2003年 F1日本グランプリ
〜  取材日 2003.10.12
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自動車レースの最高峰、2003年F1世界選手権の第16戦日本グランプリが10月10〜12日の3日間、鈴鹿サーキットで開催されました。今年も多くのファンが詰め掛け、決勝日の来場者数は15万5千人と去年と同様に過去最高。3日間の入場者数は32万9千人と史上6番目を記録しました。

今年の見所は、開催直前にBARホンダチームが佐藤琢磨選手の出場を発表。これはチームメイトのビルヌーブ選手が日本GPには出場しないのが決定したからで、佐藤選手は昨年、見事に5位入賞を果たしており、今年も入賞が期待されました。

また、年間チャンピオンの座を争うフェラーリのM.シューマッハー選手とマクラーレンのライコネン選手との戦いも見所で、ライコネンが王者になるには鈴鹿での優勝が絶対条件という厳しいもの。帝王シューマッハーにどのように挑むかに注目が集まりました。

今年のF1はルールが大きく変更されており、予選は1日目と2日目にそれぞれ1周しかできないまさに一発勝負!。また土曜日の予選終了後から日曜日の決勝直前まで、マシンは主催者側に管理されることになっており、 決勝に向けたマシンの最終調節ができなくなりました。そのため、予選は決勝を見据えた状態にセッティングする必要があるので、チーム間の駆け引きも注目されました。


1987年からの累計入場者数が500万人に到達した鈴鹿サーキット。ここでのドラマも今年で17回目。決勝は曇り空の中で行なわれました。 レース場周辺では各チームの専用トラックらしき車両が。こんなところでも臨場感を味わいながらレース場へ。
レース場入口手前に陣取るトヨタブース。人垣で見えないですけど、ブースの手前にはTF103が展示してありました。 一方、レース場入口を入ったところに陣取るホンダブース。やはり佐藤琢磨の出場が急きょ決まったことから、応援にも熱が入っていました。
フェラーリとボーダフォンの合同ブース。常勝集団のマシンF2003-GAが展示。 指定席にはモニターテレビが設置されており、レースの展開がリアルタイムに把握できるようになっていました。
トヨタ応援席に巨大な応援幕が登場。決勝が近づくにつれ観客のボルテージも上昇。 決勝前にはクラシックカーに乗ってドライバーの場内パレードが開催。
スタート直後、第1、2コーナーを通過していく各マシン。53周の熱いバトルが開幕しました。 フェラーリのバリチェロが1時間25分11秒743のタイムで優勝。M.シューマッハーのチャンピオンの座を見事にアシスト。頼りになるパートナーですね。
惜しくも2位になり、チャンピオンを逃したライコネン。M.シューマッハとの戦いは来年へ繰り越されました。 急な出場ながら6位入賞したBARホンダの佐藤琢磨。日本GPで2年連続入賞を達成し、ファンの期待を見事にかなえてくれました。
予選3位スタートで一時は表彰台を狙える位置にいたトヨタのダ・マッタ。マシンの伸びに苦しみながらも7位入賞。 予選14位とまさかの順位ながらも最後は8位入賞したM.シューマッハー。表彰台には立てなかったが、自力で王者を射止めたことはすごいの一言。6回目のチャンピオン達成は史上初。
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