ハンゲーム、というオンラインゲームのポータルサイトのCMが
妙に頭に残っていて、自宅の無線LANにつながるLOOX君で
ふと検索をしてみたわけである。
すると、無料でアカウントをくれるらしく、まあ無料ならとサインインして
軽く見てみるつもりで、トップページにいってみると、
そこには私の大好きな麻雀やらパチスロやらのコンテンツがあり、
これまた軽く見てみるつもりで、麻雀のロビーに足を踏み入れる。
結構な人数がアクセスしているらしく、ま、所詮はその中の通貨ではあるが
200円の東風やらなんやら、盛況な感じである。
またまた軽く参加するつもりで、参加募集中の卓をクリックすると
次の瞬間には、4名の雀士が揃って、対極開始と相成った。
・・・
A:よろ〜
B:よろぴく
C: ※私では表現できようのない絵文字
・・・
どうやらこのゲームサイトにはチャット機能が搭載しているらしく
画面の横には、先に挙げたようなコメントが飛び交っている。
PCのハードには興味があるが、どちらかというとオンラインには
あまり興味のない私である。掲示板だろうが敬語を駆使し、
チャットなどはあまり経験の無い私にとっては、どのように接したらいいのか
微妙によくわからないので、ちょっと緊張してみたりする。
「はじめまして。ネットの麻雀は初めてなので、よろしくお願いします」
昭和男の生真面目さから、かような文章を入力したのだが、
A:すぐ慣れるよ〜
B:よろしこ
C: ※私では表現できないような絵文字
とのことである。
ま、「こちらこそよろしくお願いします」という返信を期待するほうもアレだが
この、慣れないものには少々不快にも感じるフランクさ、が
ネットでの人間関係の魅力なんだろう。
誤解を恐れずに言えば、麻雀の実力から言えば、
間違えなく彼らより上だろう。この私。
彼らは私が開局早々倍満をアガると、
♪おめ〜
とコメントしてきやがって、
(オメーにオメー呼ばわりされるいわれはないっつ!)と
俄然闘志が沸いたりしたが、
局を進めていく内に、それが「おめでとう」の略である、ということに気づく。
なんつーかまあ、終始コメントは敬語の丁寧なスタンスを繰り返したが
闘牌というと、それこそ野郎2名と女性1名をまとめてレイプするような
そんなアグレッシブな攻撃を繰り返し、
まあ、普通にダントツのトップをとってみてみる。
A : ビギナーズラック炸裂!
B : この辺で落ちま〜す
C : ※私では表現できないような絵文字
こんな感じで、私の初めてのネット麻雀は終了したのだが、
よくよく考えてみれば、パソコンを持つ4名で待ち合わせすれば、
気軽に麻雀を打てる、ということでもあると思う。
そこで、掲示板に書き込んでくれたひよこさん、匿名さんあたり
待ち合わせをして、ネット麻雀でもどうですか?
あと、残る一人はブラックくんである。
実際でもそうであった通り、君に麻雀の拒否権はない。
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