名鉄5500系は、1959年(昭和34年)に乗車券のみで冷房車に乗車できる日本初の車両として誕生した車両です。当時の冷房がついている車両といえば、乗車券のほかに特急券などの特別料金が必要な列車だけでしたので、庶民としてはありがたい電車として重宝されました。 その後、有名なパノラマカーが登場したため、5500系は名古屋本線の特急や急行列車としてパノラマカーのサポート役として使用されました。ちなみに、名鉄初の座席指定制有料特急として使用されていることはあまり知られておりません。 今回復活されるボディーカラーは3色で、7月に登場時の赤クリーム色とチョコレート色のツートン、8月にストロークリーム色に赤帯ライン、9月にスカーレット色に白帯ライン、が順次登場します。 5500系は来年以降、車でいう車検の時期がきます。名鉄の計画ではこの時期をもって新型車両の導入を考えており、現在2両3編成ある5500系は、それぞれが復活カラーをまとって引退する予定です。 |