ホウレンソウの生育とpHの関係−より適した栽培方法とは−

千葉県立柏中央高等学校 化学部 2年 床田真理

植物の生育と土壌のpHはどうかかわっているのかを調べた論文である。酸性土に一般的に弱いとされているホウレンソウの栽培を観察してその実際を追及している。
 実験としてはpHを調節した土をプランターに用意し、ホウレンソウの種子を蒔いて、それぞれのプランターで生育の様子がどう違うかを調べた。 
 序章は一般論から考えられる予想、第1章で栽培の記録と考察、第2章では一般論と栽培の結果との比較を通しての考察を述べている。 

 普段から植物に親しみながら研究論文に発展させた研究である。

【序章】ホウレンソウはなぜ酸性土を嫌うのだろうか?

 この研究は植物とpHとの関係をホウレンソウの生育をもとにして考えていくものである。研究動機でも述べたように植物には適切なpHがあり、それは植物によって異なる。その中でホウレンソウは酸性土を嫌う傾向にあるとされている。今回はその理由を中心に考えていきたい。

  【第1章】ホウレンソウの生育記録と一般論との比較

《栽培記録》

1準備
 プランター3個・土壌用の酸度計(株式会社竹村電気製作所製造)・ホウレンソウの種子(サカタのタネ・パルク)・消石灰・自宅付近の土

2方法
@自宅付近で土を採取する。
A土をプランターに入れ、pHを測る。
B消石灰をいれて土壌のpHを調節して、pH4〜5、pH6〜7、pH8程度の土を用意する。
C3つのプランターにホウレンソウの種子をまいて、その生育の様子を観察する。

3実験結果



種を蒔いた時期→8月上旬
種を蒔いた後の生育の様子の概要
 はじめはどのプランターも同じように発芽したが、約2週間後にはpH4〜5のプランターとpH8程度のプランターは雑草(エノコログサ・イネ科)に負けて枯れてしまったが、pH6〜7のプランターは枯れないで残っていた。