「12人の優しい日本人」という三谷幸喜脚本の演劇が
10数年ぶりに舞台化されるということで、楽しみにしていた。
同名の映画があって、学生の頃にこれをみて面白いな、と思ったものだが
ここ最近、三谷幸喜の脚本で「笑の大学」が映画化されたり
「有頂天ホテル」が公開されたり、と、中々三谷幸喜づいている。
「王様のレストラン」は、弱っている時にもオススメする。
「誰だって、不要な人間はいない」
根底にこんなテーマが流れているので、力づけられる。
「あなたなら、できる」
と、松本幸四郎に涙目に訴えられたら、俺だって力いっぱい頑張るだろう。
そして、平井賢の初期の頃の元気が出るテーマで締めくくるのだ。
さておき、
「笑の大学」の時もそうだったが、舞台を見た人間からすると
「いや~、舞台版にはかなわないねえ」
と、したり顔でのたまわれることになる。
「12人の優しい日本人」もそうである。
確かに舞台向けの話だが、おいそれとは舞台を見に行けない人間にとって
映画は映画でいいものである。
逆にいうと、舞台版を見たことがある、というのはヤツらのステイタスなのか?
ステイタス云々は抜きとして、今回の「12人の~」の舞台版は
私にとって非常に興味のある舞台であった。
かといって、チケットを入手できたわけでもなし、
そのために時間を抑えるようなこともしなかったわけで。
そこで不意にインターネットで調べてみると
WOWOWで、生中継で放映するとのことでありました。
いや~、やってくれるじゃないのよWOWOWさん。
まあ、残念ながらWOWOWは、数年前に解約をしており、
色々な人にビデオにとってくれないか、と聞き込みに及んだところ
私の貧弱な交遊録の中に、WOWOW加入者がいない、という寂しい事実。
さて、私がどうしたか?というと
ポテトチップスとダイエットコークなどを買い込んで、WOWOWが観れる
ラブホテルへ、一人で休憩で入りました。
んまあ、場所はどうあれ、4200円で鑑賞できたわけですから。
ついでだから、ひとっぷろ浴びて出てきたわけですけど。
ええ。一人ジャグジー。
三谷幸喜さま。こんなネタ、使えませんかね?
滅多にこんな寂しい人間、いないと思うんですけど。
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