気づくと6月も後半戦に差し掛かり、
(ああ、今月分の日記ってなんか書いたっけな?)と思い出すあたり
日記ドラマは最終回に向けては異様に盛り上がるものであるが、
かような内容のHPは徒然なるまま、ババアの放尿のようにダラダラ続くものである。
さて、最後に書いた日記の更新内容は、というと、
新しく買った携帯(N904i)についてなんやかんや書いているようである。
読んでいる皆様は当然、書いた私もほとんど忘れかけているので
記憶から完全にイレースされてしまう前に、事の顛末を書き記しておこうと思う。
N904iの発売日と同時に購入したわけであるが、あまりの遊撃的な購買行為に、ふと
(携帯プランでも見直そうかなあ)と考えたのがその翌日。
DoCoMoショップに行ってノーテンキなお兄さんにPHSの契約が残っていることを聞き
解約手続きが済んだ後に、「いや~しかし勿体ないですね」「何が?」
「PHSを解約する際に言って頂ければ端末は2万円引きだったのに」
ああ、ホントに勿体ねえな。やっぱり定期的に郵送物は見ておかねーとな、と、
自宅に帰ってDoCoMoからきている郵送物に目を通すと、どうやら2万円引きではなく、
「全額負担」ということであった・・・
さあ。そこで翌日である。
ご覧のとおり、NTTドコモに全く落ち度が無い。あったとしてもそれを認めるような
文言が契約書や案内書に書いてあるはずもなく、一応見直してみても「解約同日の端末
購入に限る」とか、まあ、企業として抜けのない文言が並んでいるのである。
そもそも、一方的にPHSサービスを解約するとはいえ、代替端末購入の割引やら全額
負担などというのは完全に企業としてのサービスであり、法的手段に則ったり、ましてや
ミンボーの女の中尾彬のように「おう!」と凄んだとしても、完全に筋違い。
ここは一つ誠実にお願いしてみる方法を採ってみた。
まずNTTドコモに電話を入れ、業務中に誠心誠意自分の心境やらを1時間程伝え、
どうやら電話に出た人には誠意が伝わりそうにないので、より上席の方にも誠意を
お伝えしたい旨を担当に申し伝えてその1時間後。
「う~ん、まあ、販売店さんがダメというと思いますけど・・・
そちらがいいと言えば手続きは出来ますよ」という、誠意が通じた回答を得られた。
そしてこれまた何の非の無いヨドバシカメラ マルチメディアアキバ店(購入店)に
会社帰りに直行し、ここでもたった1時間程でこちらの誠意は通じたようで
「う~ん。ドコモさんがいいというなら、返金できなくないと思いますが」
と返してくださった。
「ドコモさんは全面的に協力してくれるそうですよ」と、ドコモさんの本心を代弁して
無理やりドコモの担当者に連絡を入れてもらったところ、
ほんの1時間半ほどヨドバシの担当者さんとドコモの担当者とやりとりしただけで、
快く私に全額であるところの3万円強を返金して頂いた、と、こういう顛末である。
やはり、誠意に勝る交渉はないのだなあ、としみじみ感じた出来事である。
人と人とのちょっといい話。
こういう話を忘れると勿体無いので、ここに書き記した訳なのだが、
その直後に行ったパチンコ屋で必殺仕事人Ⅲでヤラれた36,500円という金額。
せっかく取り戻した金額を一気に水泡に帰すようなこの負債については、
実は一刻も早く忘れたい金額だったりする。
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