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6月11日(土)


「押忍!番長」
というパチスロを打ってみて

最初から数えて5回目のボーナスが、天井と思しき1200G台も含めて

すべてREGなのは、如何なものか、と、

まあ、深く追求しないでおこう。



番長は多分、

私のような男前が嫌いなのだろうから。



6月10日(金)


会社で、何かの懸案を会議にかけると、

必ず突っかかってくる男がいる。



当然、役職も年齢も私より上、というより

バイトである私は、社員として働く食堂のオバサンより

業務についての発言権がないのはもとより承知。



しかしながらムーミン似のその男。

非建設的な意見を積み重ねるのは如何なものか、と、

まあ、深くは追求しないでおこう。



ムーミンは多分、

私のような
男前が嫌いなのだろうから。



6月9日(木)


どーせ女子大生やOL向けの雑誌が騒ぎ出したのだろう、と

たかをくくっていたのだが、どうやら騒いでいるのは文化人や経済人。



「クール・ビズ」ときいて

(俺のようなクールでいて、それでいてパッションな仕事ぷりのこと?)

と、ほくそ笑んでいたのだが、



実に私のいるオフィスにそれが導入された今では

俺のような人間には、
単に拷問である。





俺をゆでる気か?





デブをナメてるのか?





オフィスの室温を28度に設定。

オフィスってのは、人口密度が高いのである。



湿気を伴うオフィスの奥に、蜃気楼が見えたとしても不思議ではあるまい。

とにかく、外よりアツいのである。



俺はポーズというか、おためごかしが嫌いだ。



地球温暖化の問題が深刻なのは重々承知。

京都議定書のことも知らんでもないが、知ってるか?



重役室はキンキンに冷えていることを。





とにかく、粋じゃねーんだよ。

冷房の温度を上げるとか。どうせやるならオフィスに氷柱をおったてるとか

熱海サンビーチにオフィスを移転するとか、そういう発想ができないのか?



とにかく、室温は変えられても、
俺の肉襦袢は脱げねーんだよ!



鶏がらのような体型の女ならVANシックスティーンをシューシューしたり

おエラいさんなら冷房の効いた部屋で唸っていればそれでいいが、



俺のような高性能な
単亀頭エンジンは冷却なしではオーバーヒートだぜ。



で、かくなる上は
空冷である。



素直に体制に従えるようなら、このような人生は送っていない。

THE反骨。これが俺の人生さ。



昼休みにビックカメラに行き、
サーキュレーターという扇風機を強力にし、

指向性を高めた、サーバールームに置くような装置を購入。



それを職場において、
最大限の出力で作動させたのである。



私と同じ境遇である現在の課長(要は、太ってる)は羨ましそうに

私を眺めるに留まっていたが、当然、回りの目は皮肉なもんで

超クールである。





しかし、これは
レジスタンスである。



これから半日。ほとんど
TMレボリューションのPVのような状況の中で

業務を遂行したのであるが、



かいた汗が冷えるのと、多分、皮膚呼吸が困難になったせいだろう。





次の日は風邪っぽい症状で具合が悪かったと、さ。





なあ、社会や企業のみんな。



将来の地球を救うことを考える前に、

こんな
かわいそうな私のことを救ってみないか?




6月8日(水)


映画づいてきたので、もう1本。



「宇宙戦争」。スピルバーグの新作を観てきた。

これ、映画評を見ると「最高!」と「最低!」の評価が真っ二つである。



さて、最近の映画、とりわけこのような超大作の場合、

失敗は許されない、ということで、多分マーケティングに基づいて

「マニュアルという機械にプロットと俳優と予算を入れてポン」という

実に似通った展開になることが多い。



出だしでドン。ロマンスとユーモア。長めのラスト・アクション。

そして驚愕のドンデン返し。



天下のスピルバーグである。

そういう展開を取ろうと思えば取れるに違いない。

(というか、雇われ監督では、あの展開にはできない)



が、この映画は、そういう展開にならない。



この映画を「最低!」と評する人の意見は



「映像と音響だけ。展開がお粗末」

「迫力はあるが、ラストが納得いかない」



というものがほとんどである。



私の意見は、「映像と音響、迫力が味わえるのなら」

映画館で観る価値があるじゃないか。よって
「最高!」



皆さんも、観てから「最高!」か「最低!」を判断してくださいね。





■■■(以下、ネタバレになるので、観てない人は飛ばすように)■■■



主人公のトム・クルーズはダメオヤジである。

嫁とは離婚。そして新しい主人(多分、デキる男)と結婚し幸せになっている。

年頃の息子と、幼少の娘(この子役がウマいのよ)と、逢う権利があり、

無理無理トムのところに二人の子供が来るのだが、久々に逢う子供たちに

対しても、当たってしまったりして、決して立派ではない。



で、その最中に宇宙人の出現、襲撃となるのだが

(この表現は最高峰。ありえないものをよりリアルに見せようとする表現と

 決して見せるだけの表現をしないようにするテクニックがスゴイですわ)



トムは、最後まで「逃げるだけ」なのである。



最後まで逃げることのみのかつてのヒーロー、トム・クルーズと、

逃げてる間に、勝手に解決しているストーリーが批判の的である。

まあ、一市民が宇宙人を追っ払えるはずがない、というのがリアルだが

宇宙人がせめてくる時点で、リアルじゃねーじゃん、ということだろうね。



そして、最後に必死に守ってきた子供を、

元の妻の、新しい家族の下に送り届けて、物語は終了する。



元の妻と新しい夫の「ごくろーさん」という声が聞こえてきそうなラスト。

そう。

そういう救いのない映画なのである。「宇宙戦争」は。



6月7日(火)


「スターウォーズ エピソードV」
を観た。

不覚にも、泣きそうになった。



アナキン・スカイウォーカーという若者が、ダース・ベイダーになるまでの

物語である。確かに、30年近く前のエピソードWに繋げるための

”強引な”ストーリーである感は否めない。人物描写?そんなものが

そぐわない映画であることも否定しない。



しかし、すべてが理路整然と進むことこそ稀なこの世の中において

若さも才能もほとばしる若者が、すべてを棒に振ってしまう不条理。

荘厳な音楽とあいまって、





「お前は選ばれし者だったのに!」



「あんたが憎い!」






師匠であるオビ=ワンとの激闘の末のこのやり取り、なんだかもおう





なんでそうなっちゃうんだよ!!



と、心の中で叫んでみる。





ストーリーが取ってつけたようなもので、(んなわけあるかよ!)という

強引さが、かえって不条理を演出している。



なんでそうなっちゃうんだよ・・・





スターウォーズWより、回を重ねる毎にデキの悪いディズニー・ランド化

している同シリーズを、実のところ高く評価していなかったのだが、



このエピソードVを見た後に、ヨドバシカメラでV〜YのDVDボックスを

購入し、一気に観るとアラ不思議。



連発で観ると、胸に迫るものがあるわこの映画。

(特にYのジェダイの帰還の最後の最後はびっくりの仕掛け有り)



とにかく、これで映画界における、一つの「祭り」が終わった。

そんな喪失感すら感じてしまう。



よく「1,800円分の価値があるかないか」という、世知辛い映画評が

あったりするわけだが、風俗で
延長やら指名やら考える暇があるのなら

しのごの言わず、ぜひ観に行って欲しい。



「風俗1回行ったつもりで」なら、ま、そこまですることはないと思うが。



6月7日(火)


いや〜。

実際は今日の日付は7月12日(火)だからして

季節感もクソもない6月7日分の日記更新である。



6月の初めの更新で
「これから株をやる」と宣言をしたものだが、

楽天証券さんの都合等により、口座を開設できたのが7月に入って、

初めて取引したのが昨日の7月6日(月)の話である。



お恥ずかしい話だが、用意できた資金は16万円だった。



パチスロ(特にリオ)で悶絶し、その用意した金も金利がつく金。



カノープス(6774)を1株、144,000円で買いを入れ、

その日はホールド。

そして翌日(今日)、前日比10,000円高をつけたのだが、売却。



実際には若干下で売ったので5000円程度の儲けだったわけだが

それはそれでいいのである。





ゲリラ戦、という表現があるが、

金持ちの戦い方と、貧乏人の戦い方が違うものなのか、と。



一晩寝かせて5000円。

10株(150万)買ってれば、5万円の儲けだし、

100株(1500万)買ってれば50万円の儲けである。



誤解のないように言っておくが、株の世界において



貧乏人のみ有するメリットなど、一つもない。



金持ちと同じ土俵で戦うには、パーセンテージで勝負するしかない。



1万円が1万1000円になったとして、それは中々売れないのだが、

1億円が1億1000万円なら、平気で売れる。



忘れてはいけない。

金持ちだろうが、貧乏人だろうが、牛丼1杯の値段は400円であり、

川崎のソープの値段は、一発2万円なのである。



特に儲けが出てる場合、1株でやってる方は、売る売らないしかないが、

10株の場合は、5株売って益を出し、5株をホールドすることができる。



つまり、貧乏人より金持ちのほうがリスクが少ないわけだ。



貧乏暇なし、とも良く言う。



株式の掲示板を見てて、真昼間からしょうもない書き込み(誹謗中傷)を

している投稿人が、1000株単位のトレードをしてるのを知った時には

思わず生まれを呪うがの如く、頭がクラクラするのであるが、

株に必要な「暇」という要素も、貧乏人には不足した要素である。



だ・か・ら



貧乏人の代表である私は、言う。

同じ土俵で戦うためには、パーセントの勝負しかない。



でも、みんな。悲観してないで見ててくれ。

これからも私は小額ながらも、勝ち続けるのだから。



そう。闘いは不利には違いない。

だって、金なし暇なしの私である。





あるのは
才能だけなんだから、ね。





6月6日(月)


〜エリートの条件〜




幸いなことに、私は女性こそ縁がないが、野郎ども、もとい

男の友人には結構恵まれているのである。



私が一目おくほどである彼らであるから、ポテンシャルとしては

当然、巷のヘタレちゃんとは一味違い、ま、ほっておいても

世間でいう「デキる男」。そういう類の男が多い。



例えば、だ。

このHPに出てきた男を挙げてみると、



K君は一部上場企業の企画畑に抜擢され、今や非組合員。

バンブー君は泣く子も黙る有資格者であり、現在は法律事務所に勤務。

ズッキーちゃんは颯爽と金融業界転職し、ノルマをやすやす達成し

その途中で
風俗に行こうと、上司に何も言わせない男である。



翼くんは元国営通信会社系にキャリアアップし、今は企画畑で、

先日めでたくフリーター生活を卒業したヌケル君は、今やコンサル会社で

百戦錬磨の企業担当に、ビジネスとは何たるかをたれているはずである。



逢ったことはないが、掲示板の常連さんの中においても



匿名さんあたりは
只者ではない雰囲気がぷんぷんだし、

その他の方においても、行間に溢れんばかりの知性がほとばしっている。




が、しかしだ。



彼らが仮に「デキる男」であっても、すなわちエリートかというと

単純にそうは言えないだろうと思うのは、次の男の存在である。





その男の名は
「アナルバイブK村」

彼こそが俺の知る、本物のエリートである。





先日、彼から携帯に電話が入った。





「凡作か?いやあ、ついに異動が出ちゃったよ」



「そうか?それでドコになるんだ?」



「●●支店の法人だよ」






彼とは一時期、同期として某証券会社に席を並べていたのだが、

片やスロッター(しかも負けまくり)、片や本社の経営企画部であった。



金融機関においては「新人配属」→「企画」→「法人」→「営業統括」

・・・のようなルートこそが重役の道であり、彼は如実にこのコースを

トレースしているように見える。





「そりゃおめでとう」



「ま、しばらく地方だから、
結婚もするよ」





自分の人生にあわせて、結婚という行事を司ることができるのも、

これまたスゴイ話である。

通常であれば世間体やら勢いやら勘違いで結婚に向かいそうなもので

それでも相手がいれば素晴らしいことで、

私のような
路傍の糞虫には、結婚の相手もままならないのである。





「そりゃ、重ね重ねおめでとう」



「で、凡作に”24”のDVDを借りてただろ?」



「ああ、そうね」






そう、私は半年ぐらい前に、勢いで買った”24”のDVDボックスを買い、

それを聞いたK村は「貸してくれよ」と言ってきたので、快く承諾したところ



「で、いつ届けてくれるんだ?」と言われ、車で配達した経緯がある。





「いつ引越しするんだ?」



「ま、今月いっぱいは東京にいるけど・・・」



「そうか。」







「で、
いつ取りに来てくれるんだ?







これが、デキる男とエリートの違いである。



エリートは如何に他人を使うか、という点で優れているのである。

「自分の体一つでは限界があるから、他人を如何に動かすか?」

という点が、エリートがエリートたる所以なのである。



政治家とか、官僚とかがそうでしょ?

「僕のために、君たちは手よ足よ」というのがエリートの真骨頂である。



彼にはそれができる。それができる男である。





「・・・何で俺が取りにいかなきゃいかんの?」



精一杯の庶民の抵抗を試みたが





「まあ、そういうなよ。エロビデオもやるからさあ。


 
そもそも暇だろ?





もし彼が政界にうって出たら、1票か2票ほど投票するつもりである。



6月5日(日)


「リオデカーニバル」
を朝一から擦り始めるも、

展開にも恵まれず、ただコインサンドに千円札を投入し、

1万円の両替と台とを往復するだけのマシーンと化していた。



7度目の両替に席を立ったとき、ふと思った



(俺・・・もうダメだあ)



とにかく、当たる気がしない。



解析記事をみてからというもの、こんな小市民であるこの私に

RIOチャンスなど引けるわけがないと思ってしまっている。



これが私が10代や20代の前半であるならば、溢れるパワーと

足りないオツムで「自分だけは」と根拠のない自信をもって

その台に臨むことができるのだろうが、悲しいかな、将来性の乏しい

30男の私は、打ち続ける理由よりも、やめる理由を探していた。



15回目のチップから、REGが放出された時に



(…もうやめよう)



と思った。今日の勝負を、ではなく、
パチスロそのものを、である。





外はまだ昼下がり。

まったく愛想のないオヤジのいるラーメン屋に赴き、ラーメンとねぎ丼を

注文する。エラそうに1,000円も取りやがるのだが、何、

今日ちょっと朝寝坊をしたならば、このセットを70杯近く食べれたのだ。



頭の中で、昔に聞いたチェッカーズの歌が流れた。



(♪ば〜かだね お〜とこ〜ってえ〜)



男がバカなのではなく、俺がバカなのだ。

今までパチスロに当てた時間で、一体何が出来たのだろう。



バイト?勉強?・・・青春?



いずれにせよ人並みに・・・いやいや

この情熱を傾けていれば、人並み以上の何かを手にしていただろう。



・・・俺のバカ



そう小声で呟いたその場所が、またパチスロ屋の中だというのだから

もう空いた口が塞がらない。



昼過ぎだというのに、BIG16回、REG11回の台があり、

チャンス目2回・・・いや、1万円だけ使い切ったら、本当にヤメよう、と

自分では最後のチャンスのつもりで、その台に着席したのだが・・・





まずは意味不明なRIOチャンス単発。

そしてチャンス目からRIOチャンス単発。



(なんだこりゃ)



この台の前任者は、あられもないヒキでRIOチャンスの連チャンを

引き当てたものとばかり思っていたが





チャンス目からボーナス

間髪いれずチャンス目からボーナス

ちょっと間をおいてチャンス目からRIOチャンス、単発





(もしかして・・・アレか?)





その時点で、私は打つ理由を見つけていた。

確信に変わるまで、例え高利の金に手をつけても、この台を打ち倒す。

いくら遣っても、チャンス目を目指し、サンプル数を稼ぐのだ。



で、








6でした。





ま、最終的な投資が3万弱まで伸びたのはご愛嬌として

チャンス目のほとんどがボーナスかRIOチャンス(単発)に繋がり

ダラダラ延びているのが設定6の特徴であるが、まさにこの台がそれ。





いや〜。参ったなあ。



これでもしかして今日の収支、チャラになっちゃうかもよ?





まあ、ヒキの弱いと思い込んでいる私であるからして、

チャンス目の出現率は200分の1程度(理論値は150分の1程度)。





もしも〜し、もしも〜し



君はサンダーVちゃんですかあ?



合成確率150分の1〜200分の1で、BIG獲得枚数が400枚程度なら

その昔、ホールで幅を利かせていた純Aタイプそのもの。

なら初めから純Aタイプを打ってればいいじゃないか、と、そんな声も

聞こえそうだが、いやいや、

日々煮え湯を飲まされているリオで、この安定感はさすがに6である。





な?サンダーVちゃ・・・ 
ゲフッ!




























2万2000分の1を引いてしまったようだ・・・





6で引くかよナハハ!

さすがはスターだね!

俺!






後は閉店時間との勝負だったわけだが、

そのRIOチャンスの最中に
ジョーカー絵柄も出現し、

10時59分時点までリオチャンスの連チャンは続き





1万枚獲得。これでプラス10万円である。





うん。いわばここ数日の負けを取り戻したに過ぎないが

まだまだ
パチスロ界の横綱として、

某兄弟のように無責任に引退はできねえなあ、と

一人悦に入る一日だったのである。




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