GIGABYTE製マザーボード GA-6OXET-C

そろそろSlot1&BXマザーを卒業してTualatin対応マザーを使いたいと思い,オークションを物色した結果,GIGABYTE製のGA-6OXET-Cを落札できました。(7250円でした)
GA-5AX以来,久しぶりのGIGABYTE製のM/Bになります。詳しい仕様はこちら
同じGIGABYTE製のGA-6OXETの廉価版ということで,サウンドチップCT5880を省略、メモリソケットが1本少ない3本となっています
 

 

※基盤が青い!Socketも青い!!ケースに入れてしまうので,何も関係ないような気がしますが・・・


・交換作業顛末

本来はチップセットがBXからi815に変わるのでOSを再インストールすべきなのでしょうが,「同じintelチップだから大丈夫だろう」という全く根拠にならない理由で,「HDDはそのまま新マザーに繋ぐだけ」という方針で作業着手しました。
交換自体は何も問題なくスムーズに終了したのですが,いざ電源を入れてみると全く無反応・・・
電源ケーブルの抜き差し等を数度やってみたのですが,全く起動する気配がなし
ちょっと焦って,再度マニュアルと照らし合わせながら,配線をチェックしていたら,SWケーブルを挿すピンを間違ってました・・・慣れた作業だと思ってマニュアルを斜め読みにしながらホイホイ挿していったのがいけなかったようです。
で,ケーブルを正しい位置に挿して,電源を入れると今度は無事に起動し,BIOSを表示。
と,ここまでは良かったのですが,OSが起動する気配がありません。
チップセットが変わってるので,最初から素直に起動するとは思っていませんでしたが,OS選択画面にさえ遷移しないのはおかしいし,どうもHDDに一瞬アクセスに行って止まっているような気配。
ということで,MBRがおかしくなったか,PRIMARYとSECONDARYを間違ったかだろうと思いケーブルをチェックしたら,案の定,IDE1とIDE2を間違えて逆に挿してました。

というわけで,ケーブルを挿しなおして,再起動。今度はしっかりOS選択画面が表示されたので,Windows2000を選択して起動。起動プロセスが走り,順調に起動しつつあるようでしたが,途中で停止して,エラーメッセージが表示されました。2回ほどやり直しましたが,結果は同じで,やはりハード構成大きく変わった場合,Windows2000ではOSの再インストールしないと駄目のようです。

Windows98はそのあたりはあまりシビアではないはずので,今度はOS選択画面でWindows98を選択すると,あっさり起動。新しいハードウェアが検出されますが,殆どは自動検出でHDD内から最適なドライバを見つけてくれますので,特に問題なし。最後にマザー添付のCD-ROMからi815用の各種ドライバとユーティリティを入れてやれば完了です。

Windows98で一通り動作確認し,ADSLでのネット接続も出来るようになったので,改めてWindows2000側の構築にかかりました。
構築といっても,単にCD-ROMからBootして修復セットアップを実行。あとは自動で検出されなかったドライバのみを後で入れなおしてやっただけです。
無事にネットにも接続できたし,これでようやくマザー交換前とほぼ同じ状態で使えるようになりました。

さて,GA-6OXET-Cは66〜200までFSBを1MHz刻みで変更できます。最近のマザーでは目新しくもない機能なのでしょうが,BX-MASTERを使いつづけてきた私には非常に嬉しい機能です。
更に,Windows上からFSBを調整できるEasytuneIIIというツールまで標準で添付されています。
BX-MASTERにも同様の機能をもつPCALERTIIIというツールがありましたが,FSBを変えた瞬間にフリーズするという使えない代物でしたので,EasytuneIIIには期待です。

EasytuneIIIにはEasy ModeAdvanced Modeがあります。Easy Modeでは上限FSBを決めてやるとそのFSBまでで安定してオーバークロックできる周波数まで上げてくれるとのこと。

早速上限を122に設定してSTARTするとじわじわと周波数が上がっていき,1分程度で122×9の1098に!
これは便利。

調子に乗って,上限を133に設定したところ,フリーズ。限界のちょっと手前で止めるという芸当はできないようです。

Advanced Modeではユーザーが任意に決めたFSBに一気に上げてくれます。

※Cel900の時にイメージを取り忘れていたので↑はCel1100の時のイメージです。

で,Advanced Modeの画面でふと気付くと,FSB120でPCIクロックが40MHzになっています。
私の使ってるSCSIボード(REX-PCI30)はあまりクロック耐性が高くないので,PCI40MHzは危険です。
これはPCI/FSBを1/4にせねばとBIOS設定を確認しましたが,設定できる項目がありません。
FSB100ベースのCPUを使用した場合,PCIは1/3固定のようです。
これでは,低倍率のTualatin-Celeronを高FSBで使ってやろうと思っていた私の計画が狂ってしまいます。現在,PCI1/4にする方法がないか調査中です。

追加
その後、BIOSのF9β以降でPCI1/4設定が可能になることがわかりました。
現在、BIOS F10で順調に稼動中です。但し、EasytuneIIIでの表示は1/3のままで、変わらないようです。