宗 派 天台寺門宗(総本山)
本 尊 如意輪観世音菩薩(観音堂)
開 基 大友与多王
創 建 朱鳥元(686)年
拝観時間 8:00〜17:00
拝観料 500円
所在地

滋賀県大津市園城寺町246

電 話 077-524-2416
 創建は飛鳥時代にまで遡る。朱鳥元(686)年に弘文天皇)の子、大友与多王(よたおう)が堂宇を建立したのがはじまり。天武天皇が「園城寺」の称号を与えたと伝わっている。
 その後、伽藍は衰退したが、貞観元(859)年に智証大師円珍(ちしょうたいしえんちん)が、伽藍を再建し、延暦寺、東大寺、興福寺とならぶまで発展させた。
 しかしその後、延暦寺との激しい抗争が始まり、焼き討ちなどに見舞われた。

●金堂
 山門をくぐり、広い境内を進むとまず飛び込んでくるのが、この威容を放つ「金堂」である。
 まちがいなく、ここが「西国霊場」と思われる方がほとんどであろう。
 七間四方の大堂で、慶長4(1599)年に再建された。内陣には秘仏の仏像7体が安置されている。
 このお堂内は、建物内部が宝物館のようになっており、内陣の回りを囲むように多くの仏像が安置されており、間近で拝観することができる。
 多くの仏像がおられますので、自分の気に入った仏像がみつかると思います。時を忘れるひとときです。
●三井の晩鐘

 近江八景の「三井の晩鐘」として知られるこの梵鐘は、「天下の三銘鐘」の一つにも数えられている。姿の立派な宇治平等院の鐘、由緒の正しい高雄神護寺と、音色の美しさで選ばれた三井寺。つまり、三井の晩鐘は、日本一の響きの鐘といわれている。
 梵鐘は、慶長七(1602)年、当時の三井寺長吏、第百三十七代道澄師の発願によって、「弁慶の引き摺り鐘」(奈良時代作)を模鋳したものです。
美しい響きを体感するには300円です。
●弁慶の引き摺り鐘
当寺初代の梵鐘で、奈良時代の作。承平年間(十世紀前半)に田原藤太秀郷が三上山のムカデ退治のお礼に琵琶湖の龍神より頂いた鐘を三井寺に寄進したと伝えられています。
 その後、山門との争いで弁慶が奪って比叡山へ引き摺り上げて撞いてみると ”イノー・イノー”(関西弁で帰りたい)と響いたので、弁慶は「そんなに三井寺に帰りたいのか!」と怒って鐘を谷底へ投げ捨ててしまったといいます。鐘にはその時のものと思われる傷痕や破目などが残っています。
閼伽井屋(あかいや)

 金堂の裏には、閼伽井屋(あかいや)という堂があり、霊泉が湧き出している。
天智、天武、持統各天皇の産湯を汲んだとされており、「御井(三井)」と呼ばれるようになり、三井寺の通称名の由来となった。
 格子戸の隙間からのぞくと、岩でできた泉があり、「ゴポッ!ゴポッ!」と音を立てて、霊水が湧いているのがわかる。不思議な感覚に襲われる場所である。



●本堂
 西国霊場の札所は「観音堂」になる。広い境内の最南にあり、若干の階段を上る必要がある。金堂からも距離がある。
 明治時代までは、この観音堂以外は庶民に開放されていなかった。そのため、他の堂とは雰囲気が違い、庶民的な雰囲気が漂う。境内には観音堂の他、鐘楼、百体堂、観月舞台、絵馬堂、地蔵堂などの伽藍を有している。
 観音堂は元禄2(1689)年の再建で入母屋造り本瓦葺きの大建築である。本尊は如意観世音菩薩で秘仏で33年ごとに開帳されており、2010年はちょうどその年にあたり、運良く拝観することができた。
 特別拝観料を支払い、内陣に入る。一番奥に鎮座されていた。実に感慨深い一日だった。



●御朱印
御朱印です。


●御詠歌

御詠歌の御朱印です。

(いで入るや 波間の月を 三井寺の 鐘のひびきに あくる湖)

意味:出入りする月影を、琵琶湖の湖水の揺らめきの上に映して見ていると、明けの鐘と共に湖水全体が明るく輝き始めた。

意味:三井寺の鐘の響きによって心の波も治まり、鏡のように歪みの無い湖水に映し出されるように、心奥の浄菩提心も明確に見ることができるであろう

●ご本尊御影

ご本尊の御影(200円)に、御朱印と一緒にいただける梵字の札、そして、先達さんもしくは、先達さんと同行した人だけがもらえる御詠歌の護符です。



●アクセス

・公共交通機関では、京阪石山坂本線三井寺駅から徒歩5分。もしくは、JR湖西線大津京駅から徒歩20分。
・自家用車では、名神高速道路大津ICから国道1・161号を坂本方面へ約3km
・石山寺からは10kmほどですのでそれほど時間はかかりません。ただ、境内が大きいので、カーナビで設定する場合は、手動で調整する必要があると思います。駐車場は敷地の北東側(山門がある)です。


●駐車場
お寺の北東側(山門がある)に巨大な専用駐車場(200台)があります。車を停めるとすぐに係の人が近づいてきます(500円:2010年現在)。
 この三井寺の敷地が非常に広いため、初めて来た時は、このカーナビの設定が悪く、観音堂の下あたりに来てしまいました。すると、観音堂に向かって階段がついており、その下に数台の車両が停められていた。
 しかし、「駐車禁止」の文字が・・・・
強者は、ここに車を停めて、石段を上っているようだ。


●所要時間
 かなり広い境内ですので、かなり時間はかかります。山門から観音堂までは、ゆっくり歩いても15分はかかるのではないでしょうか。金堂内の仏像をゆっくり見ても結構時間はかかりますし、1時間30分は最低でも必要かと思います。
 御朱印だけが目的でも、観音堂との往復だけでも時間がかかりますのでやはり45分はみておいて下さい。
観音堂の真下からだとそれほど時間はかからないでしょうが、駐車禁止で駐車場はありません。


●感想
 特にご開帳を意識することなく参拝していました。
2回目の拝観の時は、偶然33年に1度のご開帳の初日でした。
 納経の前にご本尊に先にお参りしようとしたら、係の男性が、「今空いてるから、先に納経したら」
と、声をかけてきました。
 ということで、参拝の前に納経することにしたのですが、その直後に団体の添乗員さんが大量の軸をかかえてやってきた。
「ほらな!」と、してやったりの係の男性。。
納経軸を取り出すと、「あっ!花山院の軸や!」
と興奮気味。
私は、番外札所の花山院さんの軸で巡礼していた。
住職さんの手書きの軸だ。「これって、高いんでしょう??」
と、訪ねられたので、「2万円でした」と答えると、「またぁ〜、そんな値段じゃないでしょう」
と、聞き返してきたので、すべての軸のバージョンの値段を伝えたら、次の休みに買いに行くそうだ。
 花山院さんのホームページには値段が載っていないため、「手書き=高価」という印象を与えたのだろう。わたしもダメもとで値段を問い合わせた経緯がある。




                                                 

十四番札所
長等山 園城寺 
      「三井寺」

広大な境内・・・
有名な三井の晩鐘は一突300円