まあ聞いてくれ。
せっかく日記の更新も着々と進んでいたところであるが、
ここにきての大幅失速… ちゃんと理由がある。
とにかく、忙しかったのだ。
6月11日 京都
6月12日 広島
6月17日 福岡
6月18日 千葉(これは近いね)
6月20日 福岡(日曜日だぞオイ!)
6月21日 福岡
そして本日6月22日に、福岡より帰宅、である。
後半なんかは、それこそ台風の目を縫って移動を繰り返した。
なんだね、まあ、これだけ出張が続くとご当地の名物なんかを嗜むよりも
めんどくさくなってマックやらコンビニ弁当やらで茶を濁してしまいがち。
ちなみに福岡にはかの『ズッキーちゃん』が住んでおり、
数日前には『K君』がこの地に訪れ、彼との交友を深めた、とのことだが
残念ながら私はここもとの多忙にかまけて、参加が出来なかった。
よって数日前に福岡に訪れた時には、ズッキーちゃんに連絡を入れ、
「この間は行けなくてスマンな」とのメッセージを入れたのだが、
義に厚いズッキーちゃんにしても、いきなり、しかも日帰りの男を
速攻でもてなすほど、暇ではなかったようだ。
そこで、宿泊付きの今回の出張、再度ズッキーちゃんにメールを入れた。
「今度は泊まりです。一緒に晩飯でもどうですか?」と。
でもはやり、平日なわけで、忙しいのだろう。
そういえば、電話した時もここ数日は忙しいと言っていた。
メールの返信がないのも仕方がない、と、博多のパチンコ屋に行き
繁華街の漫画喫茶で時間をつぶし、ホテルにチェックインして
ふらふらとドコにでもある、ラーメン屋にてチャーハンセットをオーダー。
(福岡でも、チェーン店のラーメンかぁ)
えもいわれぬ寂しさ。
何ってわけではないのだけども。
するとその時、私の携帯が鳴り響いた。
「凡作か?今福岡来てるのか?どこにいるんだ?」
と、ズッキーちゃんの声である。
「なあ、飯まだなら、一緒に食おうぜ!」
なんとなく嬉しかった。
だから、まだ出て来ていないチャーハンセットを丁重にお断りして
彼に会いに店を出た。
「悪いな、メールを見るのが遅くなって」と
会うなり、前と変わらない笑顔でそう語りかけるズッキーちゃん。
久しぶりだな
出張に次ぐ出張。仕事の話以外、誰とも話す機会のなかった最近。
久しぶりにあうというのに、その時間を感じさせない彼の表情。
正直、抱かれてもいい気分になってしまったが、そこは漢と漢。
一人では入りにくい居酒屋に入って、ひとしきり会話を重ねた後に
こっそり会計を済まそうとするズッキーちゃん。
「おいおいよせよ。今日はオレが呼び出したんだから、さ」
「いいよいいよ。今度オレが東京に行ったときに奢ってくれよ」
多分ヤクザの情婦になる女性の気持ちって、こんな気持ちだと思った。
昔と変わらぬ交友。持ちべきものは友人だ、と
今更のように思ってしまった夜ではあったが、
本当に昔と同じだというのなら、このまま中洲に繰り出さねばならない。
わざとらしく
「ああ!しまったあ!」と叫んでみる。
「どうした?」とズッキーちゃん。
「実はさあ…
オレの泊まってるホテルの大浴場って23:00までなんだよ。
その時間も過ぎちゃったし…
ドコでお風呂に入ろうかなって思って」
「・・・・・・」
ってズッキーちゃん。随分ノリが悪いじゃないのよ。
「実はさあ…」 とズッキーちゃんが語りだす。
「ちょっと前に『K』が福岡に着たんだよ」
「ああ、知ってるよ。俺と一緒に行こうって言ってたんだもん」
「そう。それでさ。せっかくだからソープに行こうって話をしてさ」
「うんうん。」
「そしたらKったら
『俺は高級店しかいかん!』って言い出して
総額4万円のソープに付き合わされてさ」
「中洲で4万円・・・」
「だから、今、金がピンチなんだよね。悪いな」
「・・・」
こっちこそごめんよズッキー。
さっき行ったパチンコ屋で4万6,000円も負けてなかったら、
君の分も出せてあげられたのに…
っつーことで、次の日も(当然)仕事というズッキーちゃんと別れて
テクテクとホテルに戻りました、とさ。
なあに、心配するなよ。
ちゃんと帰りのコンビニで買った『BUBKA』で
ちゃ〜んと抜いておいたからね。またな。
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