かの黒澤明監督に「あなたの代表作は？」と尋ねると



私の代表作は次回作です、と答えたということである。





私もいつかは「あなたの一番良かった彼女は？」と尋ねられ



「次に付き合う彼女です」と答えられるような漢になりたいものだが



私の人生をいくら紐解いても紐解いても過去に付き合った彼女はいなく

森山直太郎よろしく　♪ただあなたに会いたくて〜と

頭の中でリフレインするも、夏の終わりどころか今年も終わり。





２００３年の大晦日、いかがお過ごしでしょうか？凡作です。



私、と言えば、今年も色々あったなあ、と感慨深く思っているところ。




でも

別に起こらなくとも良かったことばっかだなあ、とも思ってるところ。





「あなたの一番素敵だった年は？」









ええ、もちろん来年ですよハハハ



来年もよろしく。

おい、そこの君。

君はこの私、松田凡作のことを

純度１２０％の社会不適合者のレッテルを貼り付けてやいないだろうか？



ちょっと待て君。確かに彼女いない暦２９年という履歴と

日々この日記に書かれている内容を鑑みるに、君たちの分析は

あながち見当はずれとも言いがたいかも知れないが、こう見えて私、

意外な常識人である。というより、大した社交性も持ち合わせている。





実のところ、２６日の金曜日の仕事納めからの３日間、まあ、そのすべてを

パチスロに費やしたのは本当の話であるのだが（実働３２時間）、

今日の３０日は金融業界においての仕事納めであり、以前の同僚から



「３０日は（会社の人たちと）麻雀やるけど来ないか？」



というお誘いを受け、二つ返事でOKした次第である。





この元同僚、というのはいわゆる”漢”の一人であるわけだが、

それでも銀行系の証券会社に転職を果たし、法人相手に仕事をしている

そんな男である。その会社の人たちといえば当然金融業界のビジネスマン。



大納会を終えて、スーツ姿で現れるのは明白であり、

今年の相場を振り返り、来年の市場について予想したりしてるはず。





「来年あたりはデフレに歯止めがかかりそうですな」なんて会話の中で





いやあ、今年は時給も上がりましてねえ

なんて話をしそうな国民健康保険加入者がいていいはずもない。





が





俺を誰だと思っているんだ。凡作さまだ。



俺だってその気になれば社会に適合できることだって出来るんだよっつ！

･･･ってところも見せつけてみようと思う。ああ、俺はそれが出来るんだよ。





会場は丸の内の雀荘である。

（おいおい…マジかよ）高田馬場あたりの雀荘を予想していたわけで

のっけから読み違えである。ああ、でも大丈夫だ。



しばらくすると、面子が集まる。

ロマンスグレーの部長がいたり、英語が喋れそうな帰国子女がいたり

２卓たったうちの隣の卓では日頃はブリブリに仕事をこなしそうな

そんな壮健なスーツを脱いだシャツ姿のビジネスマンの姿が。



そして、年末の挨拶をつつがなく終え、じゃらじゃらと試合が開始。





「凡作さんは、いつもどんなお仕事をされてるんですか？」



「ええ、通信関係の仕事をしております。」



「金融から通信に移られて、どんな感じですか？」



「全く畑違いの業種ですが、まあ、私には合っているようです」



「ほう」



「現状の金融業界はフィービジネスですから、前提として数的管理の

　マネージメントの元で業務をしてましたが、私の場合はどちらかというと

　設備産業として莫大な赤字からスタートする性質の通信業界の、

　なんていいますかプロセス、つまり事業計画が重要な業界、そんな

　業界が肌にあっていたみたいです。」





とまあ、いつもやっている業務とは全く関係のない説明で

軽くお茶を濁してみる。どうだ？さすがにさすがだね。





「なるほど、そうですか。ところで…」



「何でしょう？」







「いつもホームページ、楽しく拝見してます。」





…





…さて





そろそろ帰ってよろしいでしょうか？





なあ●●･･･　HPを宣伝してくれるのは嬉しいけど、

ちょっと俺、このHPの読者が増えることって嬉しいながらも

己の恥をグローバル配信してる気がして、ほんのり恥ずかしいぞ。



（といいつつも、お相手してくださった皆様、大変ありがとうございました。

　プラス数千円、という、社会人要素たっぷりの接待麻雀に徹しさせて

　頂きました（嘘ですが）。楽しかったです。懲りずにまたお願いします）

本来であれば、イブも過ぎ去り、気分も上々な２５日の今日。

実のところ、私は非常に不機嫌である。



昨日の企画（結果的には失敗であったが）の際にちょろっと書いたが

１２月の２２日から今日の朝まで、メールが不調であった。



その現象は結局のところ、契約ご本人さまの私がログインできず

メールの発信も受信もできない、という状態であった。



PCのみならいざ知らず、PDAからも何の設定の変更もなしに

同様にログイン不能であるというメッセージ。

これはおかしい、と今日の午前中にプロバイダのヘルプデスクに電話をする。





「パスワードを変更されておりますね」





…ん？

如何に記憶力の乏しい私でも、この２〜３日の間にパスワードの変更を

したとすれば、さすがに覚えていようものだし、かといって

ウチの家族がパソコンを駆使できるはずもない。

ウチのババアなどは便所の水の流しかたも知らないぐらいだ。





とりあえず、私が設定している当初のパスワードに戻してもらい

そしたら何の設定変更もなく、メールの送受信は出来たのであるが…





まあ出るわ出るわの物騒なメールの数々。





やれネットオークションで落札した金額２５万を振り込みました、とか

やれ詐欺だぞ連絡よこせ、だとか

やれ警察も既に動いています家族のためにも連絡を、とか





どー考えても推知するに

不正にパスワードを変更して、ネットオークションの連絡先になりすまし

悪事を働いたとしか思えないのである。わ、怖い。





【考察】



�@一番クサいと思っているのは、プロバイダのサーバなどに不正アクセスし

パスワードを変更の上、なりすましをした。



　→この場合は大手と呼ばれるプロバイダのセキュリティを疑いますな



�A常時接続している私のパソコンに進入し、パスワードとIDを盗んだ。



　→出来るのか、そんなこと？ま、出来ないことはないかも知れないが。

　　そういえば、パソコン買った時についてたノートンの無料期間の

　　３ヶ月が経過し、”これ以上の利用は有料です”なんて出たけど、

　　それを無視した直後の出来事だもんなあ。セコイぞ、ソフト会社！



�B私の身近な人間が、パスワードを何かの手段で入手して行った。



　→その気になれば、自分でもどこに書いておいてあるかわからない

　　　メモなどから割り出して、やる事は可能かもしれない。

　　　しかし振込み先銀行などからも足が尽くし、そもそも私の周りには

　　　そんな人間なぞいないのである。





ま、少なくとも、何らかの犯罪行為が行われたことは確かである。



本当にかわいそうなのは、お金をだまし取られた被害者の方であるが、

私だって、不機嫌にもなろうというものである。





なぜなら、時は２３日〜２４日の間の私宛のメール、



思うに「私と付き合ってください」とか



「寂しいの…抱いて！」



の類のメールが１００通近く来ていたはずなのに、

それがすべて悪意の第３者（犯罪者）が受けたことになるわけである。





おかげで、昨日のクリスマスイブは、

枕を涙でぬらして孤独に過ごした次第である。



（冗談はさておき、この話は事実にて、この期間にメールを下さった方

　私には届いておりません。またこのようなことには慣れておりませんので

　いい知恵のある方はご指導をお願いいたします）

（♪そして、時は流れて）



１０日分ぐらいの日記をすっ飛ばして登場です。

松田凡作でございます。



本日は何の日だか、ご存知ですか？

ご存知でない方のために、教えてあげましょう。







クリスマスだよバカヤロー





私、今日は仕事でした

私、パチスロ屋に行ったらいつも満席の『北斗』に空き台が目立ちました

私、今日はパチスロで３万円ほど勝ちました

私、そのおかげで今月の負けが５０万円を切りました

私、家に帰って部屋の掃除をしました

私、笑っていいともを見て笑ってました

私、毎年恒例の『明石屋サンタ』を涙目で見ています

私、明日は京都へ出張です





･･･



いつもどおりの日常を更新する

いつもどおりのクリスマス



受かるはずのない試験が終わった日のように

まったくもって達成感はないけれど、なぜか気分は穏やかです。



明日からは頑張ります。

何せ来年のクリスマスまで、３６４日もあるのですから。



いつの日か、誰かに抱かれて次の日を迎えるそんな日を

その夢を見るために、今日はお休みなさい。



（追伸）

今回の”双方向型更新”というクリスマス企画はかなり無理があった？

オジサン、素直に反省です。