2004年、7月。
パチスロにおける新基準(規制)が行われる予定である。
概ね@ストック機の撤廃、AAT機の見直し BBIG獲得枚数480枚以下
C打ち込み試験の厳格化(短期での出玉率の制限)などが挙げられる。
これで私の大好きな【北斗の拳】や【吉宗】のような台とはオサラバだ。
パチスロとはお上の規制とは、切っても切れない間柄である。
以前の会社の、どうにも馬の合わなかった上司の言葉であるが、
唯一、(なるほどなあ)と思った言葉がある。
「消費者金融とパチンコ銘柄は買うな!」
事実、私が証券外務員をしている時は、これらの銘柄は鰻のぼりの上昇。
しかし、それらの業界の持つ反社会性と、国家による締め付けによって
どうにでもなってしまう危険性を内包している、ということである。
例えばソニーやら松下やらが爆発的なヒット商品を開発し、
これにより業績を伸ばしたとしても、お上が「今度から出すなよ!」と
釘をさすはずもない。しかし、パチスロ業界ではそれが起こっているのだ。
一撃で10,000枚も出てしまうような爆裂機…これがまず人気を集め
そして市場から(公権力を持って)駆逐された。
理由は”射幸心を煽るから”。
確かに20万円分のコインが見込めるからその分の金額をツッコめるのだが
かといって上限を削ったって、投資金額を絞れなければ負けが増えるだけ。
事実、爆裂機と言われるものが駆逐されてからというもの
私の収支は下降の一方。というより、遣う金額が一緒で、出るときが少ない。
出玉の瞬発力を削っただけの新基準機の弊害、と言えるだろう。
多分、保通協(お上)の職員は、どこぞの名の通った大学での
まったく世間知らずのお坊ちゃまに違いない。発想がダメダメである。
まあ朝も早くから開店待ちに徒党を組んで、その貴重な若い労働力を
いたずらに浪費して口に糊する若者には本当に酷な時代になるが
私も現在のほとんど病気とも言えるパチスロとの付き合い方、
それを見直すいい機会になるのかも知れない。
だからちょっと、規制、というものを肯定的に捕らえてみることにする。
規制、というか、罰則がついている決まり事って事の効果はどんなものか?
例えば、そんながんじがらめの規制がなかったら、どうなるのか?
コインの交換率が変動制だったら、我々は安心して金を突っ込めるのか?
確かに規制がキツ過ぎると、結局は”裏モノ”と呼ばれる違法機が蔓延るが
今、安心して(?)金を突っ込めるのは、店ごとにカスタムメイドの仕様でなく
キチンと審査を経由しているマトモなパチスロ機、という裏づけがあるから。
もしそうでなかったら、今日の”北斗の拳”のように
1500ゲームの間に約80分の1のチェリーを1500ゲーム以上引かず
1600ゲームを過ぎたあたりで2枚チェリーが1ゲームで3連してBB。
「遠隔じゃあああああああっつ!」
と、BB2連で終わったその台を蹴飛ばしているところである。
まあ言うなれば、嫌がらせと称して店の前でウンコをしなくて済んだのは
考えてみれば規制、というものがあったからなのかも知れない・・・
|