渋滞回避の新兵器"ETC"
〜  取材日 2001.12. 4
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2001年3月30日から千葉県と沖縄県で先行試験を実施していたETCシステムが、2001年11月30日から全国の主要高速道路で実施されることになりました。

このETCとは、「Electronic Toll Collection system」の略で、訳せば「有料道路自動料金支払いシステム」。料金所で停車することなく自動的に料金が支払われるシステムなのです。

ETCを利用するのは「ETCカード」と「車載器」が必要です。このETCカードとはETC専用のクレジットカードのことで、カード表面にはICチップがついており、通行料金などの情報をカード内に記録できるのです。カード発行にはクレジットカード会社に問い合わせると発行してもらえます。

車載器には取り付けられている車の契約情報などが記録されており、1台の車に1台の車載器しか取り付けられません。だから現在ついている車載器を他人の車に取り付けることはできないのです。車載器はディーラーやカー用品店で発売しています。


© ORSE
ETCの仕組みは上図のように、料金所に設置されたアンテナと車に装着された車載器との間を無線で交信する単純なもの。 ETCカードを車戴器にセットするだけ。 走行中のカードの抜き差しは危険ですので、必ず停車中に行ないましょう。
料金所の手前に「ETC車」と書かれている看板に従って走行。 門型のゲート上に紫色に白文字で「ETC専用」の表示がされているレーンがETC車しか通れない専用道路です。

ETC搭載車のみ走れます ETCがない車も通れます ETCは使えません
料金所のゲートでは上のような3つのゲートがあります。注意しなければならないのが「ETC/一般」の共用レーン。

ETCがない車は従来どおり料金所で一旦停止するため、衝突に注意が必要です。


ゲート上のセンサーと車載器との交信が正常に行なわれると、バーが勢い良く開いてノンストップにて通行できます。

万が一、交信トラブルでバーが上がらなかった時は、インターホンにて係員の指示に従って下さい。危険防止のためバックは厳禁です。

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