4月最終日の更新を行っている次第なのだが、このところゴールデン・ウィークに突入しているというのに、ここ数日錦糸町のパチ屋に入り浸っている。
その理由は「必殺仕事人V」というぱちんこ。
いつ行っても満席であるが、50台近く導入されているので、腕を組んで通路の片隅で待っていると10分程度で空きが出るので、釘だのネカセだのは意識せずに着席。
ほっといても客が付くのだからよほど良心的な店で無い限り回転数は稼げそうにないものだが
もともとのスペックが良好なのだろう。308分の1程度の大当たり確率なので、よほど不幸な星の下に生まれてなければ、3〜4万もあれば十分に楽しめると思う。
で、私のよくいく錦糸町のホール。
良くも悪くもないようで、1,000円で大体20回前後の回転数で、3.03円交換。雑誌によるとチャララインのようで、どうやら”遊ばせてくれている”ようである。
それでもここ1週間、今日10,000円負けただけで、その他はすべて勝ち越し。
その理由は私が仕事人だからである。いや、仕事人マニアであるからである。
私が小学生の時、金曜日の夜と言えば「ハングマン」もしくは「赤かぶ検事」から「必殺シリーズ」に至る強烈なコンボがあり、バブルに先駆けて”花金”を満喫したものである。
「秀はケツにジェットを積んでいるかの如く、砂埃が舞う」
「何で勇次の三味線の糸はあんなに飛ぶんだよ!」
などと土曜日の小学校で力説しても、ついてくるのが2〜3人しかいなかったのは寂しい思い出だが、秀や勇次の華麗な殺し技。そして奥山新影流の使い手であるにも関わらず、極力体力を温存すべく強烈に卑劣な手を使ってボスにトドメをさす主人公、モンド中村の魅力にノックアウトされていたものである。
そして今となってはお恥ずかしい話だが、フェイバリットな殺し屋は「組紐屋の竜」。
つまり京本政樹である。
三味線屋の勇次、組紐屋の竜は共に紐系の殺し道具を使うので、非常に見かけは華麗だが、
実のところ殺傷能力に乏しい、という特徴があり
(一人ずつしか殺せない)
映画「必殺!4」で竜は多勢の敵に囲まれ非情の死を遂げてしまうのであるが
なんとぱちんこの「必殺仕事人V」ではプレミアムとして復活しているとのこと。
ああ。初めての登場が待ち遠しい。
(ちなみにゼブラは2回すでにガセった)
ちなみに村上弘明演じる「政」は、初めは花屋を営んでいたのであるが、殺しの際、そこらにある花の枝を折り敵の首に突き刺す、という途方もない殺し方であったので、すぐに鍛冶屋にジョブチェンジするのである。座頭市のような武器を使うので、殺傷能力は高かったのだが、如何せんインパクトに乏しいので、あまり人気は長続きはしなかったようだ。
とはいえ、ぱちんこの中でも強いのはやはりオヤジ連中。
つまり中村主水(藤田まこと)と念仏の鉄(山崎努)である。
映画版でおなじみであるように、中村主水はまともに戦えば強烈な強さであり、刀、という
当たり前と言えば当たり前の武器であるが故に、通常の標的であればそれこそ一撃必殺。
多勢に無勢であっても、生きて帰ってくる不死身のキャラクターである。
念仏の鉄も、武器が自分の手(相手の背骨を外して殺す)ということもあり、必殺度はかなり高いのであるが、忘れてはいけないのが、鉄は「仕置人」である、ということである。
そう。中村主水は仕事人の前番組である「必殺仕置人」「暗闇仕留人」「新・必殺仕置人」の脇役(というか副主人公)であり、仕置人の主役は念仏の鉄、なのである。
どうでもいい話のようであるが、言いたいのは「必殺」はオヤジの物語であるということ。
なんでも「必殺仕事人2007」という番組が放映予定のようだが、主人公は東山紀之とトキオの松岡だということ(藤田まことも出るらしいが、主水って死んだはずだぞ)。
明智小五郎しかり、金田一耕助しかり。
私が好きなシリーズがジャニーズ系にメタクソにされているのをこのところ苦々しく思っているところなので手放しでは喜べないところ。
とにかく、ぱちんこの「必殺仕事人V」にせよ、パチスロの5号機にせよ、攻略法は理不尽なハマリを回避すること。普通に当たってれば、増えるように出来ているんだから。
400回転以上回して、残った玉で浮いているようなら、ヤメて帰るのが得策でしょう。
むやみにリスクを負わない。
これが中村主水から教わった「仕事」の基本。
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