まったくの仕事中に、ジョージ兄貴から電話があって、
何でも昼休みになったら、私の持っているのと同じ、
ソニーのクリエ(TH−55)を買いたいから付き合って、という話である。
漢メンバーでいうと、私と翼くんは既に所有しており、
転職を機に、兄貴もデジタル・サラリーマンを目指すそうだ。
まあ、一言言わせてもらえばPDAなんてものは、
単に方向性の違った大人のおもちゃであり、それがなかったからといって
人並み以上に効率的な仕事はできるものである。
要は本人のスキル。
しかしながら購入のために商品を吟味し、
そして使用するために色々な情報やテクニックを収集することによって
いわばITを身近にできる、というか、何かと重宝がられるIT系の知識を
遊びながらにして身につけることが出来る、という利点もある。
営団地下鉄(これを書いている日には東京メトロ)の日比谷で待ち合わせ、
そのまま秋葉原へ行く段取りである。
腰の痛みが引かず、まだ万全とは言えない体をいたわるために
少しでも軽量化を図ろうと、朝読みかけの「少年マガジン」を完読して、
そのままポイしてしまおうと、読んでいない部分を読み始めると、
兄貴「お前、見るからにダメ★サラリーマンだなあ」
地下鉄で少年マンガを読んでいる姿を見て、そういうわけである。
私から言わせれば、マンガというのは想像力を掻き立て、
色々な知識を吸収できるアイテムなのである。
朝の満員電車の中で、したり顔で日経新聞を広げて、出社後に
「なあ、●●銀行の合併についてどう思う?」などと話してそうな
そんな軽薄な人間に、このようなHPの更新が出来るだろうか?
ダメサラリーマン、結構。そもそも私はサラリーマンでもない。
一介のスーパー・フリーランス・フリーターである。
そんな風に卑下しながらも、その30分後である。
先輩のPDA購入に付き合いに行っただけのはずなのに、
なぜか手元にはエロDVDが5本あって、
何故にこんなものを買ってしまうのか、買うのを我慢できないのか、と。
いや、秋葉原って危険な街ですね。っつーか
社会人としてダメな以前に
人間としてダメだな、俺。
彼女が出来ないのではなくて、彼女を作ってはいけない人物であること。
そんなことに気づきつつも、今はそれより
5本中の3本を占める小泉キラリのアヘ顔を見ることに胸を膨らませる
そんな29歳最後の春なのであった。まる。
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