125系新型車両と急行"わかさ"号との共演
〜  取材日 2003. 3. 8
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JR小浜線は福井県の若狭湾沿いに走っており、北陸線の敦賀と舞鶴線の東舞鶴まで84.3kmの路線です。

この路線は国鉄時代から早期電化を陳情しており、電化は地元住民の悲願でした。また、自治体も高速化が地域の活性化になるものと考え、国からの補助金などもあり、来る3月15日に直流電化が完成することになりました。

今回は電化開業を記念して、1961年(昭和36年)から1999年(平成11年)まで小浜線で運転されていた急行”わかさ”号が3月8日にリバイバル運転されることになりました。と同時に、敦賀駅構内で電化開業後に登場する125系新型車両の展示会が開かれました。


JR敦賀駅は北陸本線と小浜線が接続する福井県嶺南地方の中心都市の駅。駅自体は大きくカーブした途中に作られています。 敦賀駅前通りには銀河鉄道999にちなんだ銅像が各所に設置されています。

写真の銅像はハーロックの指名手配紙を見ている鉄郎少年。

改札口で「車両展示会」への入場券(無料配布)を受け取って展示場所へ。 今回の展示は1番線に「わかさ号」、2番線に「125系」が並んで展示されており、それぞれの車内に乗車することもできました。

それではここで125系(電車)とキハ58、28形(気動車)の違いを見て見ましょう。
125系は小浜線電化のために製作されたJR西日本の最新鋭電車。

ステンレスボディーにエメラルドグリーンの帯で、ローカル線のイメージは全くなし。

キハ58、28形は国鉄の非電化区間を走る急行形気動車として登場。国鉄標準のクリームに赤ラインは優等列車の証。

最近はもっぱらローカル線の普通列車に使用されています。

行き先表示はLED式。運転席からボタン1つですぐに表示されます。

また、号車番号も同時に表示されるようになっています。

サボと呼ばれる行き先を表示した板を差し込みます。

手間がかかることから、全国的に見ても少なくなってきています。

運転台はマスコン(加速)ハンドルとブレーキハンドルが2本あり、それぞれ縦方向に動かすタイプ。右側にはモニター画面があり、車両の異常などがあると表示されます。 こちらもマスコンハンドルとブレーキハンドルが2本ありますが、それぞれ回転させるタイプ。表示類は余分なものは無く、シンプルです。
室内は1+2列のシートで、座席の向きを変えることができる転換クロスシート。

ドアは片側2ヶ所で、将来、真ん中にもドアを設置できるようになっています。もちろんバリアフリー対応。

国鉄急行車両の標準室内で、4人がけのボックスシートが並んでいます。

こちらもドアは片側2ヶ所ですが、ドアのあるデッキと室内は分離されており、高級感があります。けれど、ラッシュ時は逆に混雑する結果となっています。

ワンマン運転を行なうために料金表示機と料金箱、整理券発券機が運転席付近に設置されています。 今回のダイヤ改正をアピールするために、付近を走る近郊列車の前面にステッカーが張られていました。

急行「わかさ」号とは?

1961年(昭和36年)3月に西舞鶴〜敦賀〜金沢間を結ぶ準急「わかさ」としてデビュー。1966年(昭和41年)3月に急行に格上げされ、その後京都まで運転延長。1996年(平成8年)3月に山陰線の電化で東舞鶴〜敦賀の運転になりますが、1999年(平成11年)10月、舞鶴線の電化に合わせて廃止されました。

今回の電化開業で舞鶴まで運転されている特急「まいづる」号が期間限定ですが小浜線に乗り入れることが決まっています。この乗り入れが好評ならば、特急「わかさ」号の登場も間近かもしれません。

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