昨日は麻雀と、そのルールのメカニズムからみる考えかただったので
今日はもっとわかりやすく、心構え・精神の部分をレクチャーしましょう。
この3日間で、君たちの雀力は3レベルほどアップ。
間違えても腕試しに私に挑戦状など叩き付けないでくれ。
北斗で12万ヤラれてきたところなのだから。
ということで、下記を実践すれば強くなると思うよ。
①たった一人の敵をつくれ
麻雀は4人でやるギャンブル。自分以外の3人は敵。
初めのうちは、たった一人だけライバルを作りましょう。
ライバルといえば聞こえはいいが、作って欲しいのは”目の敵”。
気持ちも戦略も、それにあわせて構築しましょう。
だってそいつにさえ負けなきゃ、確実に3位以上だよ。
※…と、かなりえげつないところから始まりましたが、
落ち目を一つ作ることによって、後の展開がかなり楽になると同時に
具体的な目標やプランが構築しやすくなります。
毎回1位を狙うのは、非効率というより、無理です。
強い奴に一泡吹かせたい、とか、アイツには負けたくないとか、
心の中に一人、敵を作ってください。
知らず知らずに成績は向上するはずです。
②レートの100倍ぐらいの金額は”くれてやれ”
ソープでいうと、入浴料の3倍は財布に入れとけ、とはよく言うが、
麻雀の場合は、レートの300倍を所持していくのが望ましいのだ。
(例えば、テンピンだったら3万円)
で、100倍ぐらいなら、くれてやる心境で望むべきなのである。
これからやるのは、間違えなくギャンブル。
負けないために卓についているわけではないんだよ。
負けたくない、という一念が、目先の1000点を追うのが良くある話。
アガった回数を競うならまだしも、結局は金額を競うわけだから
ロマンを追い求めるほうが、どっちかというと強い世界なのよ。
③ドラや赤が2枚以上ない時は鳴くな
状況を考えない場合の、手作り面での話。
思わず牌パイで中が2枚あると鳴いてしまいそうだが、
その時点でドラや赤が2枚以上なければ、ぐっと我慢しよう。
打点を高くするのが、麻雀の基本。
いいじゃない。アガれなくたって。アガッタって1000点か2000点。
鳴いていいのは形テン取りとチンイツのみ、ぐらいな気持ちで。
初心者は毎回2ハン縛りのつもりだっていいぐらいだ。
そうやって人は高打点プレイヤーに育っていくのである。
どうせ負けると思うのなら、騙されたと思ってやってみな。
麻雀の神様は見てるから。
④徹底しろ!
オン・オフを徹底することが重要なのですわよ。
たまにリーチがかかると、不要な安パイを切りながらぐるぐる回し
(あ~張っちまったよ~)とかいいながら、打ち込む人がいる。
最悪なのは、オりてるつもりのその牌で、当たられる人。
こうなると、確実に悪循環に陥ります。
オりる時は、シュンツの真ん中でも、字牌の暗刻でもブッタ切れ!
地に頭を擦り付けるように、確実にオりなさい。
字牌の暗刻を残して、バラバラな部分で逃げ回るなんてダメさ。
3順も安全なんだからね。字牌の暗刻落としは(最初が通れば)。
当然、勝負の時には徹底して前に出なさい。
自分の決断に後悔しないように。
リーチした後に、もって来る危険牌に不満をタれるな。
前向きなエラーは必ずしも悪いものではないのだから。
麻雀の神様は、長嶋監督に似ているような気がします。
⑤常に漢らしく
勝って奢るな、負けて腐るな。
点棒は笑顔で払え。
負けて当然、勝って偶然。
発声は明るく朗らかに、そしてハッキリと。
麻雀における発生は、白木屋における♪喜んで~よりも重要。
なにせ行為にかかるものだから。
そういうものを意識して行うことによって、背筋が伸びる気がするぞ。
黙って牌を倒したって、1ミリもカッコよくないぞ!
ましてや黙って裏ドラをめくるようなオヤジは、
無視して続けるぞバカヤロー!チョンボにするぞコノヤロー!
「しょうがないから」の前に「チー!」と言え!
「どうしようかなあ」の前に「ポン!」と言え!
嬉しそうに明るく「ロン!」と言え!
と、まあ、雀鬼会まで高尚なことも、高度なことも言ってないので、
コレぐらいの心意気をもって、麻雀に臨んで見てください。
この3日間のレクチャーを守れば、多分私ぐらいは軽くヒネれます。
私もこのような心構えで打ってるけど、根本的に不運だから。
同じ土俵なら、君たちの圧勝です。
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