電車に乗ってつり革広告を眺めていたら、
例のみずほ証券のミスに乗じて20億の儲け、
今年の株収支が60億の引きこもり君がいるらしいですねえ。
引きこもり君、と言っても、まあ、冷静に考えると
40年、サラリーマンとして勤め上げて、周りも羨む退職金を得た人がいて
その退職金以上の金額が1営業日あたり儲かっているのだから
働く必要もない、って感じでしょうな。
こう考えると、金の価値って、一体なんでしょうね?
私のような無芸大食君が貰える給料って
どう考えてもある程度の幅、っていうのは予想がつくわけですよ。
その中で、いかに充実できるか、とか、いかに時間を切り売りするか、って
そんな葛藤の中で社会生活を送っているわけで、
そういう意味では、ほぼすべてのサラリーマン、ビジネスマン、そして
フリーターの方の共通認識のような気がするわけですよ。
しかし、世に言うセレブって方とか、資産家の方とか、
IT長者って方の考え方って、違いますよね?
多くの社会人は、時給や月額や年俸を対価として働いてるわけですが、
終身雇用や年功序列が半分崩壊した現在では、そりゃ安定からは程遠く
リスクって意味ではそりゃかなりのリスクを背負ってるわけですよ。
セレブさんも金持ちさんもIT長者さんも、「それ相当のリスクを背負ってる」とか
「君たち庶民の何倍もの才能があり、そして何倍もの努力をしている」と
そういうのかも知れないですねえ。
そりゃそうかも知れませんが、年俸1,200万の人間が、年収300万の人間の
4倍優れているわけではない、ということが、社会人生活が約10年になる
私が唯一わかったことでもあるし、
神の手、と呼ばれる、世界に誇る技術を持つ町工場の職人さんがいたとして
もしその技術がゴルフの技術だったらタイガー・ウッズだったり、
野球の技術だったらイチローや松井なわけでしょ?
なんだかもう、金の価値っていうのは、株で60億儲けたり、
なんだかわかんない間に会社が大きくなって大儲けしたり、
なんだかわかんない間に貢いでもらったり、
自分のプレゼンがうまくて、年俸が1000万超えちゃったり、って
そっちの方が正解のような気がしますね。
いい学校出て、一生懸命仕事して、安定した生活を志そう、ってのは
資本家の方が、体よく労働力を得たいがための陰謀なんだろうなあ、って。
さ。ここまで考えた上で、今日のまとめ。
今日のアラジンの10万負けは、どう考えても痛い。
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