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5月31日(土)


今日は大学の同級生の結婚式であった。



大学時代はうんちゃらゼミという16名から成るゼミに属し、

男女8名ずつ、2名2名で4名のチームを組み、

4つのテーマからなる班を形成して研究する、という

言葉で書くと青春真っ只中なのだが、

そんなハムスターのようなグループであったにもかかわらず

私には全く色恋沙汰が発生しなかったばかりか

その4人のチームであるはずの班員から脱藩を命じられ



「〜班、With凡作」体制が続いたことは、今となっては自慢である。



班を追われたその理由は班での打ち合わせの前に、

風俗に行って
艶々した卵肌で参加したり

または吉野家で牛丼を食して待ち合わせに遅れて



「ハラペコじゃいい考えなんて出るわけねーじゃんよお!」



逆ギレをしたから、と

かつての班員はもっともらしい言い分をのたまってはいたが



多分、恐かったのだろう。
私の才能が。





さて、その16名のゼミ生のうち、半数は生涯の伴侶を見つけている。

私がもう半数に属しているのは当たり前のこことして

本日結婚した、その女の子の為に集まった、というのも当然

今日の後半はバンブー君の第一子誕生のお祝い会をやろう、と

そういう集まりでもあったのである。





人生のスピード、という点では、彼らに引けをとらず、

自分では猛々しく走ってきたつもりではあるが、

通過点、という意味では、かなり遅れをとっている。



その結婚式は、元、黒柳徹子の邸宅で、

料理はフレンチの鉄人のなんとかさんが作ってくれる、という

そんなハイソなところで行われた。

”触らないでください”とは書いてあったが、その昔

『ゴッドファーザー』の撮影に使われたという椅子も展示してあり



「俺が座らんで誰が座るんじゃあ」 という勢いで己の中で盛り上がるも

式は厳粛に進み、またキャビアだフォアグラなどの珍味に舌鼓を打ち

その式典は終わりを迎えようとしていた。



・・・



自分自身がかような状況になる、ということは

来年の2004年には30歳になろうとする今においても

まったく想像だに出来ない。

人一人の人生を受け止め、

また子供が出来ればさらに受け止める人生は増える。



私は、自分自身の頭上のハエも追えない。

私は、自分自身の尻も拭けない

私は・・・



共に20代を過ごしてきた仲間、

そんな彼らが人間としての重みを着実に増している中で

私という人間は、一体なんなのであろう。





式が終わって、外へ出た。

次の会の19:00まではかなり時間がある。





「次は新宿だろ?わかってるって、遅れないよ」



あの頃とは違うんだよ、ってちょっとおどけた顔をして、一行を離れた。



さりとて、することはない。

でも、ちょっと一人になりたかった。



(ほんとに、することはないのか?)



5月の最終日・・・なんだよ、することはあるじゃないか。



今月もまた、
パチスロの収支がマイナスである。

でも、せいぜい3万ちょっとのところまで持ってきたじゃないか。



スーツ姿で新宿のパチスロ屋に入り、くわえタバコでコインを入れる。

今頃、皆は恋人の話とか、仕事の話とか、

歳相応の話で盛り上がってるんだろう。



でも、私は一人でパチスロに向き合っている。

でも、それが私なのである。





で、
結局負けたわけだが、



でも、それが私なのである。










シックな式場内での私とズッキー君。

胸に銃を忍ばせたマフィアとその用心棒では、断じてない。

・・・ま、心と股間には銃を忍ばせてはいるがね





5月30日(金)


ダイエットを始めてから、まだ1週間ほどしか経っていないが、

順調に体重は落ち始め、86kg→82kgと、4kg弱の減となっている。



「わあ、どんなダイエット法なの?」



別に太ってもいない女の子は特に、ダイエットという言葉に敏感なのだが

敏感なのはクリトリスだけにしとけ!と、

罵詈雑言を繰り出しても仕方が無い。





特別にレクチャーしてあげよう。究極のダイエットと言える方法は・・・







喰わない





インシュリンの値が高かろうが低かろうが、喰わない。

GIの値が高かろうが低かろうが、喰わない。



腹が減ってなきゃ、喰わない。

腹が減っても、余計に喰わない。



実は空腹というレベルを超えた後に

初めておなかの無駄肉を消費し始めるわけで、

空腹時に根性を入れて少食でガマンしても

体が栄養を欲している以上、

その少ない栄養でも必要以上に摂取してしまう。



とにかく必要なのは、強靭な意志だけ。簡単な話だ。



気をつけなければならないのは、終始フラフラするので

地下鉄の線路に落ちないように、黄色い線の内側にキープすることだ。





この調子であれば私、結構なところまで体重が落ちるのは間違えないが

痩せたからといって、じゃあ女のコにもてるかというとそうではないこと



それは痩身だった時代においても

全く女のコが寄ってこなかった事実を鑑みるに、判りきった事実ではある。



うん。単なる意地の世界よ。
漢らし〜



5月29日(木)


時は2003年を迎えてはいるが、

鉄腕アトムやドラえもんの世界感が予想した時代には到っていない。



今だタイムマシンは開発されていないし、

タケコプターですらまだである。



北斗の拳でいうところの”199X年”というのは数年前に過ぎ去っているし

一番近いのはキューブリックの”時計仕掛けのオレンジ”の予想だろうか?





意外に未来を予想するのは難しいようで、

とりわけ移動手段(飛行機、電車等)は、一世紀も前に発明されたものの

発展的な進化に留まっているような気がする。



逆にそれら漫画よりも飛躍的に進化を遂げているのが通信手段とか

まあ、いわく”デジタル”の世界である。

ドラえもんの世界であれば、マンガ屋までドコでもドア、だろうが、

現世界では、インターネットで決済してポン、である。



だからこれから未来を予想するのであれば、

ドコでもドアとかタケコプターよりはむしろ現在の沿線上の

例えばご家庭で10Gbps通信とか、

AIBO(バター犬Ver)をソニーが開発。

性犯罪抑止の為のリアルタイプ南極RZ−28号、とかが適当だろう。





・・・



ふとドラえもんを思い出したのが今日の話。



職場でなにやら楽しそうな話をしているのが
ヌケル君翼くん

週末はどこぞでアウトドアに興じようと、そういう算段らしい。

そこでもう少し煮詰めてから、この私に話を持ってくるつもりか?

時折聞こえる”シーカヤック”だの”ラフティング”って単語が

私の想像をを晴天の下の自然にいざなう。



ところが、だ。

こともあろうに私がそばにいるにもかかわらず

その会談はどうやら終了した模様。

今か今かと待ち焦がれたそのお誘いではあったが

彼らの計画には私は必要ではないようである。



(あ〜あ)



ここで「♪私も入れて」と言えるような屈託のない性格なら

これまでの人生の中で、付き合った女性がいてもおかしくはなく

それが出来ないからこそ、路傍の石のような青春を送っているのである。



(まるでのび太だね、俺)



スネ夫が別荘に招待する際には、ウチは3人までだから、と

ジャイアンと静ちゃんだけを誘って繰り出す様が浮かんだ。



そうしてのび太は、自宅であやとりに興じるのである。



(俺はさしづめ、パチスロだな)



それはそれでいい。半分開きなおったその時





翼くん 「凡作〜。●●の週末、暇か〜?





(きたっつ!)



「暇ですっつ!」 恥ずかしながら、声がうわずっていた。

やっぱり声をかけてくださったのね。





翼くん 「じゃ、俺の代わりに日曜出勤してくんね〜かなあ」





・・・は?



翼くん 「いや、日曜に仕事が入ったンだけど、俺、出れねーんだわ」



・・・



翼くん 「じゃ、頼むわ」





あの〜、と声をかけると怪訝そうな翼くん。





凡作 「なにやら先ほど、ラフティングがどうしたという話を・・・」





翼くん 「ああ、アレね。お前は無理だよ。
沈むから





・・・



ええ。その日曜日はあやとりでもパチスロでもなく、仕事です。





なあ、ドラえもん。

意外にこの世の中、君の世界よりは進んでいないけど、





イジメの質は確実に進化している



5月28日(水)


感想戦、というのは何も将棋の世界に限った話ではなく

私のカテゴリーである”風俗”という分野においても当然、存在する。



「今日初めて、巨乳と呼んでもいいコが出てきたよ」



概ね我々の”感想戦”は帰り際の車中で行われることが多いのだが

今までの体験の中で、巨乳豊乳の類はなかった、と語る友人は

そこでそんなことを言い出したわけである。

(ちなみに、今までの最高はCカップであったという)





「へえ、なるほど」 と相槌を打ってみたものだが、

さらに彼はこう繋げるわけである。





「いや、職場にかなりムチムチな女の子がいるんだけどさあ、

彼女とエッチしたら、多分こんな感じだろう、って思ったね」





さて。そういうことなのである。



日々この日記を読む諸氏においては、この私

たぎる欲求をガマンできない意志薄弱な男とお思いだろうが

(まあその通りなのだが)

実は欲求解消、という意味だけではなく、

如実に
想像力というスキルを重ねている、という面もある。



こと私における
延べ数百人を相手にするというキャリアの中では

10代後半から30代(場合によっては
60代の時もあった)の女性の

服を着ている姿と、着ていない姿、両方を見てきたわけであり、

痩せた女の子もいれば、ぽっちゃりした女の子もいたわけで

大体服を脱いだ後のフォルムは、想像できるわけである。



これまでのキャリアを重ねると、大抵

(ああ、乳輪が大きそうだな) とか

(陰毛の形はひし形だな) とかビックリするほどよく当たる。

ある程度女性の育ち方も、類型化できるというわけだ。



それが何の役に立つ?という人もいるだろう。

そのスキルを磨くのに、何百万もかけてんだオメーは、と。



君たちはここまで言っても分からないのかぁ・・・



想像力というスキル。

ここまで高めれば日本にお住まいの6,000万人の女性



すべてがズリネタである。





今私が目を閉じれば



藤原紀香の陰毛の形も

矢田亜希子の乳首の色も

鈴木京香のおっぱいの形も



すべてが手に取るようにわかる、と、そういうことである。

まさにヘブン。天国。



所詮、顔の造詣といったら、頭骸骨を包む肉と皮膚に過ぎない。

肉付きとか(乳首の色・形とか)は、大抵想像できるものである。



仮に今まで10人の女性と付き合ったとして

10人の女性の裸を見ていたとしても、この境地には達し得ない。



仮に百人の女性と付き合ったことがあるとしても

その大部分が自分のタイプであろうことを考えると

それも広く類型化できるほどのサンプルが収集できるとは思えない。



そこ行くと風俗は素晴らしい。

何せそのカーテンが開くまで、どんな女性が出てくるか分からない。





カーテンが開いた瞬間に

思わず
田舎のお婆ちゃんを思い出したりすることがあるが



素人相手では到底体験できない事象であろう。



だから、そういうことなのである。

一時の感情にまかせて風俗に行っているわけではないので

その点、誤解のないようにして頂きたい。





「そこまでのレベルに到ってもまだ通うのは何故?」

もっともな意見である。



その疑問に答えよう。それは簡単である。





ピントを合わせる作業。これである。

(なんだかカッコいいことを言ってしまったね俺)



恒久的に風俗に行くことによって、より想像力の精度を増す

この反復活動が意外に重要なことを最後にお伝えして

今日のレクチャーを終了したいと思う。





「ええ〜ホントかなあ?いつもの口からでまかせ?」



そうお思いの女性の方々。私は逃げも隠れもしない。

貴女方の疑惑を拭うために、まず貴女の全形の写真を送って欲しい。



私はピシャリと貴女の特徴を言い当てて見せよう。



しかし、答え合わせの為に

おっぱいとアソコの写真の添付もお忘れなく。



(結局、これが言いたかった)



5月27日(火)


名古屋
に行ってみたりなんかして。

相変わらず仕事で、なんですけども。



4月の異動で名古屋に行ってしまった職場の上司がいたりして

「いやあ、今日名古屋に来てるんですよ」 なんて電話したら喜んで。

ええ。男にはモテるんですよ私。



「じゃ、ちょっと案内してやるよ」 なんて張り切っていただいちゃって、

名古屋の駅まで、車で迎えに来てくれちゃったりして。



実際、車は嬉しかったですね。

前にも書いたけど、
強制ダイエット週間と銘打って

ほとんど
絶食状態ですから、体力はなるたけ消耗しない方向。

助かりました、ありがとうございますの世界。



「じゃ、飯でもいこうか?」

なんて気を遣ってくれるから、こちらも気が楽。

だって、ダイエット中なら、そんなに食べられず

奢ってくれる人の負担もかるいからね。

あんまり遠慮しなくて済みそうだし。





「じゃあな、名古屋の名物のうどん屋に連れてってやるからな」



お願いしますよ。わあ、名物のうどんって、楽しみだなあ。

美味いけどカロリー控えめな名古屋コーチンが入ってたりして。





店に着きましたね。え?何だか大胆な感じの店だなあ・・・





「さあ、喰え!」







あの・・・



この
5人前の分量と思われるこれをですか?



名物って・・・
量ですか?





「お前は
太ってるんだから、遠慮せずに喰え!」



だから、痩せたいんですけど・・・





私がどう手をつけていくのか、

楽しそうにつぶらな瞳で私を見つめる氏を見て

期待に沿えるよう、すべてを胃に納めたその瞬間。



ここ数日の努力がすべて水泡に帰したことを知った。





ええ。私の人生、これの繰り返しでございます。



5月26日(月)


『恋とか愛とか・・・クソ喰らえなんじゃあ!』




唐突にそんな言葉を放って、思わず私も
濡れてしまった

その名を
『バンブー君』というのだが、



そんな彼も一児の父になったとさ。





めでたし、めでたし





漢から夫へ、夫から父親へ

何だか感動してしまうよ。

なんかさ、人生って感じじゃない。成長、っていうか、さ。



俺なんか幼稚園から大学生、で、終了だもの。

俺ぐらいの歳だとさ、社会に出てもさ、

もう主任とか、課長代理ってヤツもいるわけさ。

そこ行くと俺なんかは

月給取り → 時給取り の逆出世じゃない。



もっとも月給の時もさあ、群馬に転勤って境遇に納得いってなくて

住民票移してなかったもんね。



だから、
選挙権なかったの。地方選とかだと。

学生時代からすら退化してたわけよ。



今なんかもっと退化しとるからね。



今行きたいとこ、知りたい?



ハイキングとか、ディズニー・シーよ。

それで初めて出来た彼女が

から揚げかなんかの入ってる弁当かなんかを持ってきて

「今日早起きして作ったの」 なんとか言っちゃって



・・・なんか俺、本当に中学生と話が合いそうだよね。



ま、どうでもいいけど



目指すところは
小林一茶である





とは言っても、妻帯者や子持ちも躊躇することはない。

学生や社会人、子供やオッサン、スポーツマンもオタクも

立場や年齢なぞ関係がない

男に生まれた以上、目指す高みが”漢”なのだ。



さあ、また共に”漢”目指していこうぜ、みんな!





っていいつつ、あんまり最近パチスロで負けてるからって

今日、3,000円の勝ちでコイン流したりしてんだよなあ、俺。



嗚呼。まだまだ小さいよ、俺は




5月25日(日)


『マトリックス・リローデッド』
 観て参りましたよ、今日。

先々行オールナイト、ってヤツですわ。ええ、なんか通っぽいでしょ。



だから一般の皆様は(何様だ俺?)来週あたりから観ると思うので

ツッコミどころ満載のこの映画をネタに出来ないのはツラいところ。



一言だけ言うと、
哲学チックなジャッキー映画。

凄いぞ、時代がジャッキーに少しだけ追いついた!

ジャッキー映画好きは必ず見に行こう。

そうで無い人は、デートの口実で見に行こう!

彼女もいなく、ジャッキーに興味のない人は

気が向いたら見に行こう!





なんつーか、さあ。

ジャッキー映画に無理やり”愛”って要素を盛り込んでるのね。





・・・そんなに偉いのか愛って?



わかんね。わからせたいと思ったら



ためしにくれてみ?




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