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4月27日(木)


更新している今現在の日付が12時を回っているのだから、

別になんの問題もないのだけども、いつぶりだろうか、

日記の更新が実際の日付を先周りするのは。



別にだからと言って、特に伝えたい出来事があるわけではないのだが

さりとて、別に伝える事柄がないわけでもない。



古谷一行が金田一を演じる、TVドラマ版の「横溝正史シリーズ」の中の

一編、
「三つ首塔」を見ているのであるが、一言。





真野響子がいいっつ!





相手役である高頭俊作を「時には娼婦のように」の黒沢年男が演じている

のであるが、

「時には娼婦のように、って何だよっつ!」と、ツッコミを入れてるのは

このドラマの冒頭まで。本当に上品なお嬢様テイストと、肉感的な”娼婦”の

ような役柄をこれ以上ないくらいに演じる真野響子を観るに付け



「よくぞ日本人に生まれけり」と



山岡士郎にどこぞの海苔の佃煮を食わされた京極万太郎のように目を細める

そんな春の夜の一こまである。





真野あずさより真野響子。

ピンクレディのミーよりケイ。

田中好子よりも伊藤蘭。

パフィーでいうと、バタ臭いほうより、バタ臭くない方、と。



肉より魚の淡白な味わいを愛でることができるようになった30男にとって

女性の嗜好が変わったことでも年齢を実感できることがある。





この先は叶美香より叶恭子、となるのが先か、

はたまた日曜日の朝がた放映しているアニメの少女をみて

萌え〜とやるのが先なのか、そのいずれかはまだわからないが



ここで一つ告げたいことは、今のところ金田一作品において

佐分利信が出てきた場合、その犯人率は100%、ということである。





おっと、大関優子(現:佳那晃子 犬神家の一族では青沼菊乃)の

生乳首が出てきたので、今夜はこの辺で。



みなさま、「蔵の中」のような、耽美な夢を。

(右手に両足の付け根の棒を握りながら)



4月26日(水)


1万円分のコインで3連チェリーが8回出現し、

どうも次がこないなあ、と思ったあたりで単チェリーが3連発。

頭上のカウンターは1200。



3連チェリーが15回成立で天井を迎えるアラジンにおいて

(随分とヒキの悪い前任者と私、なこと)と

なんの反応もなく過ぎ去ろうとしている最後の単チェリーから数えて

32ゲーム経過後に、あ〜あ、のREGである。



投資金額は14,000円。REGボーナス。

これ自体はよくあることとて、3連チェリーの頻度は激高。

放出契機は微妙、放出ボーナスは引き弱。



なんだかなあ、と思いながらREGを消化していると、

BGMがせわしない感じへと変化し、8回目のJAC、左リールを押すと

その中段には”月星”。

すなわちREG1200回に1回の8連続月星達成。



実のところ、これを達成したのは2回目。

その後の高確率ロングが約束されるこのプレミアムとて、去年の末から

3日と空けずに打ち倒しているアラジンであるからして、別に不思議な

ことではないだろう。



実のところ、JACハズレ(16000分の1)も2回、

BIG中緑7揃い(4000分の1)も2回、

多分、BIG中純ハズレ(65000分の1)も引いているのかも知れないが



とにかく、本日一発目のボーナス、しかもREGでの8連続達成と、

前に引いたREG中のJACハズレのようなものであれば

気分が高揚するのは当然だと思うにせよ、



なにせどれも2回ずつ引いている7揃い、JACハズレ、8連続は

各々1回ずつ、間違うことなき”高確率ロング”中に引いている、という

なんとも運がいいのか悪いのか、なプレミアム遭遇状況である。

(ロングの最中ゆえ、ボーナス率も高いと言えばそれまでだが)



しかしそこまで打ち込んでいるこのアラジンという台において、

通常ゲームの9万分の1で引けるであろう”純ハズレB”を今なお

一度も引いていないというのは如何なものか?



全体のゲーム数の中で、ボーナス消化が占める割合はかなり低いのに

1200回に1回やら8000分の1やら16000分の1をペコペコ引く私。

通常ゲームの9万分の1なぞプレミアムに入らないようなものだが、

事実、今なお純ハズレBは引いてはいない。



え?同じ確率の純ハズレAはどうだって?

1回ボーナスを引いて終了の、純ハズレA?



6回引いてるよ!



つまり、6回とも連チャンしなかった、ということだ。



本当にタイミングが悪い感じですなあ。



今日もそのREGの後、REGが3回立て続けに来て、BIGが2回来たなあと

思ったら、そのまま抜けておじゃられた。



類稀なる僥倖と、様々なドラマを創造して、あげく8,000円のプラス。



新橋の夜空を見上げて想う。それでも純ハズレBを引くまでは

私のアラジン行脚は続く。財布の中身と、カードの与信枠のある限り・・・



4月25日(火)


ま、軽い自慢になるのかも知れないが、

NINTENDO NS(Lite)を買ったついでに「大人のDSトレーニング」も

勢い購入したのであるが、



ちょっとトライしてみたところ、このゲームでのハイスコアである

「脳年齢20歳」という数字を叩きだしてしまって、なんというか、まあ



これ以上鍛えることもないので、それ以来、トライしていない次第である。



「ああ、もったいない」



この皮下脂肪にまみれた、醜い風貌の私に搭載された脳。

どうせなら俺によこせよ、と、そういう心無い声も聞こえてきそうであるが

いやいや、自慢というのはそうではなく、

私は、常に脳を鍛えているのだ、という点での自慢。



私だって、願わくは人前に出て恥ずかしくない風貌と、

女性に嫌悪されない面構えが手に入るのであれば

そりゃ九九の8の段、9の段が言えなくなってしまう程度の脳と引き換えても

なんら後悔はないのであるが、



うん、まあ、



モテ男に哲学者はいないってことよ。



4月24日(月)


最近K君がパソコンに異様に興味を持ち出しており、

今日も秋葉原に彼の「自作パソコンを作りたい」という要望から

仕事帰りにパーツの見積もりにお付き合いさせて頂いたと、

そういう日であったのである。



きょうびのパーツ屋さんもなかなかたいしたもので、

アレしたいコレしたい、と要望を述べていくと、その用途や予算に

応じたパーツを選択してくれていたものだが、

それすらも面倒くさい人には、懐かしの「タイヘイファミリーセット」のように

今宵の食卓を彩る夕飯の支度に必要な食材を、必要な量だけ届けてくれる

感じで、パーツが詰め込まれているセットもあるらしい。

(というより、それすら面倒くさい人は、出来合いのパソコンを買ったほうがよい)



で、いくら通信会社に自給をもらっているとは言え、

こういう場面では屁の役にも立たない私ではあるのであるが、

せっかくだから、通信会社に自給をもらっているならではの、

通信にかかるウンチクを披露して、今夜の日記の更新としたい。





皆さまもよくご存知の
ADSLという技術。

通信会社の中ではよく「DSL」と称することが多く、こと国立大の細かい上司が

いうことには「xDSL」というのが一般的な技術総称であるとのこと。



アナログ電話の通話に使用しない周波数帯を利用して通信を行う技術だが

アメリカで発展したこの技術は、デジタル電話回線ISDNの普及を図っていた

NTT東日本西日本がMDF(主配電盤)を事業者に開放しなかった点で

実用が遅れていた、という背景がある。



ADSLのAは非対称(asymmetric)のA。つまり

下り(ダウンロード)が20Mで、上り(アップロード)が5M、などの

通信速度が非対称なDSLをADSLといい、



概ねダウンロード中心の一般家庭には、帯域確保のギャランティ回線は

当然、上りも下りも同じ速度である必要もなく、電話線があれば敷設可能な

ADSLは飛躍的に加入者を伸ばし、多くの家庭でブロードバンド環境が

整えられることになった、と、そういうことである。



とまあ、ここまで書いて、何か身につまされるものがあるなあと思ったら

それは
私と女性との意思疎通に通じていることに気づいてみた。



私の思いと、女性からの思いが非対称。



沖田浩之がいうところの「A・B・C〜」のAが、

私にとっては”非対称”のAならば



BとCは金払うしかねーじゃんよ〜、と、いつもどおりの展開で終了。



あ。



沖田浩之がいうところのCは「A・B・死〜」でしたね。



A・B・死〜



A・B・死〜




 ♪いい気持、ち〜



4月13日(木)


私が金田一マニアであることは事あることに述べてきたわけだが、

その歴史は、というと、振り返ってみればかれこれ5〜6歳頃に遡る。



同時は文字も読めるはずもなく、祖母にねだって角川文庫の横溝正史の

いわゆる「黒枠」の小説を買ってもらい、ただ単に表紙を眺めているだけの

楽しみかたであったが、それでも氏のおどろおどろしい世界観を感じ取って

いたように思う。



三つ子の魂、百までとはよく言うが、先ほどインターネットで横溝正史の

表紙を特集しているサイトを見て、やっぱり覚えているもので、

「ああ、確かにこんな絵だったよ」と、昔、祖母が住んでいた前の家で

今となっては懐かしく感じる祖母の暖かいひざの上で

薄暗い本棚の前で表紙を見つめていた幼い自分を思い出して、

会社であるにも関わらず涙腺を緩めてしまったほどである。

(誤解なきように言っておくが、祖母はババアと名を変えてピンピンしている)



初めて氏の作品を読破したのは、多分7歳ぐらいの頃だろう。

その作品は「八つ墓村」だった。

当時は土曜ワイド劇場の天地茂の明智小五郎「美女シリーズ」が

リアルタイムで放映されていたこともあり、

江戸川乱歩の作品も一緒に読み漁った。そしてその巻末に書かれている

「探偵小説の祖」。ポーやモーリス・ルブラン、

そしてコナン・ドイル(シャーロック・ホームズね)ものも

地元の江戸川図書館で発見し、手当たり次第借りて読んだものだ。

(さすがに原書ではなかったが)



この傾向を、私の親御さんは喜んだものである。



小学校低学年の息子が、大人に混じって推理小説のコーナーにて、

漢字まみれの小説を物色して、そして読んでいるのである。



話は変わるが、、色々な小説の中での記述で男と女が愛しあうと、

穴に棒を入れることは知らないまでも、それに近い行為をすることは

幼い私はおぼろげに想像が出来たのである。



それにしてもやはり、ある面では子供にとっていい影響とは言えないだろう。



その頃乱歩の「陰獣」「化人幻戯」、横溝正史の「真珠郎」「蔵の中」などを

読破してしまっている10歳にも満たない凡作少年は、

男と女が愛し合うと、口と口をつけ、服を脱ぎ、体と体をスリスリし、

そして
ひっぱたくものだと思っていた。危険な少年であった。





そして、10歳を超えるころには、なんと自分で推理小説を書いたものである。





いつも驚木警部(おどろきけいぶ)に「金隠し?」と名前を間違えられてしまう

金閣寺聖雅(きんかくじきよまさ)という探偵が活躍する物語。





いつの日か気が向いたら自分自身の手でリメイクしてみたいものだが、

それはまた別の時に公開することにしよう。



先ほど少し思い出したのだが、凄いトリックだったよ。

こどもだまし、というか、やっぱ、まんま子供だったってことだね。





まあ、あの頃からチンチンの綺麗さは、何もかわっちゃいませんがね。



4月12日(水)


このページでは皆様に人が壊れる過程をお目にかけているわけです。



といいつつも、かれこれ5年ですか?5年もの歳月、壊れきることはなく、

せいぜいが壊れかけのレイディオなわけですが

それでも、(あ、もうダメかも)と、ふと思ってしまう些細な出来事というのは

結構な頻度で起こるものであります。



今日も、年下の京都大卒の社員さまと一緒にいるとき、目の前を流れる

電光掲示板のニュースをふと見て、





凡作 「あ、
安めぐみがどうかしたんですかねえ。

   
脱いだのかな?









社員 「…いや、
”安どと不安のめぐみさん家族…” って…」





凡作 「あ、
横田さんのほうね。ハハハ…」





いや〜、横田さんも大変だなあ、と恥ずかしさのあまりブツブツ言ってたら

年下君はその間、ずっと可愛そうな目をして、申し訳なさそうにしていた。





私は、貝になりたい・・・



4月10日(月)


2007年版「犬神家の一族」のキャストが発表されました。



前々から金田一マニアを標榜してきたので、ここもとのブームに乗って

騒いでいるだけではないのは、皆さんおわかりでしょうが、



ここもとブームが来ていることはおわかりでない可能性があるので

ここに説明させて頂きます。





まず監督の市川昆と金田一役の石坂浩二は確定で、

これがまず凄いことです。



大抵、こういう場合のリメイクの場合、石坂浩二は原作にない「金田一の師」

とか言って5分程度登場するおいしい役を与えられて終わり、という傾向が

あるものですが(同監督の「天河伝説殺人事件」がそうでしたね)、

今回は年齢不詳の金田一として、ご老体に鞭打って頂けるそうです。



「よしっつ!わかった!」の橘署長役に加藤武。

「なんかそれが関係あるですか?」の大山神官役に大滝秀治。



おふた方はそのままの役で登場です。



80歳近くにもなるのに、未だ宮仕えの署長には同情を禁じえませんが、

加藤武以外のキャストは考えられないですから、当然ですね。



大滝秀治も加藤武と同様、市川金田一作品5作にフル出場されている

俳優さんですので、これまた嬉しい”当然の”キャスティング。



「絶世の美女」ということで、遺産相続バトルの渦中に放り込まれる

野々宮珠代役には松嶋菜々子。

確か私と同じ歳ですから、31歳の珠代ですか。

佐武・佐智の二人の婿候補者にレイプされかけるシーンがあるはずですが

逆に誘惑しちゃいそうな妙齢の珠代さんですね。ま、綺麗だからいいですか。



「松竹梅」の松子・梅子・竹子には、富司純子・松坂慶子・満田久子。

豪華だなあ。チョイ役といえばチョイ役なのに。

しかしながら、各々の息子の佐清(スケキヨ)、佐武、佐智のうち、

二人死にますからね。子を亡くして狂乱する演技が見せ場です。

前作は高峰三枝子、三条美紀、草笛光子ですから、大御所感と芸達者の

松竹梅でした。特に草笛光子も市川金田一5作品フル出場。

「犬神家の一族」「悪魔の手毬歌」「獄門島」で子供を殺される

不幸な母親でしたね。



三条美紀は、今回は松子の母親役とのことです。

前作は原泉。「悪霊島」の浅井はる、というモグリの産婆で殺された人です。



ここで黙殺されている市川金田一版「八つ墓村」に出たキャストは、

縁起も担いでか、あまり採用されていませんね。



犬神製薬東京支店長(つまり竹子の旦那)の岸部一徳。

彼は「八つ墓村」では多治見要蔵役。32人殺す、アレです。



萬田久子は主人公、多治見久弥の姉の春代を演じていましたが、

それ以外のキャストは見られないですね、今のところ。



浅野ゆう子(森美也子)、宅間伸(里村伸太郎)のこの二人は、

出てきた瞬間に2時間ドラマ臭漂う、安いエッセンスがありますから、

見送って正解でしょう。

(浅野ゆう子は「獄門島」の三姉妹の長女役で、殺されてましたが。

 ”一つ家に 遊女も寝たり 萩と月”のアレです)



しかし小竹小梅の二役の岸田今日子は、前作のお琴の師匠(香琴)で

出ていましたので、続投が期待されます。

ちなみに稲垣吾郎の金田一版でも同じ役で出てましたし。



そして市川金田一で5作フル出場の三木のり平(大抵、野呂さん)の

息子、という設定で、「八つ墓村」では西村雅彦が出ておりましたが、

この人も続投して欲しかったなあ・・・



と、思いきや、前作で三木のり平が演じた「柏屋の主人」にはなんと

林家喜久蔵! いや〜、こういうキャストは大歓迎ですよ!



評判の悪い市川金田一版ではなく、私の中で評価の高かった稲垣版の

「八つ墓村」からは、永澤達矢氏が登板。

八つ墓村では里村伸太郎でしたが、今回は猿蔵。



「今度やったら殺す」「あの人のこと、忘れられない」のセリフは、

一時私の中でブームでしたので、注目のキャストです。



ちなみに、稲垣版「八つ墓村」の美也子を演じた若村麻由美は、是非

今回も出て頂きたかったですが、ま、松子を演じるには若すぎて、

珠代を演じるには歳ですからなあ。妖しい魅力を持った強烈な美人女優

ですから、もったいない… まだ決まってない「青沼菊乃」はどうでしょう?



前作で犬神製薬創始者、犬神佐兵衛翁を演じたのは三国連太郎。

30年後の歳を経て、息子の佐藤浩市が演じるのはアリですが、さすがに。

ということで、今回は「女王蜂」の大道寺銀蔵でおなじみ(?)の仲代達矢。



”翁”といえば奥菜恵が出ます。犬神小夜子の役で。

いいんですかあ?奥菜恵、まだまだ凄い綺麗ですよ。なんでまた。

前作ではぎゃーとかきゃーとか言って、最後に気が触れるだけの役です。

もしかして「八つ墓村」の典子(喜多嶋舞)のように、無意味に役が膨らんで

しまうんじゃないか、と心配です。まだ決まってない「那須ホテルの女中さん」

(坂口良子)の役どころがいいのではないか、と。





続投、といえば、音楽は大野雄二氏の「愛のバラード」、続投です。

私は3年前から着メロです。今更真似したって、遅いからね、君たち。



で、最後に肝となる犬神佐清と、青沼静馬です。



佐清は次世代の犬神の当主となる育ちのいいプリンスですが、

戦渦に巻き込まれて許婚の珠代との間を引き裂かれてしまう男。

そして青沼静馬は悪の華。生まれの不幸を呪いながらその天才的な

計画でこの事件を織り成す裏の主人公。そしてこの二人が瓜二つ

(●●が●●なので当然ですが)なことが悲劇となりこの話が成立します。



その重要な役を演じるのが、残念ながら松田凡作ではなくて…

前作ではあおい輝彦、今回は尾上菊之助。



菊之助、って、動いているところを見たことはありませんが、ま、歌舞伎の

人ですし、上品なイメージがあるでしょうし、

なにより松子役の富司純子の実の息子です。親子で親子の役ですね。



そして事件を導く「よき・こと・きく(斧・琴・菊)」の3種の神器って、

尾上家の家紋なんですってね。歌舞伎好きの横溝正史が拝借したって。



ならしょうがないですね。



他にも古館弁護士が中村敦夫だったり、どんどんキャスティングが決まって

きておりますが、とりあえず今年のGWや夏休みは、ロケ地である長野県の

上田市に行ってこようと思っております。



去年も行ったばかりですが、今年は盛り上がってるに違いありません。



全国100人ぐらいの、私なみのマニアが。



4月2日(木)


「これでも痩せてるときは、もうちょっと男前だったんですけどね」



え〜!と黄色い声を出す女性陣を前に、ちょっと考えた振りをして





「ん〜と、誰だっけアレ。う〜ん、そうだ。

タッキー?似てるって言われたことがあるよ」



ウソ〜!と、また黄色い声で否定する女性陣に対し、






「タッキーはタッキーでも、
馬琴のほうだけど」





これで笑いが取れるような相手だと、その後の合コンの展開は楽である。



男を見る目の養われていない若く頭の温かい女性は、滝沢馬琴を知る由もなく

知っている聡明な女性が、私と楽しくお話が出来るわけがない。



笑ってくれる女性は、きっと心が優しい女性。





例え女性と話す機会がなくっとも

今なお、きたる合コンに向けて鍛錬を練る日々は続く。







「先生・・・ バスケがしたいです」



今なら安西先生に涙を見せた三井君の気持ちが良くわかる。





「そうねえ、昔にKinki Kidsに似てるって言われたことがあるなあ…」



「ウソ〜!」



「なんていったかなあ… あの… 
堂本じゃないほう





4月8日(土)


気づくとテレビ番組は派手な改編の特番を放送し、

近くの公園の桜は既に葉桜になっている。



今年も春を迎え、その美しい時期はもうそろそろ終わろうとしている時

ようやく私は、ああ、もう4月になってだいぶ経つなあ、と気づくのである。



季節は春なのだが、私を取り巻く漢の世界はむしろ
晩秋を迎えたのでは?と

こんな話を始めようとする私に対して寂しい想いをする御仁は多分一握り。



人気絶頂のままに伝説となったジェームス・ディーンやグレース・ケリーを

望むべくはなくとも、人知れず回転を衰えていく古時計のような役どころを

この春から担うことになるのだろう、と、そう思ったのはつい最近の出来事だ。



久しぶりに、本当に久しぶりに、この漢のメンバーであった(過去形が寂しい)

翼くん氏、兄い氏、そしてヌケル君と4人で食事をした。



金曜日の業務終了後。いわば漢の活動が一番盛んな時間帯であったのだが

我々が久々の再開に選んだのは、神田にあるもんじゃ屋であった。



漢の世界を卒業します。とばかりに所帯をもった彼ら3人である。



敢えていうなれば、

一番結婚式が近かった兄い氏は某メガバンク系証券会社で辣腕を振るい、

写真でしか拝見していないが美しい奥さんとともに新婚生活を歩んでおり、



翼くん氏は、死ぬまで死ぬ心配しかしないでいい、強烈に強い組合を持つ

公務員的職業…つまり最強のサラリーマンともいえる、昔は国営だった通信

企業の社員さまであり、ここも美しい妻と順風な生活を送っている。



ヌケル君は私と同じ年齢でありながら、勢いある成長を続けるコンサル会社の

若き営業統括として辣腕を振るい、かわいい奥さんと、そしてなお

他にめくるめく官能の世界を求めて冒険する探検家である。



この世の底辺で、かような方々の食べ残しを頂戴して生きている私からすれば

未だに接点を設けてくれている諸氏の優しさは、それはもう嬉しいのだけども



もんじゃを掬いながら、一様に「昔はこんな楽しい金曜日だったよなあ」と

遠い目をする彼らの表情を見るに付け、こう思うのである。



「俺たちの時代は終わった、な」と。





「ウチの小遣いは、月5万円だからさあ」と、一人がボヤきをはじめれば、

それを羨ましそうな目で見つめる彼もいる。



失礼ながら私からすれば、それはアラジンで天井に届くか届かないかの金額で

一度もボーナスが引けないかもしれない程度の金額で、一ヶ月生活をしなければ

いけない状況を余儀なくされている元・漢メンバー。



美しい妻、

かわいい妻、

安定した生活、

不安のない将来、

充実した仕事、



勝った負けたでいうと、それこそ大勝ちの人生において、

アラジンで1回のREGにもお目にかかれない可能性があるのである。



食事を終え、外に出た我々が、このまま宴が終わるのを惜しむように

神田の街を徘徊した時に出た案は、こんな案である。





「一人1,000円ずつ出して、パチスロで軍資金を捻出しよう」





本当にみんなで1,000円を出し合って、神田のゴールドの北斗に座り、

3,000円目に翼くん氏が7を揃えた時には、狂喜乱舞した。





「これで投資金額を回収し、一人頭2,000円ほど勝ちました」



と私が言うと、それじゃあ足りない、と



再度北斗に着席するも、すべての金額と追加した4,000円が溶け、

そのまま駅前のコーヒーショップに向かったものである。





悪いが1,000円2,000円で当たるほど、パチスロが甘いものでないと思っている。

よしんば当たったとしても、正直、こういう状況でツキを使いたくないな、と思った。



当然夜の帳に繰り出すと思っていた私は、財布に7万円ほど用意していた。

それでも、彼らは、北斗で大爆裂させて繰り出そうと目論んでいた。



…僕たちの夜の帳は、低設定に違いない、22:00以降の北斗に委ねられていた。





こういう書き方をすると、冒頭で言った「漢の晩秋」というのが、

このHPの初期を彩ったこの3人の漢たちの没落、というか

全うな社会人になっててしまったことによる悲哀という印象を受けるかも知れない。



いやいや、違うのである。

本当のところは、
私自身なのだ、その原因は。





年齢を省みず、ゲーム感覚の1,000円交代の北斗を楽しむことをしなかった私。



「やっぱり俺はおっぱいを揉みたいんじゃ〜!」と叫んだ兄いと、

「じゃ、終電間際まで、・・・いきますか?」と煽ったヌケル君に対し



「それじゃいくらなんでも・・・」と、
残り30分程度の時間に躊躇した私。



そして、



本当に
30分勝負で地下に潜っていった二人を見送ってしまった、

なにを隠そう、この私だ。





こんなアグレッシブな漢たちが結婚をしてしまい、

堂々と開催される合コンがほぼ無くなってしまった昨今の中で

2次元以外で年頃の女性と話していない、今の私の置かれた環境を鑑み

弱気になっている、この私自身なのだ。





春の匂いを残す、日の変わる部屋の向こうの夜空を見上げて



「もうちょっと… 漢を続けててもいいですか?」と、誰にとも知れず呟いた。





い・い・よ



と、どこからか声が聞こえた気がしたので、4月からも日記は続きます。





…というか、このどこからかの声の主さま。





頼むから合コンを開いてほしい。




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