100系新幹線 さよなら運転
〜  取材日 2003. 9.16
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新幹線100系、通称"2階建て新幹線"は、国鉄末期の1985年(昭和60年)に誕生しました。開業時から活躍している0系の後継車として斬新な構造が随所に取り入れられ、その目玉として新幹線初の2階建て車両が連結されました。

1986年(昭和61年)11月のダイヤ改正で、東京〜博多間の"ひかり"として活躍。2階建て車両には、グリーン車と食堂車に充当されて人気の列車になりました。

その後、国鉄が民営化され、JR東海が食堂車をカフェテリアにした100系が、JR西日本が2階建て車両を4両にした"グランドひかり"を次々と増備。最終的に66編成が誕生しました。

しかし、1992年(平成4年)に300系といわれる車両が時速270kmの"のぞみ"として誕生。その後も500系、700系と高速列車が次々に登場すると、100系は主役の座を奪われ"こだま"での運行が多くなっていきます。

そして、2003年(平成15年)10月のダイヤ改正で、東海道新幹線区間を走る列車はすべて時速270kmの列車のみとなり、最高速度が時速220kmの100系は東海道新幹線から引退することになりました。

ただし、山陽新幹線区間では今しばらくは100系を見ることができるのですが、2階建て車両を組み込んだ編成を見ることはできなくなってしまいます。


新大阪駅に進入する最後の列車、ひかり309号。 2階建て車両も最後となります。
連結カバーには"さよなら"の文字が。 車体横には、デコレーションが装飾されていました。
列車到着後、記念式典が開催されました。
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100系新幹線 アルバムルーム
田園風景をさっそうと駆け抜ける。

2001年 9月15日 三河安城〜豊橋間

浜名湖をさっそうと駆け抜ける。

2001年9月22日 浜松〜豊橋間

100系のトレードマークは何と言っても先端部の形状。

2001年 9月29日 東京駅

JR西日本が所有する"グランドひかり"の特徴は、2階建てが4両連結されていること。

2001年 9月29日 東京駅

食堂車の側面には大きなJRマークが付いていました。

2001年 9月29日 東京駅

座席背後のテーブルに張られている車内の案内図。

2001年 9月29日 車内にて

矢作川橋梁を渡る100系。

2002年 6月15日 豊橋〜三河安城間

JR東海所有車は2両の2階建て車両編成。

2003年 5月 4日 三河安城〜豊橋間

100系の後継車300系や、東北新幹線E4系との出会いも。

2003年 8月 2日 東京駅

2003年 8月 2日 東海道新幹線 東京駅
100系の特徴は何といっても2階建て車両。

2003年 8月 2日 東京駅

2003年 8月 3日 浜松〜豊橋間
2003年 8月12日 浜松〜豊橋間 台風が過ぎ去っても時刻通りに運行。

2003年 8月 9日 浜松〜豊橋間

大井川の鉄橋を颯爽と。

2003年 8月13日 静岡〜掛川間

お茶畑との共演はトンネルに阻まれて意外と少ない。

2003年 8月13日 掛川〜静岡間

2003年 8月13日 掛川〜浜松間 2003年 8月16日 豊橋駅
定期運転最後の日曜日も普段と変わらず。

2003年 9月13日 左 : 豊橋〜浜松間、右 : 豊橋〜三河安城間

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