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2月5日(土)


「凡作は死んだのか?」




2月も後半に差し掛かる最中、依然として遅れ続ける日記の更新。

残念ながら、私は生きているから、このように遅々としながらも

日記の更新を行ってはいるのだが、実のところ先の指摘、

あながち間違ってもいない。



ああ。君たちの知っている凡作は死んだ。



いやなに、彼女が出来たとか、そういうことではなく

パチスロが殺人的に勝てない、ということにより

負けても負けても向かっていくあの気概、そういうものが死んだ。



唯一私のよりどころであり、また唯一私を評価してくれたパチスロ。

それが踵をかえすように、私を裏切り始めた。



女性にフラれることには慣れている私も、

同性にバカにされることには慣れてる私も、

たかが機械されど機械、そんなパチスロに裏切られる毎日。



そう。あの頃の私は死んだ。



2月の日記で追々記すことになるだろうが、

結論から言うと、今年に入って60万円のマイナス。

それ1月の中旬から、ほぼ最短ルートを辿ってである。



金額じゃない。その過程がすごいのだ。



現在は、そういうことで運用をストップすることにしたので、

いくらかは日記の更新のスピードも速まることと思うが、

それでも一日一日の分量が少ないのはご容赦頂きたい。



何せここ数日間の出来事は、あまりの不条理に

怒りのあまり、あまり覚えていないのだから。



さ、嫌なことを忘れるために、睡眠薬でも飲んで寝よう。



2月4日(金)


サミーから一年以上の沈黙を破り「ポパイ」が登場した。

ま、当然「北斗の拳」が売れまくっているのだから、

わざわざ新台を出すはずもなかったし、

そもそも「ガメラ」や「カイジ」というロデオブランド、実は

それもいっしょくたにサミー系であるわけだから

それほど大騒ぎする話でもないのである。



「5号機の話はどうなったんだ?」



少しパチスロに詳しい人なら、そういう話も出てこようが

実にひたひたと5号機の足音は忍び寄っている。



カイジ、黄門ちゃま、ポパイなど。

最近の新台に共通して言えるのは、大量獲得ではない

獲得枚数360枚〜420枚程度の「Aタイプ」なのである。



AT、大量獲得ともに5号機になったら規制される機能。



スムーズに5号機に移行できるよう、メーカーも業界も

こういう新台で試行錯誤しようという意図が見て取れる。



ここで簡単に
「ポパイ」の初打ちで感じたポイントを述べる。



・BIG、REGで構成されるAタイプ

 (BIGは平均400枚強か?)

・BIG中のハズしは効くが、パンクも多い

 (残り10G以下はハズしは止めたほうがいい)

・ボーナス終了後の連チャン率は低い

 (テーブル方式ではないのかも)

・代わりにPC(ボーナス高確率)の連チャンは息が長い

 (10〜20連も珍しくなさそう)

・PC潜伏のアクションが、往年の獣王を思い出させる

 (間隔は短い)

・PCはボーナス放出率50%らしいが、ムラがある

 (ちなみに私は9連続はずした)

・BIGの振り分け率は概ね高そうである

 (カイジと黄門ちゃまは悲しいからね)

・やはり、モード式と思われる

 (海 → 山 → 森の順に高モード)

・が、ほとんどが森に滞在する

 (北斗と同じ滞在率ではなく、山・海は本当にチャンス?)

・現状ではほうれん草とチャンス目のエラさは不明

 (チャンス目の出現頻度が山・海で高くなっている?)

・角チェリーの役割と、ボーナス・PCとの因果関係は不明

 (レバー音遅れは良く発生するが、チェリー対応)

・中チェリーはボーナス確定か?

 (体験、目撃上は100%。ターミネーターは違ったね)

・PC連発生はどこからでも狙えそうである

 (別にボーナス後が特に濃いわけでもなさそうだ)

・前兆RTは存在する

 (中チェリー後、放出までに数ゲーム要することから)





サミーのことだから、PC契機や回数には、

あっと驚くシステムが搭載されている可能性があり、

ほうれん草、チャンス目、チェリー(中)がアツいことには

間違えないが、どのような抽選を行っているかは、

正直なところ確信を持てない。



が、100〜200Gの分布の薄さから考えて、

現在幅を利かすストック機と一線を画すと言えるだろう。



印象としては、下記の通りである。



・アラジン度      → ☆☆☆☆

 (ま、抽選システムはアラジンのような感じでしょう)

・ファイアードリフト度 → ☆☆☆☆

 (出玉感、ボーナスに結びつかないときのイライラ感)

・ガメラHGV度     → ☆☆☆

 (液晶、チャンス目頻度と、チャンス目によるモードUP)

・獣王度         → ☆☆

 (ルーレット演出と、PC潜伏の演出感)

・北斗の拳度      → ☆☆

 (中チェリーのエラさと、モード移行感)

・旋風の用心棒度   → ☆☆

 (配列、特に左リール7リプ7。とBIG獲得枚数のムラ)



ひたひたと忍び寄る5号機の足音。

来るべき5号機の仕様も、この「ポパイ」の仕様もそうだが、

ただ言えることは、今日びの私のように

いきなり5万円以上使ったら、回収は難しい、ということ。



だから、
「鬼武者」で本勝負をかけるつもりです。

(負債が増える可能性の方が高いかもしれないが)



2月3日(木)


財布に5万円ほど入れて、

いつものようにパチスロ屋に行くと、

いつものように、それが無くなる。



そこまで行くと、カッと火がつき、

近くのコンビニのATMに、それこそ

時間を惜しむように走るのだが、

そんなことができるのは、

せいぜい給料日の1週間程度。



それ以降も同じペースで不幸は重なるが、

カッと火がついた時、

時間を惜しむように走るのだが、

その先はJCBやらモビットやらの

いわゆる高利貸しATMなのである。



おかげさまでア●フルだのア●ムだの

その辺にはまだお世話になってないのだが

ケンちゃんやラオウ兄さん次第によっては

これはもう時間の問題かも知れない。



ふと火が消えて、我に返った時、

(ああ、なんて俺はバカなんだ・・・)と

強烈な自己嫌悪に陥るのだが、



いやなに。我らが日本の借金は900兆超。

兆超々イイ感じ。私の孫の世代まで背負う金額。

東大京大一ツ橋卒。頭のいい人たちが支配する

この日本という国においてもそうなのだから

私の借金の金額なんて、吹けば飛ぶようなもの。



ライブドアの堀江社長も800億もだして株を買い

リサーチと直感と勢いで、とてつもない買い物をし、

莫大な借金を抱えたわけであるからして、

それに比べりゃ、私のなんて吹けば飛ぶようなもの。



・・・せいぜい軽の車一台分ぐらいじゃないか。



しかしながら、流石の堀江も

軽自動車を2ヶ月に1度買い換えるという

豪気でナンセンスな買い物をするはずもなく、



そのペースにして、

しかもその自動車が手元に残ってない、という

そんな私の財政状況こそが、

まさしく吹けば飛ぶようなものなのである。



2月2日(水)


K君、バンブー君、ズッキー君・・・

ゼミ長が結婚するそうです。



さて、いきなり内輪の話でオープニング。

皆さまには大変恐縮ではございましたが、こんな私でも

青春時代があり(まだまだ続行中ですが)、

大学時代には
ダメなあすなろ白書のような、香ばしい時期が

私の身の上にも、きちんとあったのであります。



件の「ゼミ長」というのは、本人的にはミスチルの桜井、

中井貴一、他人的には旧坂東八十助という、簡単に言えば

馬面な男な訳ですが、そのゼミ長が結婚するわけです。



身の丈知らぬ理想の高さを持ち、しかし女々しい性格なのに、

当時から漢道を驀進する私からすると、不思議なぐらい

女にモテたゼミ長。「母性本能をくすぐるんだよ」と強がりを

私はよく言ったものですが、彼は意中の女性を付き合い出し、

その女性というのが二の腕のたくましい
「太腕繁盛記」って

感じの男らしい女性であったので、周りからみるととても

お似合いのカップルではありました。



そんなダメなろ白書のような日々は、大学の卒業とともに去り、

彼は満足の行く就職先がない、ということで浪人を決め込み、

バリバリ仕事をこなす彼女に劣等感を感じ、

「あ〜あ。お前はいいよなあ」「どうせ俺なんかはさあ」

そんな弱音を吐くにつき、職場の頼れる男性に心が動くという

当然の女性心理が働き、ついには愛想をつかされるという展開。



「先天的ダメ男」の私からすれば、ゼミ長という人間は



・気高い理想を持ち

・暖かい家族を持ち

・ひたむきな努力を惜しまぬ根性を持ち

・それが報われる星の下に生まれ

・困った時には必ず助けてくれる人が現れ

・何故か女性に好かれる



という環境下にあっても、常に自分の位置に不満がある

「後天的ダメ男」であったような気がします。



彼は理想の大学に受からなかったとして仮面浪人し

(その大学に嬉々として通ってたのが私)

理想の就職先が決まらなかったとして内定を辞退し

(その業界で死ぬ思いをして働いたのが私)

付き合った女性に対しては不満をぶちまけ

(その女性に変態扱いされていたのが私)

別れた後、彼を慕う女性とまた付き合いだし

(その女性に変態呼ばわりされたのは私)



そして結婚に至ったのだろう。



そんな彼は、彼の結婚が決まった際に私に電話をかけてきて

終わったはずの恋について、こういうのである。



「よお凡作。お前がフォローをいれてくれてればなあ・・・」



・・・



どんな環境下においても、何か心にポッカリと穴が空き、

どんな僥倖の下でも、満たされない感に苛まれる彼と、



何も持たず、何も得られず。

地球の自転のリズムで空回りを続け

それでも何かを求めて走りつづけた、私。



ふとどちらが幸せだったのだろう・・・と、遠い目をしながら

ポケットに入ったタバコを取り出し、ボっと火をつけて考える。







女にモテて結婚できるほうがいいに決まってるじゃんかよ!




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