TITAN製CPUファン TTC-D5T

Celeron900で1.2G超を達成するために、何か良いファンはないかと探しました。
もちろん、AlphaやDraco、HedgeHog等が良いのはわかっているのですが、価格もそれなりに高いので、「PCパーツは、できるだけ安く」という私の主義に反します。CPUが7980円で買ったものなのですから、ファンに掛ける金額としては2000円くらいが妥当だろうと思い、その条件で色々探してみました。
あまり選択肢はないだろうと思っていたら2000円前後でも意外に色々な製品があるもんですね〜。
ドスパラ、パソコン工房等のパーツSHOPを見て回ったのですが、どれも一長一短あってなかなか決めきれません。
で、そういえば最近ビックカメラ(福岡天神店)は結構CPUファンの品揃えが充実していたのを思い出して、会社の昼休みにちょっと覗きに行ってきました。
  
そこで見つけたのがこいつです。ファンがでかい!見かけ倒しかもしれませんが、これだけでかければ、それなりには冷えそうです。
  
・リテールファンとの比較

おまけに、注射器入りのグリスもついてます。成分は不明ですが、色は鮮やかな銀色でした。何らかの金属粉が混入されているものと思います。

そして、決め手となったのは、価格です。何と1780円!!しかも10%のポイント還元付き。この見た目でこの値段であれば、怪しいもの好きの私としては購入せざるを得ません。
というわけで購入し、早速装着しました。

  ・マザーに取り付けた状態
メモリスロットが1本しか使えない状態になりました。


ハードウェアモニターでファンの回転数を見ると3000回転前後です。ファンは大きいのですが、回転数は抑えめのようです。
早速クロックUP実験です。定格FSB100で起動後にSoftFsbでクロックを上げるという方法で行いました。

コア電圧
FSB
動作Clock
結果
備  考
1.75V
133
1200
×
上げた瞬間にフリーズ
1.80V
133
1200
×
1200MHzを表示。マウスを動かすとフリーズ
1.85V
133
1200
×
しばらく動作していたが、突然フリーズ
1.90V
133
1200
×
HDBENCHはOK。大失π測定不可
1.95V
133
1200
3DMARK2000 OK。大失π(2000万回)はOK。10億回はNG
2.00V
133
1200
大失π(10億回)OK

    
というわけで、2.00Vまで上げて、ようやくFSB133で安定するようになりました。これで成功と言えるのかどうか悩ましいところです。
リテールファンではFSB1.80Vまでしか試してなかったので、純粋な比較はできませんが、リテールで1.80Vの時は1200という表示が出るところまで到達できていなかったので少しは効果があったのかなと思っています。

限界に挑戦
とりあえずFSB133では安定しているようなので、限界を探るべく、少しづつクロックを上げてみました。
コア電圧は2.00V固定です。

コア電圧
FSB
動作Clock
結果
備  考
2.00V
135
1215
大失π(2000万回)OK
2.00V
137
1234
大失π(2000万回)OK
2.00V
139
1248
×
大失π(2000万回)NG


・1248MHzを表示しましたが、大失π測定には至りませんでした。


★結論
何とかFSB133で常用できそうな手応えはありましたが、コア電圧2.00Vってのがちょっと不安です。
へたれな私は、当面定格1.75VでFSB126×9=1134での常用に留めておこうと思います。
また何か安くて冷えそうなファンを見つけたら、挑戦しようと思います。←懲りてない(^^;)