情操教育という言葉がある。
それとはちょっと意味が違うが、私は本日の仙台出張において
仙台のホテルのデラックスルームという、業務には全く必要ない
そんな高給な部屋をリザーブしてみるのだ。
前に大阪の出張に行ったときも、大阪ヒルトンに泊まってみたり、と
たまにこんな行動に出ることがある。何故か?
ま、会社が往復の交通費を出してくれるので、ちょっと奮発しても
いつものようにビジネスの狭い部屋ではなく、せっかくだから
無意味に高給な部屋に泊まってみる、というのも少なからず
自分の経験として役に立つと思っているからである。
思えば幼少の頃から、ナイフとフォーク食べる食事は
ナイフとフォークで食べれるように意識していたし、
それこそ絵画やオーケストラに至るまで、興味を持とうとしていた
そんないけ好かない子供であったような気がする。
好き嫌いはあるが、それでもキャビア、フォアグラ、トリュフ、
ふぐ、すっぽんなども、早いうちに食べようとして食べたし、
機会がないから食べたことがない、と、言わないように努力した。
色々な経験が、自分の人生を豊かにする、と信じてやまないからだ。
とりあえず色々な経験や、色々な知識を持っておいた方がいいと思った。
物心ついた頃には深川警察の少年課で拇印捺印を強要されたこともあり
探偵時代にはヤクザの方に軟禁されたこともある。
学生時代には法学をとり、宅建という実務的な資格を取得しつつも
ゼミは憲法という、実社会向きでない分野を選択したりした。
第2外国語は使用頻度の非常に低いと思われるフランス語をとり
その頃バイトは電気技師、セメントこね、ガラスの取りつけだった。
そのくせ全く学生時代の経験を全く生かせない
証券会社という経済・金融関係の分野に就職し、
その会社を辞めると探偵という興味津々の職に就き
今では通信会社で時給生活をしているわけである。
思うに、好奇心旺盛というか、何事も経験というスタンスのまま
(何の人生計画もないなと言われれて返す言葉もないが)今に至っている。
パソコンを買ってネットサーフィンでもしてみるか、とネットに接続して
単なる小市民が全世界に情報を発信しているのをみて、とりあえず、と
これもこのHPを立ち上げた理由の一つでもある。
29歳という年齢を考えると、あれこれ試す時期、というのは
本当はとうに過ぎ去っているべきなのかも知れない。
ある程度の経験を積んだ上で、自分の進むべき道を既に決定してるという
そんな年齢に達しているのかも知れない。
でも、貧乏性なのか、この私は、今もあらゆることに興味があり、
またそれをすることがこれからの人生に大きな糧となるだろうと
今でもまだ信じているのである。
とまあ、素人女性とデートもしたこともない男が
こんなことをのたまっていること自体、汗顔の至りである。
ねえ。彼女とピクニックとか行くって、どんなんですかね?
お手手つないで。いや〜楽しそうだなあ。
すいませんね。経験がないもんで。
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