腰痛といえば、アレだ。
私の腰痛は医者にもさじを投げられている。
『白い巨塔』を熱くなって見たせいか、私自身、病院に行くことが
少しは憚られてみたものであるが、あまりに頻度が高く
そしてあまりに痛い腰痛をこれ以上我慢することができず
おもむろに整形外科に予約を入れて、診察を受けたわけである。
「椎間板ですな」
はあ。
医者の言うには人間の椎間板というものは14~15歳の段階で
既に衰え始めるものであるという。
しかも、その人間の約4倍もの重さがおのおのの椎間板にかかり
体重の重い者ほど、疲労するケースが多いという。
その椎間板から液体が流れ出て、まったくクッションの役割をしなくなるのが
かの有名な椎間板ヘルニアであると、こういうわけだが
私の場合はヘルニアまで行かないが、まあ、椎間板が弱っているという。
さじを投げられている、というのはこの症状、
通院が必要なわけでも、とりわけ手術が必要なわけでもなく
単に「動かない」で、自然治癒を待つしかない、という病気であるからだ。
「とは言いましても、かなり痛いのですが。どうしたらいいんですか?」
と、私はその医師に問い合わせたところ
「まず、腹筋を鍛えてください」
コラ
立ったり歩いたりすることがままならないのに、
腹筋なんぞ鍛えられるわきゃねーだろうが!
「いやいや、痛みが引いてからの話ですよ」
おいおい・・・
その痛みを引かせる方法を俺は聞いている。
「あ、あとそれから、早急に痩せてください」
淡々とした命令一つで痩せることができるなら
TBCなんぞ存在できるはずがなかろうが、お。
貴様は何様なんじゃあ~っつ!
オドレの一言で痩せられるほど、オドレの発言力は絶大なのかあ!
・・・と、最初のうちはインフォームド・コンセントって重要だ、と
感心しながら話を聞いていたものだが
惜しむらくは、後半の医師としての肝心な部分がさっぱりダメだ。
誰か、この痛みをとってくれるのならば
北斗絵柄を揃えた状態で、君にその席を譲ってあげてもいい。
(どうせこの体たらく、単発に終わるに違いないのだから)
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