巡礼のやりかた

四国の八十八カ所霊場巡りでは、上のイラストのような白装束を着て巡礼されている方が多いそうであるが、西国三十三カ所巡りでは、それほど、この白装束は見かけない。
ただ、バスツアーの団体さんには、白装束の方が多い。
ちなみに、上記イラストは西国の先達さんスタイルである。輪袈裟がオレンジで、頭陀袋が黒色である。
服装に関しては、お寺さんからも特に言われませんので、楽な格好がいいのではないでしょうか。
長い階段があったり、ほとんど山登りだったりと、ハードな参道が多いので、歩きやすい靴が必要です。
また、場所によっては、善意の杖がある所もありますが、金剛杖やハイキングに使う杖などを用意したほうがいいでしょう。金剛杖は結構安価です。

・教典:西国三十三所勤行次第(西国三十三所札所会)が便利です。お寺で売っている所もあります。
・納経帳、納経軸:お寺で入手できますが、気に入ったものを事前に用意したほうがいいかも。
・線香、ローソク:お寺で購入できますが、持参しても可。
・金剛杖:金剛杖でなくてもよいが、杖はあったほうがよい。
・小銭:100円玉、賽銭用5円など、小銭はいっぱい必要です。
・雨具:状況により必要。
・タオル:汗や突然の雨に対応。
わたしは、線香も持参してましたが、参拝料を取らないお寺では、線香、ローソクはそのお寺で買うようにしてました。

1)山門の前で合唱し、一礼してから入る。
2)水場で口をすすぎ、手を洗う。この時、杓に直接口をつけるのではなく、手で受けてすすぐ。
3)鐘をつく。ただし禁止されている場所ではダメ。帰りに鐘をつくのは「戻り鐘」といって縁起が悪い。
4)本堂にお参りする。納札箱に札を入れ、線香、ローソク、賽銭を献納する。納経所で写経を納め鍔口を鳴らし、読経する。このとき、他の参拝者の邪魔にならないように、真っ正面は避け、横にずれるなどの配慮が必要。
5)納経所もしくは、別に納める場所があれば、そこで写経を納める。
6)太子堂で本堂と同じ動作を繰り返す。他のお堂も参拝する。
7)納経所で、納経帳などに御朱印を受ける。おいずる200円、納経帳300円、納経軸500円。
納経所では、梵字の札、慈悲の道(ペーパー)などがいただけます。また、話好きの方がおられましたら、いろいろな話が伺えます。(混んでいないとき)
納札はお寺でも購入できますが、インターネットで書式をダウンロードすることも可能です。納札には住所も書きますが、個人情報ですので、番地までは書かない方がいいかもしれません。

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最初のうちは、1時間30分ほどかかりますが、慣れれば1時間ほどで1枚書くことができます。 33ヶ寺+3寺で36枚必要です。 文房具屋さんで写経用紙は入手できます。 筆ペンでもいいですが、枚数が多くなりますので、「写経筆」を用意したほうがいいでしょう。 墨は少しでよいので、硯(すずり)は、小さいものがよいです。 スポイトで数滴分で書き、なくなれば追加を繰り返します。 写経の最後に、家内安全などの願い事を書きます。 そして、写経を書いた日付を記入し、住所、氏名を記入します。住所はすべて書く必要はありません。 |


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・納経帳 |
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・納経軸 |
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| ・御詠歌の御朱印 花山法皇が、各札所ごとに詠まれた和歌で、西国寺では、御詠歌の御朱印も受けることができます。 ひらがなの毛筆は女性的で難しいので、字のうまさが顕著に出てしまいます。 びっくりするほど達筆は方にあたったときは、感動ものです。 |
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・笈摺(おいずる)
白衣の上に羽織る法衣。はじめは、俗身に笈が触れて破れないようにと、肩に白布をつけたのが原型。背中に観世音菩薩を背負い、清浄な白衣を身につけてお巡りになったという故事にならない、今日では笈摺を着ます。今日では棺桶に入る時に着せてもらうなどといった使われかたをするようです。
この笈摺にも御朱印を受けることができます。200円。
私は、笈摺にはまだ手を出していません。次回巡礼の機会があればやりたいと思います。
・三十三番札所 華厳寺のおいづる堂
ここには、納経帳や金剛杖の他、この笈摺を奉納する「おいづる堂」があり、多数納められています。
「納めちゃったら持って帰れないやないの!」
と、ほとんどの方が思われるに違いない。
私も、初めて華厳寺を訪れ、このおいずる堂を見たときにはそう思った。
どうしたらいいかは、番外札所の花山院さんのホームページに記載されていた。簡単に書くと以下のとおりである。
まず、2着分の笈摺を購入し、1着は山門から着用する。もう一着は朱印用のみ。
2着ともに朱印してもらい。着用し続けた1着をおいずる堂に奉納し、朱印用のみの1着を持って帰り、大事に保管する。といったものでした。
