ご想像に漏れず日記の更新が進む時は、
多少なりともパチスロで勝利を収めた時である。
この日記の更新のない間に、やれ6万負けだのやれ9万負けだの
そんなブルジョア気分な敗北を期しているというのに、
今日5,000円勝っただけだというのに、このゴキゲンぶり。
我ながら安上がりな男だと思う。
さて、そんな状態だから、いつもは耳を真っ赤にしてサンドに夏目氏を
突っ込んだり、目を真っ赤にしてリールを凝視しているのであるが
今日のような状態の時は、それなりにホールに気を配ることが出来る。
いつもいる女性がいて、その女性というのは歳の頃30ぐらいであろうか?
まあ私と同じぐらいな年齢な訳だが、何が凄いって、いつも箱を使っている。
知能指数が低そうな若者には、類は友を呼ぶからだろうか、
いつも話しかけられる私ではあるが、その女性については言葉を交わした
ことも、いやむしろ、開店待ちかなんかでもいつも会うから、ライバルなのか、
随分に敵対視されているようにも感じる。
『鉄拳』という、いやにまったりとした台。そこで見るたんびに箱を使っている。
鉄拳チャンスに20連以上して、半箱しか使えなかったという経緯から
私はそれ以来全く鉄拳を打つことがなくなり、そりゃまったりしてはいるが
「どーやって勝つのよコノ台?」という台なのだが、
それでもいつも箱を使っている。
出るまで金を使ってんだろ?という意見もあるだろうが、
そりゃ私だって出るまで金を使うタイプだが、5万も6万も使って
風に吹かれながら家に帰ることも多く(最近はそればっかだが)、
例えどんな台とて、いつも箱を使うことは並大抵のことではない。
その女性は、土日の開店待ちなんかは、夫やらもしくは彼氏の坊主頭と
仲睦ましく並んでいるのであるが、その男が大量獲得機に着席し、
大量に金を使ったと思しき拗ね気味でボタンを強打する中、
また着実に出玉を伸ばしているのである。
内助の功・・・ ま、よく聞く言葉であるが、
もし財布が一緒なら、男にとって悪い存在ではあるまい。
彼女にしたって、単に消費するのみの付き合いの女性もいるし、
妻にしたって、家でボーっとしているだけなら、外に出てパチスロ、
それぐらいだったら息抜きにもなるし、まして勝ってるのなら言うことなし。
別に下心も何もないのだが、パチスロでこれだけの勝率を誇るのである。
ちょっとはパチスロ談義でもしてみたいと思うところもあるのだが、
いやいや、残念なことではあるが、彼女、
カエルに似ているのである。そうでなければとっくに話してるのかも。
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