以前の日記へ


9月4日(土)


ホールでカップルを発見。私の横に男、その隣に女。



最近は
『梅松ダイナマイトウェーブ』にご執心なのだが、

まさしくダイナマイトな波。出るときは一気呵成だが、

出ない時は財布がダイナマイトである。



そんな危険な台に、若い二人が着席するなんて、一言おいちゃん



「君たちはまだ若いんだから、そんな無茶をしなさんな・・・」



と、寅さんの真似事もしたいところであるが、まあいい、他人事だ。





珍しい展開だが、男の方は淡々とBIGが当たり、増やさず減らさず。

たまにREGが来ようものなら、「あ〜」って声を上げて悔しがっているが、

大したもんだね。連れの女がその間、REG2回。

目算で5〜6万は使ってるだろうが、朝からBIGもかからず淡々と打つ

そんな彼女を横に、やれBIGでラッキーだ、REGでチクショーだの

自分のことしか考えてない男に乾杯だ。



ま、他人事なのでどうでもいいが、出来たら彼女の方にも当たって欲しい。



が、残念ながら、彼女はギブアップ。





「〜くん。ちょっと違う台打ってくるね」



「おう。」





自分のことで精一杯な彼は、彼女の動向に興味がないようだが、



(おいおい・・・ やめちゃうのかよ・・・)と

他人事ながらかわいそうになった。





なぜならBゾーン期待値の高い、1000G近いところ。

次にBIGを引けば連チャンゾーンに行く確率が高いのは当然として

その店、高設定はBIG後にクレジットが落ちるのだが、

今日は一台もクレジット落ちが出ていないのだ。



・・・ということで、彼女が止めた台がクレジット落ちする可能性が大。





案の定、だ。

その台に座ったMr.オクレのような男が3,000円ぐらいでBIGを引き当て

表情に?マークを浮かべながら、冊子を見ながらBIGを消化。

そのままクレジットが落ちたかと思うと、BIGばかりの連チャンをかまし、

血の気の引いた表情の彼女が彼氏に声をかけに来た時、それを見て

動けなくなっているときにBIG中オヤジうちチェリーである(BIG1G連確定)。





「運が悪かったな」と、バツが悪そうに男が言うが




運じゃねーよ。





少なくともこの日は、私と付き合ってたほうがよかったのね、お嬢さん。



私と付き合うと、妙にパチスロの知識が詳しい男にレクチャーしてもらえます。

ええ。引きは弱いですが。



9月3日(金)


優しい
という言葉は、人べんに憂うと書きます。



人が人を憂うという気持ち、人の痛みを感じることを優しいとし、

それが出来る人間に、優れる、という漢字をあてました。



しかるに、私の周りには優れた人間はいても、優しい人間はいない。



あと、
社会もな。実に俺に厳しい。



9月2日(木)


唐突ではあるが、私に息子が出来たなら兄貴のような父になろうと思う。



頭が悪くともよい、顔が悪くともよい。

何故なら父がそうなのだから。



厳格に育てる気はない。私といるひと時を、楽しいと思えるような

そんな付き合いかたをしていきたい。



でも、感情の豊かな人間になって欲しい。

人の痛みのわかる、強い男になって欲しい。

好奇心旺盛な、柔軟性のある男になって欲しい。



厳格にしつけをするつもりはないが、もし私に息子が出来たなら

早いうちから彼に日記をつけてもらい、私が返事を出すようにしたい。



メールでもいいだろう。

仮にパチスロで夜が遅くなっても(まだやってるのかよ・・・)、

仮に出張中であっても、彼の日記にコメントをしたためる・・・



その日に起こった楽しかったこと、面白かったこと

つらかったこと、不思議に思ったこと・・・



そんな日記に、笑みを浮かべながらコメントを返すのだ。





しかし、冷静になって考えるとその日記を書く彼は、

間違えなく私が種であるからして








やれ





くまだよう子のおっぱいがやわらかそうでした







とか







おんなの人のまたには3つの穴があるって本当?





的な日記で占められることは想像に容易く





この日記をズッキーやブラックに引き継ぐ前に、自身の息子に引き継ぐという

そんな恥ずかしい状況になることは、何が何でも阻止したいところ。





江東区では間違えなくこの親子を
親子鷹ならぬ親子馬鹿と呼ぶはずだ。

・・・数年前、私と私の父がそう呼ばれていたように。



9月1日(水)


さて、9月1日分の更新。



巷の小中学生は2学期が始まるところであるが、

私には夏休みすらなかった。みんな、こういう大人になっちゃイカン。



夏休み。有給をとったのは1日のみであるが、

その有給の日には
”翼くん”の結婚式

軽井沢に赴いたのであるが、当然、仕事をしている日より疲れた。



今日は節目の日の更新ということで、

「何故、私が漢を目指すようになったか?」ということをお話しよう。



「モテねーからだろ?」という心無いお言葉も聞こえてきそうだが

そんな当たり前の回答をするほど、私は耄碌はしていない。



うん。
まったくもって正解ではありますが。



これを漢と言っていいのかどうかは未だに判断は付かないが

世間では愛の尊さやら、愛の強さを叫ぶ傾向がある。



「愛があれば耐えられる」「愛があればうまくいく」・・・





愛なんてクソ喰らえなんじゃーっつ!!





愛がドコで売ってるのかもわからない凡作青年は、

このように叫ぶしかなかった。



ふふふ・・・抜け作どもめ。

その愛とやらを打ち砕くべく、俺は立ち上がる。

愛とやらに助けを求めるお前等に、俺が立ちはだかってやる。

愛をもって戦いを挑んでくる貴様等を、完膚なきまでに潰してやる。





こんな屈折した気持ちであっても、人を動かす原動力にはなる。



それからの私は、
後ろ向きに前向きだった。



殴られても立ち上がる強靭な体(人は単にデブと呼ぶが)

折られても元に戻るしなやかな精神(主にパチスロだが)

話のネタに困らない知識の蓄積(ほとんどエロトークだが)



枚挙にいとまがないが、こうして私は一人の漢として

胸を張れるよう、日々研鑽を重ねてきた。





しかし、ここに来て、漢に至る道に、大きな壁が立ちはだかっている。



叩いても、蹴っても、登っても、その壁を越えられそうにない。

かつてないスランプ。



やはり、これを超える力を私に与えてくれるのは






やっぱり、きゃ〜♪

(最後にミーハーな凡作でした。)




    以前の日記へ