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3月20日(土)


まったくの仕事中に、
ジョージ兄貴から電話があって、

何でも昼休みになったら、私の持っているのと同じ、

ソニーのクリエ(TH−55)を買いたいから付き合って、という話である。



漢メンバーでいうと、私と翼くんは既に所有しており、

転職を機に、兄貴もデジタル・サラリーマンを目指すそうだ。



まあ、一言言わせてもらえばPDAなんてものは、

単に方向性の違った大人のおもちゃであり、それがなかったからといって

人並み以上に効率的な仕事はできるものである。

要は本人のスキル。



しかしながら購入のために商品を吟味し、

そして使用するために色々な情報やテクニックを収集することによって

いわばITを身近にできる、というか、何かと重宝がられるIT系の知識を

遊びながらにして身につけることが出来る、という利点もある。





営団地下鉄(これを書いている日には東京メトロ)の日比谷で待ち合わせ、

そのまま秋葉原へ行く段取りである。



腰の痛みが引かず、まだ万全とは言えない体をいたわるために

少しでも軽量化を図ろうと、朝読みかけの「少年マガジン」を完読して、

そのままポイしてしまおうと、読んでいない部分を読み始めると、





兄貴
「お前、見るからにダメ★サラリーマンだなあ」





地下鉄で少年マンガを読んでいる姿を見て、そういうわけである。



私から言わせれば、マンガというのは想像力を掻き立て、

色々な知識を吸収できるアイテムなのである。

朝の満員電車の中で、したり顔で日経新聞を広げて、出社後に

「なあ、●●銀行の合併についてどう思う?」などと話してそうな

そんな軽薄な人間に、このようなHPの更新が出来るだろうか?



ダメサラリーマン、結構。そもそも私はサラリーマンでもない。



一介のスーパー・フリーランス・フリーターである。





そんな風に卑下しながらも、その30分後である。





先輩のPDA購入に付き合いに行っただけのはずなのに、

なぜか手元には
エロDVDが5本あって、

何故にこんなものを買ってしまうのか、買うのを我慢できないのか、と。

いや、秋葉原って危険な街ですね。っつーか





社会人としてダメな以前に





人間としてダメだな、俺。





彼女が出来ないのではなくて、彼女を作ってはいけない人物であること。

そんなことに気づきつつも、今はそれより



5本中の3本を占める
小泉キラリのアヘ顔を見ることに胸を膨らませる

そんな29歳最後の春なのであった。まる。



3月19日(金)


結構な日数分、日記が溜まってしまったので、

更新する日は2日分ずつ更新してみようと思っている凡作さんです。



しかしながら、そういう目標を立てると、2日にいっぺんしか更新をしない

そんな非建設的な人間でもある凡作さんです。こんばんわ。



さて、パソコンも腰も、いきなりぶっ壊れて、そして今は少しは良くなった、と

昨日の日記で書いたところではあるが、実はこのパソコン、

ウィルスにも侵食されてしまったのである。



OSを暫定的に立ち上げて、なんとかメールの送受信をしたのがダメなのか?



女性からのメールなみに心当たりのない、変なメールが数十通届いて、

(あやしいから開かないほうがいいな)と、プレビューに留めておくと

その段階でタチの悪いウィルスは感染するらしいですよ。父さん。


せっかく直ったパソコンで、また悶絶するのが嫌だから、

再インストール時に無償期間がまた振り出しに戻ったウィルス退治ソフトで

念には念を入れて、検査したわけです。




その時、ふと思ったのが



ウィルスって、
ソフト会社が作ってんじゃないの?ってこと。


だってウィルスがなければ、ソフトが売れないわけじゃんか。



パソコンの拡張性とか、成長性って重要だけど、

ウィルス対策なんてものは、出荷時に対応できるものにすべきでないの?

後から金出して買わせるなよ、って感じね。



なんか、
『M:I−2』みたいだね。

ヒーローがいるなら、対極の悪の存在が必要ってわけだ。



そういうことで、私が

イーサン・ハントを演じる、
トム・クルーズみたいだ、って話。



話は逸れたが、パチンコの規制にしても、何にしても、

善と悪、表裏一体にして、それを利用する者が巨悪だ、ということを

珍しくまじめに言いたかった次第であります。



3月18日(木)


久しぶりだったね。元気だった?凡作にいさんですよ。



いや、正直な話。ここ数日は大変だったのですよ。

天中殺?まあ、そんな感じまでは行かないのかも知れないけど

悪いバイオリズムには、確実に入っていたでしょうね。



まず、3月の後半(今は実のところ4月6日)からパチスロで

大体20万円ぐらい負けている、ま、こんなことは月に1〜2回はあること。

そんなことを言っているのでなくて、それに加えての話なのである。



まず、パソコンが壊れた。

また、腰が壊れた(これはもう持病と言える)。



3月下旬、いつものとおり日記でも更新しようとパソコンを立ち上げると

WINDOWSが立ち上がらない・・・

何でもXPのCOROMを入れて”R”キーを押すと自動修復できるとあるので

XPのCDROMを探すも、だらしない自分の部屋から見つかるはずもない。



(確か、弟の部屋にあったよなあ)と思い返して、その日は寝る。



次の日、弟に問い合わせるも
「そんなものは知らね〜」の一言。

結局のところ、弟の部屋にあったわけだが、そこで時間をロスする。



CDROMを挿入して、”R”キーを押す。

Webのマニュアルのとおりに操作するも、WINDOWSが立ち上がる気配なし。



しょうもないので、マイク●ソフトに電話する。





「それは、アカウント認証系のプログラムが飛んでますね」

・・・はい、そうですか。



「リカバリーしなおしてくださいね」



「ちょっと待って。結構データが入ってるので取り出してから・・・」



「いや、無理ですよ。OSが飛んでますもん」







コラ



俺を想い出迷子にする気かっつ!

写真やらなあ(エロ)、動画やらなあ(エロ)、

そんなものがたくさん詰まってんだよ(当然、このHPのデータも)。





「あのですね。DドライブにOSをインストールして、

 Cドライブのデータを取り出す、ってのはどうなんでしょ?」





「ちょっと待ってください。そのOSって製品版ですか?」








だまらっしゃいっつ!



宇宙人発見のための寄付金を数十億単位でする会社が

想い出迷子になる寸前の男に、そんなセコイこと言ってんじゃないよ!

(それでも”製品版です”、と答える小心者の私)





「とにかく、パソコンのメーカーに問い合わせて見てはいかがでしょう?」



「いや、OSが飛んでるわけだから」



「いや、お客様のご質問ポイントは2つしかありませんで、もうすでに・・・」






ガチャッ!



埒があきそうにないので、PCメーカーのソ●テックへ電話。





「マイク●ソフトさんに電話してください」



「待て。」



たらいまわしかよ



「DドライブにOSをインストールしましてね、それでデータを逃がすのはどうかと」

先ほど言った自分の考えを述べていると





「その方法は弊社では推奨しておりませんね」





おだまりっつ!



オタクが推奨するかしないかは問題じゃなくて、できるかできないかなんだよ!





「・・・ま、推奨してないのはわかったから、修理とかはどうしたらいいですか?」



「修理の前に、リカバリーをお試しください」



「そのCDROMついてなかったんですけど」



「4,000円にて販売しております」






売るのかよっつ!

(それでもその場で購入の申し込みをする小心者の私)





次の日、錦糸町のヨドバシカメラで160Gの外付けハードディスクを購入。

DドライブにOSをインストールをして立ち上げると、

難なくCドライブのデータを意向できるじゃないか。



馬鹿にすんなコノヤロー



知っている人は、何の苦もなくこのような手段を取れるのだろうが、

まったくの素人さんは、サポートの言うなりになって、

データを飛ばしてしまうんじゃないだろうか。





ま、データが生きててめでたしめでたし。

この間はあんまり面倒くさくて、パソコン買い換えちゃったからなあ。





うれしさのあまりほくそえんだのはいいが、その次の瞬間ギックリ腰。



立てません、座れません、寝れません。

パソコンどころではありません。



そして、今日。



ようやくメーカーからのリカバリーCDROMが届きました。

腰もようやく、あんまり痛くなくなりました。



そして、ちょろっと3〜4日ぶりのパチスロでも2万3,000円の勝利。



ようやく人生のデフレスパイラルからも抜け出す兆しができたようだね。



この日記が更新されているのが、私のPCが復活した証拠。

バックアップの重要性が身にしみた、そんな1週間でありました。

また、健康の尊さに気がついた1週間でありました(完治してませんが)。



さて、更新も終わったことだし、この間途中で止めた
エロゲーでも

再度インストールして遊びましょうかね。





あれ、そういえば、パソコンが壊れた前の日にやってたんだよね。

もしかして



あのエロゲーが原因だったんじゃなかろうか・・・





(明日の更新がなかったら、またOSが飛んでます。エロゲーのせいで)





3月17日(水)


後悔先に立たず、という言葉がある。



私にとってこの言葉は、今まであまり意味を持たず、

それは強い意志と的確な判断力がそうさせているのではなく、

少しはまあ、なるようにしかならない、というフェイタリストの面があるからだ。



自分がやめた後のパチスロ台がぶりぶり出たとしても、

それは後に座ったお兄さんのヒキが強烈だったわけであり、

自分としてはリスクとリターンを考え、やめるべくしてやめたので後悔はない。



仮に麻雀で勝負牌を切り、もしそれが当たったとしても、

私の場合は多分、迷っていたとはいえ、100回その状況であれば、

100回その牌を切っただろう、と、確固たる根拠を持っているはずなので

これもまた後悔はない。



これが人生ともなると、これはすべてにおいて後悔が先に立っており、

別に後から(あの時こうしてればなあ〜)と嘆くこともない。





が、今日、久しぶりに(後悔先に立たず)と思ったものだ。





文章にしてみると、これまた大したことない。



以前、
とある飲み会にいた女性がいて、

この女性というのが、なんというかまあ、私好みの妖艶な感じの女性。

胸と太ももはむちむち。タマランなあという感じではあったが、

いつもの通り、私とその女性とさしで飲んでいるはずもなく、周りの男が邪魔。

そもそも、だからといってコトに及ぶほどの根性が私にあるはずもなく

ただその時は(エロい女の子だったなあ)と、夜明けに悦にいるだけだった。





その女の子を今日、発見。





AVの中で






ぐおわおおおおおおう!




君たちに想像できるだろうか?この状況。



AV女優と知り合いになるのではなく(これもかなり興奮するが)、

単なる知り合いがAVに出てる、という状況を。



(あのコだよなあ?)という感じはほどなく確信に変わり、

わああ!すげえ!という感嘆となって私の心に去来する。



大してハードではないAVではあるが、近年の私の中で

ヴォルテージ大賞、No.1。





お父さん、
チンチンが痛いです。おさまりません。





後悔先に勃たず。今勃ちっぱなし





あの時勃っとけよこのバカ息子っつ!!



3月16日(火)


『シンドバッドアドベンチャーは榎本加奈子でどうですか』という名のパチスロ機。



機種名を書いただけで一行を要してしまうという、なんてふざけた台なんだ!と

ちょっと怒り気味ではあるのだが、今まで出たアルゼディスプレイの中でも

(オイ!マンティスって名前はどこいった!)出色のできばえで、

北斗の民と化している私においても、ちょっとは打つ気がそそられるのです。


何の因果かとは思いますが、北斗の拳は満席、

新台であるところの「シンドバッド〜」に空き台があったので、腰をかけてみる。



MAX711枚獲得の、1ゲーム連を搭載した、そんな仕様の台。


しかしながら1ゲーム連の抽選契機は15枚役の揃わないJACIN成立時で

711枚を獲得した暁には、そのBIGで1ゲーム連の可能性はないということ。

(もしかしたら、711枚達成時に特殊契機があるかも知れんが)




『吉宗』マニアが聞いたら辟易しそうだが、何も悲しむことはない。

天井は1800強と聞いてはいるが、そこまで行くことはめったにないだろう。



RT解除テーブルは吉宗ほど深くはなく、REGによる特典もついている。



ま、吉宗まで厳しい台はちょっとなあ、と思う人でもとっつき易いということ。



エラそうなことを言っておきながら、私はBIG1ゲーム連を5個ストック。

どうやら今月の俺は一味違う。



ここで初めて打つ人たちの為に、奇跡的に達成できたこの幸運をもとに

アツアツポイントを紹介しましょう。





@BIG中”チャンス”は第一7絵柄2つ出現で期待度大

Aレバーオン時に矢印と同時にイルカ。これで私は1ゲーム確定した。

B3回目のJAC終了後(BIGの終了後)、通常画面に戻らず海原(確定)。

C”チャンス”時は右に7狙いがアツい。

 液晶7が2つでもトリプルラインになる場合がある(これも確定か?)

Dレバーオン時に遅れ。左リールに3連を狙うとイフェクト(15枚獲得)。

 1ゲーム連ストック時に発生する演出だと思われる。



他にもBIG5連目のJAC終了時に、リール窓に榎本加奈子が出てきたが

私の場合はそこで連チャン終了。継続確定でなく5連以上で出ると思う。



ちなみに1回のBIG中に4回ストックすると『大航海モード』に入るらしい。

・・・そりゃ無理だろ!



どうだろ?

ま、男としては暴れん坊将軍よりも、加奈子ちゃんのほうが癒されるよね。



といっても、依然としてマミヤの太ももを眺めていたいので

『北斗の拳』から離れるつもりは毛頭ないのですが。



3月15日(月)


「俺はやってねえっつ!」



とぼけた顔して当たり前のように”Z”を省略して始まった新生エロ日記。



その割には物騒な文言から始まったわけだが、

何もこれからギャング小説を書こうというわけでも、

『白い巨塔』のような法廷劇を展開しようというわけでもない。





実はこれ、昨日の日記を更新し終えた後、
兄いから発せられたセリフ。



チョメチョメ(By山城新吾)なんかやってないと、声を荒げて力説されても

にわかには信じられるはずもなく、まあ、やっていたにしても

それともやっていなかったとしても、私にはあんまり関係のない話だ。





加えて、彼は
「兄いという名を辞めて、ジョージにしておいてくれ」なる

改名の注文を出してきた。



悔しいかな彼は日本人としては珍しく
”ジョージ・クルーニー”に似ており

それを自分でも重々理解しているところあたりがいけ好かなく、すんなりとは

改名を許しがたいところではあるのだが。



ジョージ・クルーニーにせよ、山本ジョージにせよ、

頼れる兄貴、というイメージを抱かせる名前であるからして、

ここは謹んで改名の申し出を受け付けさせて頂こうと思います。



皆様。今日をもって、
「兄い」「ジョージ兄貴」に改名いたします。





兄貴、という言葉。かく言う私も一人の”兄貴”なのであるが、

それは弟にとって、良いこと悪いことを含め、男の人生とは何か、と

それを教えてくれる存在なのである。



良いことしか教えないのが親や教師、

苦しいことしか与えないのが経営者や上司であるとすれば

男としての人生、どれだけの兄貴を持てるかが、

その人生の充実に資するものとして疑わない。



仮に、その兄貴が血が繋がっていなくとも、だ。





そんなジョージ兄貴を思い、
鳥羽一郎の「兄弟船」を歌います。











♪胸の谷間に〜





え?胸じゃない?いいじゃんか。







 ♪胸の谷間に〜命の花が〜



 二つ〜並んでえ〜 咲いて〜いる〜






(その花の名は乳首)





兄貴。これからも漢会と北斗において、

僕の良き兄貴でいてください。





「おう。あのメンバーでまた合コンでもするか?頑張れお前も」








いえ。



穴兄弟だけは結構でございます。

(手放しでは信用しきっていない凡作より)



3月14日(日): 最終回


ついに今日という日を迎えてしまいました。

こんな日記であるにもかかわらず、ご愛顧頂いた皆様には

突然このような形で終了することを、まず深くお詫び致します。



しかし、春は出会いと別れの季節です。

”漢会”という出会いの機会があり、

それゆえ皆様とのお別れがあるとすれば、それも春の成せる業。



さあ、昨日の続きです。有終の美を飾れれば幸いに思います。





【長七郎エロ日記 最終回スペシャル】





〜 その1 目の前で眠る君を見て想うこと 〜



時に明けて5:00AM。

何の警戒もなく、僕の目の前で眠る君を見て

まさか今日の”漢会”がこんな展開で幕を閉めるとは思わず

嘘なら早く醒めろと、眠い目を擦るついでに、頬を叩いてみる。



頬を叩いてみたところで、依然として僕を取り巻く空気は変わらない。

ああ、僕の思考はどうにかしてしまったのだろうか?



(捕まえた)



捕まえるって、英語でなんだっけ?



(キャッチ、だ。キャッチってタッチと似てるな)



色々と無意味に頭の中で考えてみる。

そうでもしないと、頭の中がボーっとしてしまうような気がしたのだ。



あの、”漢会”の開始から数時間。

自分でも、まさかこんな展開で一日が終わるとは、

それこそ、僕の想像の範疇を超えた一日であった・・・





〜 その2 きっかけって実は小道具が必要だと思ったこと 〜



3月19日 20:30 恵比寿着



かつての合コンで
”ヌケル君”が、一つの工夫を披露したことがある。

それは、どこぞのお土産と称して、キティちゃんの缶に入ったお菓子、

それを女の子にプレゼントした、ということだ。



無粋な漢どもが窺いしれないぐらい、そういうプレゼントを

女性というものは喜ぶものである、ということを、その時知った。



ただ、漠然と参加することが多くなっていた”漢会”ではあるが、

今までの”漢”たちが創意工夫をしながら培ってきた経験即・・・

マニュアルといえばいかにも刹那的だが、この辺で一つ

漢としての僕のヤル気を見せてもいい頃だ。



しかし、あんまりわざとらしいのも、同席している漢に不快感を生ませる。

こんなこともまた、一つの経験即。

合コンはチームプレイである、と、誰かが言ったが

仲間を敵に回しては、うまくいくものもうまくいかない。



ともあれ、今までの僕の”漢会”における経験の蓄積が

かように思慮を張り巡らせるまでに至らせていた。







「もおう、遅いよお〜」



ちょっと遅れて現れた僕に、その場の女性たちは明るく出迎えてくれた。





「いや、すいませんです。今日は広島へ日帰り出張だったもので」



「え〜。その帰りだったんだ。大変だね〜。で、お土産は?なんて」





女性は冗談のつもりだったのだが、



「ええ〜」なんてちょっととぼけたふりをした後に





「ちゃんとありますよ。大したものじゃないけど。」





「ええ〜。本当にあるの?」

意表をつかれたように、驚いてみせる女性陣。





「ええ、ちゃんと広島っぽいものが」



と、かばんをごそごそとしている間に



もみじまんじゅうかな?何かな?と、周りが色々言っている間に







「はい。広島名物 お好み焼きプリッツ





ちょっとウケた。




あの津々浦々の名産に合わせたあのプリッツの、巨大な箱が良かった。





「なんだよ〜。プリッツかよ〜」



兄い
K村もそうは言ってはいるが、笑っている。





「ちゃんとカープのお好みソースもついてて、これで食べるわけです。」



ハハハ、なあんだ。という周りの笑いの中で、

到着3分にして、既に盛り上がっている輪の中に入れたことを実感した。





なあんだ。という皆様の声も聞こえそうだ。

ひっぱったわりには、大したことないじゃない、と。



いやいや、このアイテムには、ちゃんとした伏線がある。







・・・ポッキーゲームならぬ、プリッツゲームという伏線が・・・





〜 その3 具体的にイメージすることが重要だ、ということ 〜



酒の弱い僕にとっては非常にありがたいことに、

遅れて到着した効を奏したのか、周りは程よい感じで酔いが入っていた。



ちょっと簡単に自己紹介として、すべて揃ったメンバーが時計周りで話す。



その中でも、既に男前の
先輩(S氏M氏)などは2ショットに持ち込んでる。



場の盛り上がり。それは単にギャーギャー騒いでいることではなく、

以心伝心ということ。

すべての行動がすべて利にかない、無駄なく、建設的なことである。



かくいう僕も、自然な形で切り出すことができるのである。





「♪ポッキーゲームっつ!」と・・・





あの
無駄に長いプリッツ。ああ、それも作戦である。

適度な距離が、女性の警戒を和らげることができる。



棒の方端を唇に加えて、おどけた表情で片方の先を隣の女性に向ける。



30cm近くもあるだろうか?その距離が女性の警戒を和らげるが

実はその距離、接吻の意を決した男女の距離でもある。



冗談ぽく、目を閉じてそのもう一つの先端を優しく加えたその女性。



目を開けた時、僕の顔を見て、



まるでキスを終えた後の、恋人の表情を連想するだろう。



かくも具体的なイメージを持たせる、ということは重要なことである。



ありがたいことに、ここまでの暴挙に出ている僕に気づく男性陣は少なく、

それもそのはず、
彼らは彼らで一生懸命だからである。





〜 その4 途中で女性が減るということがどういうことかということ 〜



女性の一人が、やむにやまれぬ事情にて、どうしても帰らないと、と言う。



本当に名残惜しそうなのが、この会の盛り上がりを象徴していると思ったが、

それは単純に
5対4の構図が出来上がることを意味している。



数字の面で言えば、
確実に男1人、余るわけである。



状況的に考えて、先輩3人、後輩2人。

僕と
アナルバイブK村の同期2人が、その後輩に当たる。



やれ縦社会がどうしたとか、社会のシステムとかはおいておいたとしても

男前チームは2ショットを維持し、
兄いに至っては帰路につく女性を

「送っていくよ」と称して、何故かもう一人の女性と共に店を出て、

そのまま
小一時間も帰ってこない始末である。



「いや〜●ちゃんと途中ではぐれちゃってさ。」

女性と二人して帰ってくる兄い。



古賀潤一郎バリの苦しい言い訳だが、二人のために世界はある。

さりとてツッコミを入れる者もいない。



そういう環境下において、間違えなくあぶれるのは、

自分か、K村か、である。



アナルバイブK村・・・



ここまでの僕と彼の関係、昨日終了した
『白い巨塔』でいうと

彼が唐沢演じる財前教授とすれば、僕は里見助教授だろうか?



目的のために手段を選ばない財前こと、K村。

愛に生き、愛を信じる里見こと、凡作。



共に理解し、理想を掲げる二人をもって、僕とK村の関係に例えたのだが、

いずれが脱落するとなれば、それはまさに宿命である。



K村・・・惜しむらくは、君は今までその毛並みの良さから、

負ける勝負をしたことがなかった。



いつもいる安全圏を離れ、先輩たちは余裕綽々、

自分がもしかすると負けるかも知れない、という崖っぷち・・・



僕は毎日その崖っぷちにいるんだよ。



僕にとってはいつもの展開。崖っぷちにおいても自分を発揮できる、という

今までの”漢会”での経験が、僕を強くした。

徐々に展開は僕に有利に働いているように思えた。



K村は、思いつめたように、さながら残っている最後の希望に託すように

インパクト狙いの、そんな諸刃のセリフを放った・・・







「僕はホモですっつ!」





あんまりにも危険な賭けに出たが、そんなインパクト狙いの発言も

ここまで煮詰まった場においては、何の意味も持たなかった。



彼は自滅した。



あっそ的な視線を感じたその刹那、彼は「ゲボッ」と吐血に似た効果音を発し、

そのまま朽ちていくようにおとなしくなった・・・



♪チーン。 合掌。





〜 その5 夢想転生って本当にあるんだなあと思ったこと 〜



マンガ
『北斗の拳』でいうところの夢想転生は究極奥義であり、

主人公であるケンシロウがかつて戦った強敵(とも)が拳に宿る。



柔のトキ、レイの拳。

最終決戦である最大の強敵、ラオウとの対決の際に

今まで戦った漢たちがケンシロウに宿り、ラオウと対峙するのである。



その時、思った。

本当に夢想転生ってあるんだなあ、と。



飲み会も進み、会話も進み、カラオケに場を移す。



その度々に、かつて合コンという戦場で、共に戦った”漢”たちの

そんな彼らの魂が、僕の心に宿った。





ヌケル君の繊細さ

翼くんのマイペースさ

兄いのおおらかさ

バンブー君のさわやかさ

ズッキーちゃんのあどけなさ

K君のかしこさ






その他にも、一緒に飲んだことはないが、このHPで色々僕に教えてくれた

このHPに参加してくれた色々な”漢”の魂が、僕の心に転生した気がした。



ある時には、地雷を避け、トラブルを回避し

ある時には、会話を潤し、関係を円滑にした。



そして、
凡作の愛



すべてがうまくいくと思えた。



もし今の僕に必要なものがあるとすれば、



・・・それは勇気





〜その6 結局愛って理屈じゃなくって、気持ちだということ 〜




カラオケ屋を出た。

ちょっと前まで(あったかくなったなあ)と、むしろ暑いぐらいの陽気であったが、

まるで冬に戻ってしまった寒さが、カラオケで汗だくになった身体に心地よい。





「冷えるね」



「うん。冷えるね」






人通りの少なくなった恵比寿の交差点で、この宴のメンバーは

まるで宴の終了を惜しむように、ただ、ただずんでいた。



これからどうしよう?

タクシーで帰るか?まだ飲める店を探すか?

それとも誰かのウチにいって飲みなおすか?



そんな感じでただずむ彼らと、少し離れたところに、僕と彼女はいた。





「ちょっと前までホントあったたかったのになあ」



「ホント。今日は寒いよね」





彼女は僕を見ないで話す。

僕も、彼女を見ない。



この想いを言葉にしたら、きっと嘘に聞こえてしまう。

会話が途切れた時、ふと彼女を見る。



僕のことを見てはいないが、見てはいないが、

彼女は、むしろ頬を染め、うっすら笑みを浮かべているようにも見えた。





「ホント凡作さんって、楽しいよね。面白かった」



「今日はね、先輩の前だからね。本当はもっと無口だよ」



「うそ〜」





そんな他愛もない会話。お互い会話が途切れることをおそれ、

それでいて、言葉ではなく、ただこの空気を共有したそうな感じ。





ふと彼女が僕を向いて、言った。





「走ろ?凡作くん」



「えっ?」






彼女は、メンバーがただずむのとは逆の方向へ、突然走り出した。

後を追う僕。ちょっと走った後に、彼女は止まって、僕の方に振り返った。





「気持ちいいね〜」



「突然、どうしたの?」



「うふ。なんとなく」



「そんなに急いで、門限でもあるの?」



「そんなのないけど・・・」





勇気・・・ それを振り絞るのは、今をもって他にないだろう?





「ねえ、まだ飲み足りないんじゃない?」



「・・・うん」





(もしよかったら、僕と二人で飲みなおさない?)




一度、心の中でそう言って、勇気を振り絞って口に出す決心をした・・・





〜 最終章 漢と書いてオトコのストーリーズ 〜





翌5:00AM。





目の前で眠る君を見て、ふと僕は思った。





(よく見るとだらしねー顔してんなあ)





目の前で眠る
漢の名はK村

よくもまあ人気の耐えないジョナサンで、ここまで無防備に眠れるものだ、と。





「おい、オメー、起きろよ」



「もう・・・今日はそっとしておいてくれよお・・・」



「もう始発うごくべ、ほら」






彼を無理無理叩き起こすと、明け行く渋谷の深い青の空に向かって歩き出す。





だれがこんな展開を予想したろうか?





(もしよかったら、僕と二人で飲みなおさない?)





この言葉が喉仏まで来ていたあの瞬間、

背後の方で

「誰かタクシー乗って一緒に帰る人いな〜い?」の男前先輩の一言で





「は〜い♪」



と、きびすを返して走りよっていく彼女の後ろ姿を

鳩が豆鉄砲喰らったような目で見つめていたのは、

何を隠そう数時間前の僕の姿である。





「じゃあ、俺らも帰ろっか?」 兄いともう一人の先輩がいい、



「ええ?じゃ私たちどうするの?」と、二人の女性がそういい、



「じゃ、俺んち来て飲みなおすか?」と、兄いが言う。





瞬間的にタクシーを捕まえ、「川崎まで」と言い放つ兄い。

何故か住まいが千葉なのに、そのタクシーに乗り込む女性2人。





立ち尽くす僕と川村を目にして、兄いと先輩はこういった・・・





「あ。もうタクシーまんぱんだわ。それじゃ、気をつけて帰れよ」










スネ夫ですかっつ!



このゲームは4人用だから、のび太は入れないよって






じゃあ俺らはのび太ですかっ?





そう叫ぶ前に、彼らを乗せたタクシーは漆黒の闇に消えていった。



そのタクシーを無力に見送りながら

K村は残った力の限り、叫んだ。












鬼いいいいいっつ! と。





・・・



僕ら
富士そばでそばを食べて、

そして恵比寿から渋谷まで、とぼとぼ歩いた。



K村は、泣いた。



僕はカラオケで汗だくになった体を冷やしながら、彼を慰めた。

そして、自分を慰めた。





二人とも、口を開かなかった。

僕はたぶん、口を開いたら、緊張感がほどけて、多分
涙腺もほどけてしまう。





しばらくして、兄いから携帯に電話が入った。





「よう、凡作。さっきは悪かったな?」



「・・・」



「あんまり悪いから、朝までやってる
恵比寿の風俗を教えてやるよ」



「・・・(涙)」






・・・これが漢と書いてオトコのストーリーズ。





ブエックショオイッツ!と、くしゃみをしたところで、

汗だくの身体を寒空に晒して、さすがに
風邪を引いたことに気づいたのは

渋谷に到着し、ジョナサンに着いたその時だった。



(風邪をひく・・・英語でいうとcatch a cold かあ・・・)



合コンに出かけて、捕まえたのは
女性ではなくて風邪

かくも悲しき、漢と書いてオトコのストーリーズ。





明日から始まる”
長七郎エロ日記 (ゼット)”では

このようなベタなオチにならないように気をつけます。








PS:今回の最終回予告を見て、

   ガキの使いの”山ちゃんやめへんでー”オチを予想した人、数名。

   
惜しい!(というか正解)。

   残念です系のご意見も数人より頂き、誠に感謝の意に絶えませんが

   なぜ残念なのか考えると、ちょっと複雑な今日この頃。

   俺だって幸せになりたいんじゃ〜と叫びつつ、

   お騒がせしたことをお詫び致します。かしこ。




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