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2月28日(月)


私は他人さまのサイトはほとんど見ない。

いいところは取り入れ、自らのサイトを充実させたい、と

そんな思いは5%ほどはあるのだが、そんな5%程度の

やる気など、日々のパチスロの惨敗でどこかに吹き飛ぶ。



ああ。
私がコケティッシュな美女であったなら!



毎日毎日デジカメで脇の下を撮影し

「ワキ毛ちゃんの成長日記」やら



自らの
両足の付け根を掲載し

「サザエでございま〜すっつ♪」というキャプションを付け

ネットの向こうの自家発電なヤングに思いを馳せるのだが。

(あ。アワビか?すまんね、見慣れないもので)



あと、チャットとか、2ちゃんねるとか、

ああいうものもほとんどやりませんね。



たまに何かの表紙に見てみると、
他人の誹謗中傷とか

凄いことになってますもんね。殺伐としていて。



>氏ね

>キモい

>ウザい

>お前バカだろ?



こういう文章を打っている人間が、到底広域暴力団の

若頭クラスの
武闘派であるとは思えず、ま、大抵の場合

面と向かってこういう事を言われた場合には



「おい。目を見てもう一度言ってみろ!」

と言えてしまう風貌をしているに違いない。



私がこのHPを更新していて心地良いのは

ここ数年間において、私とこのHPに訪れる方々に対し

先のような文面のやりとりが皆無に等しかったことである。



掲示板常連の皆さま、私の友人の皆さまは

現実に起こる不条理やら因縁つけに

「なんだとコラ」と、面と向かって啖呵の切れる方々に

違いないのに、一様にネット上では皆さま紳士である。



そんなところが、”漢”を標榜するこのサイトとして、非常に

心地よい部分であり、願わくは
「類は友を呼ぶ」ということで

あってほしいのだが、



いや、でも皆純度の高そうな
迷いのない変態っぽい感じ・・・

これだけは
「類友」であって欲しくないところだ。



2月27日(日)


私が社会人になったころは、パソコンなんぞオフィスに1台

あればいいようなものであったが、それが課に1台となり、

2人に1台となり、今では1人に1台が当たり前になりつつ

あって、1人に1台と言えばそれは、やりたい放題である。



さて、自宅のパソコンと違って、往々にして会社のパソコン

というのは、サイトによっては接続してくれないという不具合

があるのであるが、それは「あらかさまに業務に関係ない」

内容について会社のサーバーがブロックをかけているから

であって、大抵が情報の流失と従業員の時間つぶしが主な

利用用途となる「チャット」や「WEBメール」は規制が入り、

当然、業務には関係ないと思われる「アダルト」系は有無を

言わず規制である。



当然のように、私の会社のパソコンからは、

「漢と書いてオトコのHP」は閲覧することは出来ない。



規制理由は
「アダルト」ということだが、ま、いかに高尚な

話題を提供しているとは言え、日々お下劣な単語を駆使し

表現をしているのだから仕方がない。



人畜無害な日記など、読むほうも書くほうもツマランと思い、

むしろ勲章のように受け止めている次第である。



検閲に引っかかってこそ、骨のある内容と言えよう・・・



今日もしたり顔で更新しているのである。



検閲、という言葉で思い出したのだが、友人が海外旅行に

行った際、帰り際にどこかのオヤジがポルノを持ち込んで

係員につかまっている時に、
OL風の女性達を指差し



「猥褻物ってなんだコノヤロー!



アイツらなんて
現物持ち込んでるじゃねーか!」



と、大騒ぎしていたらしい。



その話を聞いて、私も早くそのオヤジのように、

骨のあるオヤジになりたいと思ったものだ。



2月26日(土)


かの
マリリン・モンローは左と右のハイヒールの高さを

故意に違う高さにして、歩く時あのお尻フリフリウォークを

演出したらしい。



セックスアピールとは、こういうものである。



生まれながらにして決まってしまっている、というのは

顔や容姿の話だが、やはり少しは努力により報われる

場合があり、同じく
コチンに関しても、ある程度は生まれ

ながらにしてサイズは決まっているのかも知れないが



自らの努力によって、何とかなるものと私は信じている。



アジアの巨砲

焼き芋

3本足

白い巨塔




様々な称号を頂いている
私の分身ではあるが、

これは単に天から授かったものではなく、

努力して何とかなるレベルにない顔と容姿にかける

努力の割合を、すべて股間に注いだ結果であるから、



皆さまもただ羨むだけでなく、自分なりの努力をする

べきだ、と、声を大にして言いたいのである。



「はじめの一歩」というボクシング漫画で、鴨川会長が



「努力がすべて報われるとは限らない・・・しかし

 成功したものはすべからく努力しておる」と言っている。



かのビン・ラディン氏が、その攻撃対象を

ワールドトレードセンターにするか、
凡作の股間にするかを

3日かけて悩んだ、というのは有名な話であるが、



そんな私の股間も、涙なしでは語れない努力の結晶である。



ここでその方法をお伝えするのは容易い。

しかしそこは各々、自分で考えて、そして実行して欲しい。



そうすればこの間の風俗の時の私のように



「樹齢何年モノですか?」と問われて初めて



努力が報われた時のみに流れる、

本物の涙の美しさを知るのだから。



2月25日(金)


転勤はキラいだが出張はスキ。



こんな私だからこそ今の職場が勤まっているのであるが、

今回は
札幌へ出張でございました。



講習会と称して、しかも講師を称してエラそうにしたり顔で

いいかげんなことをのたまった後は、
ススキノに繰り出し

夜の蝶と化そうとするのである。



今回は、
年下の男と一緒の出張である。



「で、君はアッチの方はどーなの?」



既におじさんの貫禄で彼に問い掛けたところ



「いや、風俗なんて、一度も行ったことありませんね



う〜ん。残念ながら当世若者気質。

行ったことがないのも不思議なら、

行きたくなさそうなのも不思議である。



しかし大抵風俗なんてものは、悪い先輩、悪い上司に

ムリムリ誘われるのがデビュー戦、というのが多いはずで



学生時代に初めて一人で
新宿素股倶楽部に乗り込んだ

漢、凡作を基準にすることは適当ではないだろう。



(ついに「悪い先輩」になる時がきたのだ)



「いや、なんだ。これは人生勉強の・ようなもの、だから・・・」



「いえ、出してもらってもイやですね。それよりも」




彼の言うには、せっかく札幌まできたのだから、

有名な店で
ジンギスカンでも食べたい、というのである。



彼を説得するのは、ジンギスカンを食ってからでも遅くない。

私は彼を連れて、多分、札幌で一番有名な
「だるま」という

ジンギスカン屋に向かった・・・が、



大行列である。



20〜30人の行列が、寒空の中放りだされ、よくよく見ると

店内のカウンターの中にも、長蛇の列が出来ている。



「ああ、これはしばらく空かないな。じゃ、別の店に・・・」


「いやっ、この店がいいっすよ俺!」



行列=有名、という図式はその通りであるが、

待つ時間と味が純粋に比例するとは限らない。



見てみろ後輩君。

目の前に待っているこの人たちのほとんどが、

キャバクラの
同伴出勤チームであったり、

ススキノのタウン情報をもった旅行客であったり、



そう。味よりも名前を気にする人たちでごった返してるんだ。



「食い物の味ぐらい、自分で判断しろっつ!」

頑固オヤジのような一言を放とうとしたその刹那。



「♪わー。やっと見つけたあ!込んでる〜」

という
女子大生チームと思しき一団が我々の後についたので

その言葉をグッと飲み込んでみた。



その後1時間以上2時間弱の時間を、ジンギスカンの煙と

女子大生のいいニオイにまみれて過ごしたわけだが、



それにしても日本人というのは変わった人種である。



この現象にせよ、ラーメン屋に並ぶ現象にせよ、

ディズニーランドにせよ、並ぶのが好きな人種である。



私なんぞは土日の朝にパチスロの開店待ちの行列に加わって

いるので、まあ、何もいえないわけだが、



例えば広島の駅にある、お好み焼きの屋台がたくさんある所。

一軒だけ強烈に込んでおり、後の店はガラガラなのである。



仕事でよく広島に行くので、わざわざ食べ比べをしているので

あるが、人間の量の差ほど、味もサービスも価格も変わらない。



こんな話を聞いたことがある。



沈没寸前の豪華客船に乗っている乗客を海に飛び込ませる際、



アメリカ人には

「飛び込んだらヒーローになれますよ」といい



ドイツ人には

「規則では飛び込むことになってます」といい



フランス人には

「飛び込まないでください」といい



中国人には

「美味そうな魚が泳いでました」といい



そして日本人には

「もう皆さん、飛び込みましたよ」と、そういうらしいです。



つまり、そういう国民性なわけですな。

後輩の彼、そんなに札幌に来る機会がないので、

ここはおとなしく行列について、確かに美味なジンギスカンを

頬張り、ああ美味かったと、店を出て後輩に


「じゃ、そろそろ夜の帳へ・・・」と言ったら返しの一言。



「いや、もう遅いんで、もう帰りませんか?」



・・・なあ、確かに
食事に3時間もかけてたら

夜も更けるわ。
バカモン!



っつーことで、今回の札幌は、
ノー風俗です。



ちなみに、

関西人には
「阪神が優勝しましたよ」と言うそうです。



2月24日(木)


和田アキ子。我が家に返ると何になる?

正解。
矢田亜希子。



「わ」が「や」に変えておりますね。

・・・最近の更新分は量が多いので、

今日はこれでおしまい。いい夢見ろよ。



2月23日(水)


【セブン】
(1995/米)



私の大学時代の友人。教師になる理想を持つ熱血だった男。

その男が彼女とこの映画を観にいき、私にこう言った。



「むなくそ悪い映画だ。こういう嫌悪感、俺はそれを大事にする」



それは正しい。



しかしそういう感想を抱ける内容は、映画としては成功である。



当時から既に、数タイプある脚本のベースから何かを一つ選んで

俳優を音楽をポンポンと入れれば、はい、映画の完成です、って

そんな映画が多くなってきていて、ま、いうなれば

「ダイハード的」だの、「インディジョーンズ的」だの、

そういう当たった映画のバリエーションを広げる流れがあった。



『セブン』も、「羊たちの沈黙的」スリラーで、その流れを組むもの。

そんな気持ちで映画館に行ったのであるが、

いい意味で裏切られて、私としては非常に完成度の高い映画だと

実のところ今でも思っているのである。



先日、DVDで再度鑑賞し、だからこそストーリーの意外性とか

そういうところとは離れた映画の完成度を再確認した。



雨の降りしきるダークな映像、

思い返せば、ああケヴィン・スペイシーはこの頃から上手いな、

とか、そういう映画技術的な完成度の高さを満喫する。



特に、オープニングのタイトルの完成度の高さは

私の見たことのある映画の中でも5本の指に入る・・・

というか、他の4つのタイトルを挙げることが出来ない。



ベストというには、あまりにも抵抗があるほど、気持ち悪い、

不快感を増長させるタイトルなのだけども、あのセンスは

非凡なものを感じるのである。



以下、この映画を見てない人は他の日の日記まで飛ばすように。

これから書く内容は、確実に観た人前提に話す内容だから。



さて、キリスト教(?)の7つの大罪というのが

「大食」「強欲」「怠惰」「高慢」「色欲」「怒り」「羨望」(出てきた順)

というらしいのだが、この7つの大罪に沿って猟奇殺人を行う

犯人と、ブラッド・ピット扮する若き刑事と、モーガン・フリーマン

扮する引退間際の老刑事の物語である。



猟奇殺人をテーマにしている段階で、良い育ちをしてきた諸氏の

大部分の方は嫌悪感をあらわにするのかも知れないが、

その殺され方も残虐であり、最後のブラピの嫁の首のくだりで

「ああ、もう。信じられない」となる気持ちもわかる。



しかしながら、人間の最もダークな部分、

例えば人間が生まれながらに持っている残虐性や

「他人の幸運を妬み、他人の不幸は蜜の味」という感覚。



この映画はそれを示唆し、表現しているように私には見えた。



例えば、この7つの大罪から最も離れていそうな老刑事。



仕事には真摯で、知識もあり、上司も一目置いているが、

あと数日で刑事という職業を辞めるわけである。



代わりに来るのは若さに満ちた元気な刑事。男前。

嫁は美しく、自分が使っていた職場の部屋はすでにもの。



そんな彼が映画の最後に、若い刑事が犯人を撃ち殺し、

警察の車で護送されているところで、ヘミングウェイの言葉を

引用し、こう述べるのだ。



「『人生は素晴らしい。闘う価値がある』

・・・後半の部分は賛成だ。」



怖え〜



映画全編を通して唯一のナレーション。しかも最後の最後。

老刑事の心の中を現す最後の最後の表現がこの言葉である。



要は、さ。

犯人の意思を、最後に完成させちゃうのが老刑事でさ。



別にわざわざ奥さんが妊娠してたことなんて言う事ないし、

そもそも、小包のことなんて正直に言わなくてもいいわけでさ。



どうせ定年間際なんだし、本当にその場を収めたかったら

ブラピより先に犯人を殺さない程度に打っちゃうなり

(犯人の目的を阻止する、という意味では緊急避難だわさ)

体を張って止めるなりすればいいわけでさ。



そうしなかったのは彼が

一生懸命やってきたのに、自身は報われないし、

嫁もいないまま警察を辞めるというのに、

この若者は自分を抑えることもできんというのに、

俺のポジションに楽々ついて、きれいな嫁もいてさ、

なんてムカつく野郎かと思っていれば、やっぱ世の中

そんなに甘いもんじゃないよな、うん、うん。



・・・的な感情が少なからずあった、という暗示だと思った。



彼がこの件によって警察を辞めない、というのはその前の

警部のような人との話でわかるわけだし。



ひどい世の中だけど、それはみんな同じよ、っていうことで

老刑事の中にあった厭世観のようなものが、

(もしかすると犯人のおかげで)晴れた、的な終わり。



ここまで深いこと考えさせる映画って、そうそうないよねえ。



これが私の今までの『セブン』感。

100点中85点を献上させて頂いておりましたが、最近、

DVDについていた特典(監督の解説)を聞いて、実のところ

製作者にそこまでの悪意の暗示はなかった、ということが

わかって、10点減点の75点でございます。



いや、さ。

製作している人がそこまで深く考えてなかったなら、ここまで

悪意の解釈をしてしまった自分の思想が、

思いっきり犯人サイドじゃねーの!とふと思ってしまったから。



ちなみに映画の中の犯人さま。



私一人処刑すれば「大食」「怠惰」「色欲」「羨望」「怒り」の

5つの大罪クリア!でございます。



あとの「強欲」「高慢」は
アナルバイブK村あたりを処刑すれば

済む話なので、そんなに手間隙かけなくて済みましたのにね。



残念。



2月22日(火)


ここもと「ホリエモンVSフジテレビ」の図式のニュースが、

人事であるから、楽しく見守っている状況である。



ホリエモンは歳でいうと私の少し上ぐらいであるから、

まかり間違って私が東大でも入っていれば、「先輩!」と

言っていてもおかしくない年齢ではあるのだが、



それにしてもニッポン放送を買収しようなどとは、

人間のスケールも
バカのスケールも大したものである。



ホリさんの常套句に
「想定の範囲内」という言葉があるが、



「想定してたんなら根回ししとけや!」という

大人な意見のツッコミの声が聞こえてきそうである。



多分、メインの想定はフジサンケイグループが

「ようこそおいでくださいました。一緒に頑張りましょう!」と

言ってくれることだったのだろう。



ニッポン放送の社員は「経営の風通しがよくなると思う」と

肯定的な意見で迎えてくれて



フジテレビは「目の付け所がさすがに斬新だ」なんとか

言って、「♪きっかけは〜」のCMに出してくれそうな勢い。



大株主になる程度なら、そうなったかも知れない。

しかし初めから「支配」を目的にしている買収である。



いくら「ひょうきん懺悔室」で水をかぶったこともある

シャレのわかりそうな会長でも笑って済ますはずがない。



徹底抗戦は想定内、TOBに応じた様々な企業の時価を

下回る価格での株売却も想定内、ニッポン放送全社員の

総スカンの意を示す声明も想定内というのであれば、



そりゃ俺が今日
パチスロで7万負けるのも想定範囲内だし、

もしかしたら車に跳ねられて彼女いない暦30年のまま

天寿をまっとうするのも、ある意味想定し得る状況である。



そうしないように円滑に話を進めるための根回しをするのが

当たり前じゃないか、というのが政治家や経営者の意見で

あり、いかに左がかっている私でも、さすがにその方々と

意見を同じにせざるを得ない。



今の状況は、マネーゲームにもならないマネーゲーム。

「今後の付き合いも考えて」とTOBに応じた企業は

株価という数字ではなく、グループとの付き合いと、

会長まで登りつめる過程において気づきあげた人脈。

そういうものを重視したに違いないのだ。



そのフジテレビ会長は、ホリエモンを叩き潰すつもりだろう。



「持ち株の形態が自分のビジョンに会ってたから」

この一点でフジサンケイグループをターゲットにし、

仁義もへったくれもなく企業を我が物にしようとした氏に



そりゃマフィアでなくとも鉄槌を下すのはトップの使命であり

今後の見せしめのためにも、ホリエモンを社会的に

抹殺しなければならない。



私の予想するビジョンはこうだ。



・引き伸ばしやら上告やらで、結局は支配権を与えない

 (時間かせぎっすよ。正論に対向するには)


→商法の基準に沿うやり方で、ニッポン放送株を上場廃止

 (ホリエモンが株の売買益を得る可能性は激減)


→他のインターネット企業と提携関係を結ぶ

 (敵の敵は見方。ソフトバンクでどうだ?)

 (ホリエモンの経営方針のほとんどの意味がなくなる)



本業も成長途中で、借金まみれとなってしまった氏は

ここまでやられれば、それは無傷ではいられない。



な。

総スカン喰らうことを「想定の範囲内」なんて強がってないで

もっと仲良くなることを考えようよ。手打ちってヤツだ。

今の状態で経営権握ったって、うまくいくはずないんだから。



俺のように、「7万円負けは想定内」って強がったところで

そのままATMに
高利の金を借りに行くような解決策では・・・



って、ダメだ。

俺のスケールが小さすぎる。



2月21日(月)


【SAW】
(2004/米)



映画は、観終わった後に感想戦を闘わせるのが楽しいのか、

観てる間が楽しいのか、ま、両方の面があるのだろうが、



この『SAW』という映画。観てる間の2時間、

(どうして?何で?これからどーなるの?マジかよ!)の連続で、

観終わった後の1時間や2時間は余韻に浸れるという

全くもって、面白い映画なのである。



観てる間のテンポの維持やサスペンスは全くダレることなく、

オチへ向かうだけの映画と異なり、しかもオチもインパクト強烈。



しかも伏線が張り巡らされているので、観終わった後も、

(ああ、そういえばそうだったなあ)と、妙に納得できたりする。



DVDを購入し、何の気なく再生を開始したのだが、

そのまま見入ってしまって、この『SAW』の世界感から離れたく

なくて、特典映像まで見てしまったが

(私は、不意に面白い映画に出くわすと、こういう特典まで観る)

そこでも、ちょっとびっくりした。



なんと監督はどう考えても私より年下のチャイニーズ系であり、

思わず唸った脚本の主は、主役の一人の若い方。



いや〜。
才能が爆発しちゃってますね。おじさんは羨ましい。



確かにインパクト重視なところとか、荒削りなところもあるが、

東大出てから映画会社に入社し、助監督を経て監督へ、という

日本の典型的な映画監督への道が、日本映画の衰退を招いて

いるんじゃないか、と、この点あたりはアメリカ映画を単純に

羨ましく思ってしまったりする。



話といえば、廃墟の中の広いバスルームの端に各々、

主人公の医師と、もう一人の主人公の若いカメラマンが

鉄の鎖に繋がれていて、ポケットにはゲームの指示書、

真中にはテープレコーダーを握り締めた死体、そしてノコギリ。



何が凄いって、タイトルですよ。
『SAW』



当然、ジグソーのソウもあるが、この映画のポイントは「Saw」。



医師は以前から犯人を「見ていた」し、

カメラマンもファインダー越しに窓に映る顔を「見ていた」。

刑事は捜索時に犯人を「見た」わけだし、張り込み中も「見て」いる

相手に沈黙を守る理由も後々氷解。

そして何より犯人がゲームに参加する被害者を「見る」のが目的・・・



(ああ、ソウいえばソウだったなあ)と、後々納得させられる上手い

タイトルのつけ方ですが、グイグイ引きこまれているので、見てる

最中は気づかない。



ええ。ラストのインパクトは
ソウ像以上です。



2月20日(日)


【香港国際警察 NEW POLICESTORY】
(2004/香港=中国)



言わずとしれた
ジャッキー・チェンの人気シリーズ最新作。

驚くほどにあっさりと、しかも上映館数が少ない環境で

2005年、春。上陸。という感じなのだが、

まず最初の印象としては、



(日本の配給会社は何考えてるんだろうか・・・)



という世界である。人、入るよ、この映画・・・



ということで、過去のジャッキー映画の中でも数本の指に

入るほどの傑作であり、最近珍しい
「2時間キッチリ楽しめる」

映画に仕上がっているわけで。

ファンに限らず、映画館で観ないと後悔するよ。

パチスロやってる暇があるなら、絶対観にいった方が良しです。



自信に満ちた警部が、銀行強盗チームに部下を全滅させられ

現実逃避するように酒に溺れてゲロを吐く・・・という、

今までのジャッキー映画ではありえないようなシリアスな感じで

物語はスタートする。



「いつ酔拳が炸裂するんだ?」というツッコみを入れるような

雰囲気のないままシリアスに物語は進行し、


『踊る大捜査線』の織田裕二のような格好をした若い相棒が

登場した後、ほぼアル中のまま銀行強盗チーム討伐に向かう。



泣きます。



映画の筋、というより、ジャッキーに。



51歳ですってよ、ジャッキー。なのに、観客を楽しませようという

その一点のために体を張りつづけるジャッキー。



「香港国際警察〜ポリスストーリー〜」から20年経ってんですよ。

ハリウッドでも大成功を収めてるのに、何で今でも

バスの上で飛んだり跳ねたりしてんだよ。死んじゃうよ!危ないよ!



優しく強い正義の男、ジャッキー・チェン。

殺伐としたこの世の中に、本当に目の前に現れて欲しい男は

私にとってジャッキー・チェン以外にはありえない。



優しく強い正義の男、というイメージ。役柄じゃないか、って?

ジャッキーって、子供が好きな俳優でしょ?

子供の目はごまかせないって。



それもそうだけど、ハリウッド本格進出前のジャッキーに、

『リーサル・ウェポン4』のジェット・リーが良かったという背景もあり

麻薬密売人という悪役でハリウッドからオファーがあったときに、



「僕は麻薬を扱う映画には出ない。」とキッパリ断ったそうである。



それでもちゃんと数年後にハリウッド映画で活躍しちゃうんだから

ドリームだね、アジアの。



そう。ジャッキー相手だったら私はホモと呼ばれてもいい。

そんなジャッキーの渾身の一撃。『香港国際警察』。



ストーリーだ演技だガタガタ言わずに、とにかく観にいって、

みんなも男を磨いて欲しい。大丈夫、後悔はしないから。




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