多くの観光地を沿線に持つ名鉄が観光用特急車両として、1984年(昭和54年)に登場させたのが8800系です。2両編成で車体は白色に赤い帯の専用色をまとい、愛称は"パノラマDX"。 7000系パノラマカーと違い、運転席を階下に下ろして運転席の上に展望席を設けているのが特徴で、2人掛けの前向き固定シートが4列並んでいます。展望席の後ろには2人掛けと4人掛けの簡易ボックスシートがあり、車端部に6人掛けのシートが設けています。 1989年(平成元年)に中間車が連結され、ソファーを備えたラウンジが作られましたが、1992年(平成4年)に1編成を除いて内装が大きく改造されました。 通常、吉良吉田〜佐屋間の特急運用に入っていますが、2005年(平成17年)1月29日のダイヤ改正で全ての編成が引退することが決定しています。 |