何を隠そう、私はハードボイルド。
「昨日?そんな昔のことは覚えていないね」と言ってみたい年頃なので
正直なところ、現在(12月7日)において昨日のつもりで名古屋の出張、
そんな大昔なものを書けるはずもないさ。フッ。
ま、前の日付で「明日は名古屋の話」って言っておいて大昔の話なんて
皆様から「じゃあ、毎日更新しろよ!」というお叱りの言葉もありそうだが
ま、ここは一つ聞いて欲しい。
例えばウチの近くには6枚交換のホールが3件あって、
そのすべてに『北斗の拳』が導入されている。
いかに設定不問の爆発力とて、バスに乗り錦糸町の等価交換の店に行き
”全台設定1祭り”でワッショイ!と、有り金をはたくほどお金持ちでも
歌舞伎者(漢字は違うが)でもないのであり、6枚は6枚交換とて
比較的高設定が期待できるとあらば、それはそれである。
くどいようだが現在12月7日。今日は日曜日であって、
日頃の疲れからか起床したのは午後2時である。
(イカンっつ!)と布団を蹴るように起きだしたのはいいが
何せ超人気台の北斗くんゆえ、着席できたとしても残りカス台であろう。
(これが固定概念、その1)
とるものもとらず、3件が密集する方へ駆け出し、まず
”設定1はつかいません”と謳うホールへ到着。当然空き台なし。
続いて、何もアナウンスはないものの、日々良好な出玉のホールも
当然のように空き台なし。日曜日だというのに、いつも見るメンバーである。
3件中、ちょっとパワーがないT店に到着し、ま、空き台はないのだが
ここでちょっと待って見ることにする。というのもお金に目ざとい地元の
若者どもは、それこそ私のようにその店が”パワーがない”ことを
重々承知しており、着席している面々は”一見さん”の雰囲気満々である。
(そう。他の2店の常連さんは座ったら13時間はどかないのだ)
すぐに空き台がでるだろう、と、そうふんだわけである。
パワーがない、といっても私にとっては一番付き合いが長いホールであり
古くは私が幼稚園生の頃、ウチのバアさんが羽モノを打ち止めすると
電話をかけてきて、やれ缶詰やらおもちゃやらの景品を取ってくれたり
高校生ぐらいの時分には、1,000円ほどのお金を握り締め
”ドッカン島”なる羽モノでお小遣い稼ぎに勤しんだ、というホールである。
よくよく見ればそれほど低い設定とは思えないのだが、前出、
粘る客がつかない、というところで出玉感に乏しい。だから粘る客がいない。
そんなデフレスパイラルに陥りそうなホールと化している。
待っている間、壁の”先日の出玉ランキング”なるものを見ると
1位 7,800枚(設定3)、2位 6,000枚(設定3)
…6位 3,800枚(設定6)、と
(おいおい本当に6なんて入ってるのかよ?)と猜疑心の一つも沸いてくるが
微妙にリアルな数字ゆえ、もしかしたら入れてるのかも知れないね。
と、やっと1台空いて、とりあえず着席。
頭上のカウンターを見上げると、JAC回数11回。
他の台は軒並み30回は出てるから(わあ、ダメだな)と思い込む。
(固定概念 その2)
2,000円でボーナスを引くもこれは自分の運の強さと判断。
そのコインが飲まれるあたりで他の台に移動した次第である。
が、次の瞬間、その台にいとうせいこう似のお兄さんが着席したかと思うと
3,000円程度でBB。それが終わって100ゲーム以内にBB。
30ゲーム以内にBB。250程度で”北斗”。終わって120ゲーム程度でBB。
…やば、もろに”6”の挙動である。
ヒキが弱いのか、せいこうさんは北斗で3連で終わって首を傾げながら
長い連チャンを引かないのでご立腹そうだが、いやいや、それでも2箱一気。
一気にカウンターの数は30、40を超えて、50に届きそうになっている。
その様を他の台で眺めながら、
(チッ、10万円捨てた気分だぜ・・・)と、ハードボイルドに思ってみたものだが
その後、気分ではなく、本当に自分が10万円負けることになるとは
露ほども思わなかったぜベイベー。
自分の捨てた台が淡々と出玉を伸ばしている様子を見ながら、
私は淡々と福澤氏を大量虐殺。気づけば10万・・・
な。
こんな毎日で、日記の更新なんて出来ます?
こんな調子で勝ったり負けたりと、まさしく強敵(とも)との戦いに明け暮れる、
いわば修行中の身である故、12月のクリスマス前というのに、凡作、
ちょっと忙しぎみであります。
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