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9月30日(木)


何の気なしに訪れたゲーセンで、ネットワーク対戦が出来る麻雀

「MJ2」という台がおいてあるのを発見して、おもむろに着席する。



1プレイした後は、(なかなか面白れーじゃないか)と思って、

自分の戦績を記録できる、というカードを購入。これがいけなかった。



カードを挿して「ぼんさく」と名づけ、対戦を開始すると、

もともとの雀力も手伝ってか、メキメキと級があがる。



ちなみに1位で終了すると次回ゲーム代が不要であり

(ゲーセンによるかも知れないが)

調子に乗って打っているとマイナスになって終了し、

頭にくるので、そのまま200円を投入してしまう、という



いわばアリ地獄である。





当然の話であるが、所詮はゲーム。

いくら勝とうが負けようが、それで金が入るわけでもなく、

淡々とゲーム代だけ搾取されてしまうという有様。



しかし、何の気なしに2000円ほど使って、3級まであがった私は

とりあえず1級をクリアするとどうなるか、というところを目標に据える。





と、いうことで、本日はより効率的にゲームを進めるために

雀荘に赴いて、麻雀の調整である。





「よお、兄ちゃん。調子がいいなあ」



多分、近隣で鉄工所を経営してると思しき感じのオッサンが、

私に向かってこう話かけている。





「今日は自分の麻雀の調整のために、ちゃんと打ってますからね」



「そうかい。レートの高い場でも立つのかい?」



「いえ、ゲームセンターのゲームですけど・・・」



「・・・」





ゲーム麻雀の調整を、雀荘の鉄火場でやるほうもやるほうだが、

そんなふざけた30歳に、2万円もお小遣いをやらなければならない

自称「勝負師」のオッサンも、気の毒と言えば気の毒である。



9月29日(水)


冗談抜きとして、多忙なのである。



名古屋に出張であったのだが、普通であれば宿泊付きの出張。

やれ
「ひつまぶし」がどうした、「手羽先」で舌鼓など、

夕食時ぐらい、地域色の強い料理を頂きたいところ。しかし

そんな時間的余裕も、精神的余裕も(ついでに金銭的余裕も)ない私。



気づくと仕事先の最寄の駅の前につき、自然と

「吉野家」だの「松屋」だの、そういう店舗を探していた。



当然、これらのジャパニーズ・ファーストフード・ショップが

お父さん方を初めとする多くの胃袋を支えているのは事実であり、

巷のOLのように、やれパスタがどうしたスイーツがどうしたと

そんな理屈よりも先に、安くて早くて、かつ結構ウマいのである。





(せっかくだから珍しい地域色のでた夕食がいいんだけどね)



そんな気持ちで目に飛び込んできたのは、

ああ、まさしくこれが名古屋の地域色の強い店舗ではなかったか。





ココ壱番屋





名古屋を本拠点に構えるカレー専門ショップであるからして、

まさしく今日の私の胃袋を支えるにふさわしい店であった。



しかも、仙台で食した時には「牛タンカレー」などという、

地域色を生かしたスペシャルメニューもあったことですし。



そう思い、そのココ壱(通はこう呼ぶ)の前に立ちはだかったが、

残念ながら本拠地ゆえに、

全国で見かけるスタンダードのメニューしか確認できなかった。





(・・・あ〜あ。じゃ、隣の松屋でいいかあ)



食事を妥協する、ということは、人生の重要な行為を妥協するわけで

本来は食事するところの選択を妥協する、ということをしたくはないのだが

残念ながら仕事場に訪れなければいけない時間は迫っている。



半ば惰性的に松屋に入り、復活したという牛丼のセットを注文する。



そこで、思いもかけないサプライズが!



セットについていた
味噌汁が赤だしだった・・・





(ありがとう、松屋・・・)と、何故か頬を涙が伝ったのであるが

・・・ま、それだけ疲れてたんだと思う。



9月28日(火)


「日本の一番北の町って、ど〜こだ?」
とクイズを出されて



「う〜ん。さっぱりわっかないなあ」と答えられるような人間が

ウィットに富んでいる、というか、頭のいい人間だと思う。



こういう人間が、私の目標であったりするわけだが、

ま、中々難しいものである。



ちなみに、今日は女性と飲む機会があって、

まあ、誤解のないように言っておくと1対1ではなくて、合コンなわけだが

その席で場を盛り上がらせるためのクイズが女性から出された。





「この中で、仲間はずれはどれでしょう?」



「え?何々?」






彼女が、一つ一つ、名詞をあげる。



電話機、クーラー、めがね、テレビ、掃除機・・・





「え〜わからないよお〜」



「じゃあ、ヒントです。CDなんかも仲間ですね」





・・・しばらくしても、解答は出てこないわけである。





「よし!わかった!」と、加藤武バリに男が手を挙げたが、

その回答は「めがね」。BIGカメラで取り扱ってないのが理由だそうだが

残念ながらBIGカメラではめがねを取り扱っておるし、

そもそもそれが正解であるとして、すっきりできるのかね、君は。





まだしばらくしても、解答が出てこないので、

不肖、凡作が質問をしてみました。





「すいませ〜ん。ヒントください。」



「は〜い」



精子は仲間に入りますか?」



「・・・」






わからなかった人でも、ここまで読んで解答を導いた人も多いと思うが

それでもわからない人のために、ヒントをもう一つ。



その女性によると、
精子は仲間に入るが、

私がその女性に対して行う場合はNGである、ということである。



ああ。時をかける少女になって、穢れのないあの頃に戻りたい。



ということで、正解は一ヵ月後。



9月27日(月)


電車に乗ってみると、近くの女性たちが、

私の方をチラと見た後で、顔を見合わせている。



ここでどう思うかが、これまでの人生を物語るのであろう。



もし私がモテモテ人生を歩んできていたら、

(いやあ、また若い女の子を虜にしてしまった)とか、

(さっきの女のキスマークでも残ってるんじゃないか)とか、

一人ほくそえむに違いないのだが、残念ながら私は違う。



私のようなタイプがそういう状況に遭遇したら



ふと(ズボンのチャックが開いてるんじゃないか)とか、

(根性のある鼻毛が伸びしだっているんじゃないか)とか、



思わず視線を下にやったり、手を顔に当てたりしてしまうのであろうが、

たまたま今日の私の気にかかる点は、実はそれだけではなく





(アレ?さっきの
イソジンのニオイが残ってるかなあ)



と、背広の肩辺りをクンクンとした次第であり、



結構、切なさが止まらない。

(まあ、わかる人には、わかるでしょう)



9月26日(日)


と、昨日の日記を受けて、

アナルバイブK村が、こんなメールを寄こすわけである。



「よお、凡作よお。だいぶ俺のキャラ付けが出来てきたじゃんか」





・・・



残念ながら私に、登場人物の性格付けをする能力はなく、

淡々と彼の言動を日記に示しているに違いないのだが、



彼の吐く罵詈雑言の類は、決して私が彼のキャラクターについて

皆様に楽しんでいただくために脚色したりするわけではなく、

ただ私に言われたことを述べているに過ぎない。





「いや〜。そんな厳しいことを言うなよお」





最近になってめっきり角の取れた私は、彼の言動に対して

先のように返答するに留まるわけだが、いやはやこうして文章にすると

巷のいじめられっこと同じような気がして、ちょっとブルーである。



方や一部上場の証券会社の幹部候補生。

方や政府が減少ももくろむフリーター。



しかし会社を離れればただの男と男。

ま、それをわかっていても、色々あるのが社会というものだろう。





しかし、一度だけ、彼に
ガツンと言ったことがある。



同じ人間として、男として、一言ガツンと言っておきたかったのだ。





それは、私と彼が証券会社で新入社員として高崎に配属された

社会人暦半年ぐらいの出来事であった。



スーパーフリー、という文化的なサークルを有していた大学出身の

K村は、それこそ初めから目先は上を向いていた。



そして私は、今にして思えば証券会社に
最も必要ないと思われる

「誠意と責任感」を持って仕事に望んでいた。

とにかく、私が持てる才能は、それしかないからだ。



おかげさまで、そういうスタンスの私が新規獲得できる客層は

根性大好きのオーナー社長と、有閑マダムが大部分だった。



ちなみに証券会社の一番のお客は、他の証券会社でも取引していて

半分中毒になっているような金持ちである。

私の開拓する層が、それに該当するものではない。





で、私が新たに他のマダムを開拓して、会社に帰ると、

K村は私に向かって、こう言い放った。





「なあ、オバサンとエッチして口座もらってんじゃねーの」と。





バカヤロー





思わず、私はこう彼に言い返した。



不意に声を荒げる私に対して、彼はちょっと言いすぎた感があったのか

その場ですぐに軽い謝罪をして、いつもの雰囲気に戻った。



親しき仲にも礼儀あり、とはよく言うが

ちょっと恐縮する彼に対して、私はこうガツンと言ってやったのである。






「なあ、お前・・・



そんなオイシイ開拓の仕方があるんなら、

なんで早く教えてくれなかったの?」






・・・



ちなみに、それ以降の営業活動において色仕掛けを行ったか、というと

さにあらず。

ま、自分の顔と相談すれば、おのずと答えは見えるはずなんですけどね。




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