺の1ヶ月は何だったんだ・・・)

と、無駄に過ぎ去ることが壊滅的にもったいない。

願いとしては
、再度ソープに行って流れを変える、という

なんら根拠もない行為に回復の兆しを見出したいとこだが



残念ながら、
その資金がない状態である。



”貧乏人はいつまでたっても貧乏だ”



金持ちは義理で入っていた保険によって、

仮に家が火事になっても、それ以上の財を築くこともあるだろうが

貧乏人は保険にも入れず、搾取されるだけの人生を繰り返す。



ああ。なんて世の中なんだろう。



今度生まれ変わったら
金正日になりたい・・・(意味不明)




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