名鉄8800系 パノラマDX
〜  取材日 2004.11.13
indexへ戻る

多くの観光地を沿線に持つ名鉄が観光用特急車両として、1984年(昭和54年)に登場させたのが8800系です。2両編成で車体は白色に赤い帯の専用色をまとい、愛称は"パノラマDX"。

7000系パノラマカーと違い、運転席を階下に下ろして運転席の上に展望席を設けているのが特徴で、2人掛けの前向き固定シートが4列並んでいます。展望席の後ろには2人掛けと4人掛けの簡易ボックスシートがあり、車端部に6人掛けのシートが設けています。

1989年(平成元年)に中間車が連結され、ソファーを備えたラウンジが作られましたが、1992年(平成4年)に1編成を除いて内装が大きく改造されました。

通常、吉良吉田〜佐屋間の特急運用に入っていますが、2005年(平成17年)1月29日のダイヤ改正で全ての編成が引退することが決定しています。


佐屋駅で出発を待つDX。 中間車のラウンジ部だけは帯の形が違っています。
展望席からみた前景。 運転席は中央の扉の向こう。通常、扉は開いていません。
展望席の前面ガラスはすべて大型平面ガラス。一番上のガラスはスリガラス。
先頭車のドア間はセミコンパートメント。 先頭車の車端部は6人掛けのサロン室。
中間車は回転式リクライニングシート。 先頭車に5ヶ所、中間車に2ヶ所設置されているディスプレイ。
中間車のドア横には鏡が設置されています。 1985年(昭和60年)にブルーリボン賞を受賞。
他の車両が方向幕を交換しているのにDXは旧式のまま。 DXの文字はパノラマよりも"デラックス″。
Copyright (C) 2004 RYOZ , All Rights Reserved.   indexへ戻る

名鉄8800系 パノラマDX アルバムルーム
朝一番で西尾に向かうDX。

2004年12月18日 新安城〜北安城間

DX同士の並び。

2004年12月28日 新安城駅

新春2号として運転された豊川稲荷特急。

2005年 1月 1日  稲荷口駅

めったに見られないパノラマSuperとの並び。

2005年 1月 1日  諏訪新道信号所

ここにDXがやってくるのもあと僅か。

2005年 1月 4日  蒲郡駅

平日の朝しか見られないDXの重連。

2005年 1月 4日  米津〜碧海桜井間

空港特急2000系"ミュースカイ"との並び。

2005年 1月 4日 新川検車区

DXのサイドフォルム。

2005年 1月 4日  須ヶ口〜甚目寺間

2005年 1月 4日  左 : 勝幡〜青塚間、右 : 上横須賀〜鎌谷間
1月1日〜3日には「迎春号」(左上)、1月8日〜28日には「ラストメモリー号」(3種類)のヘッドマークが掲出されます。
Copyright (C) 2004-2005 RYOZ , All Rights Reserved.   indexへ戻る