近鉄北勢線は三重県の北部・員弁地区の各町を結ぶ路線で、桑名市の西桑名から北勢町の阿下喜まで20.4kmの路線です。 この路線はナローゲージとも呼ばれ、レールの間が762mmしかありません。この数字は、あの新幹線の約半分(1435mm)しかなく、いかに小さな鉄道かが想像つくことでしょう。 北勢線と同様の路線は日本中でも3路線でしか見ることのできない貴重な路線なのですが、その特殊性から様々な問題を抱えており、加えて乗客数の減少や経費の増大などの理由から、近鉄は2001年(平成13年)12月に廃止届を提出しました。 その後、近鉄と地元との話し合いが行なわれていますが、廃止するのか存続するのか未だに決定しておらず、このままでは2003年(平成15年)3月末で廃止される運命にあります。 |