ニュースを見てたら、大企業10数社が「談合」の疑いである。
そのニュースを聞いて、庶民として怒りを露わにするでもなく、
私の思ったことといえば、単に
「うまい方法を考え付いたなあ」ということである。
談合の歴史を遡ると、まあ、詳しいことはわからないが
相当昔からあったシステムであったようである。
日本の民主主義、資本主義が急速に進んだのは
進駐軍が上陸した「戦後」という節目からだろうが、
当然その頃にはこのシステムが開発されていて、
また運用されてたはず。
もしかしたら江戸時代まで遡るのかも知れない。
頭のいい人間がいれば、入札というシステムを知ると同時に
思いついたであろう「談合」というシステムは
とかく値下げ競争になりがちな入札において、利益を確保し、かつ
安定した仕事の供給にありつけるという、社会主義的民主主義
すなわち福祉国家としての要請を満たすものであると言える。
なぜ談合が問題になるか?ということを考えると
それは談合に参加しない企業に対する不公平と、
必要以上に対価を支払う契約の相手方、すなわち
入札という制度が主に税金で賄われる公共事業である点だろう。
だから
企業における談合は、別に規制するなら規制してもかまわないが
せっかくよく出来たシステムなので、以下のように活用して頂きたい。
「恋愛業界における談合」
誰も傷つかないし、なにより
俺が傷つかない
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