廃止される駅、改称される駅 〜 名古屋鉄道
〜  取材日 2004.11.13
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伊勢湾の常滑沖に建設されていた中部国際空港が2005年(平成17年)2月17日に開港します。鉄道での空港アクセスは名古屋鉄道が行なうことになっており、開港前の1月29日に空港線の開業と同時に名鉄全線でダイヤ改正が行なわれます。

このダイヤ改正に伴い、乗客数が少ないという理由で「東笠松」と「学校前」は廃止されることになりました。

また、JRの駅と隣接している「新名古屋、新一宮、新岐阜」を「名鉄名古屋、名鉄一宮、名鉄岐阜」に改称して遠方からの乗客の誤解を招かないようにします。

さらに「ナゴヤ球場前」は「山王」、「各務原飛行場」は「各務原市役所前」、「徳重」は「徳重・名古屋芸大前」、「南成岩」は「青山」にそれぞれ変更されます。


東笠松駅 (岐阜県羽島郡笠松町若葉町、1935年(昭和10年)4月29日開業)

木曽川鉄橋の北側にある駅で、ホームからは笠松競馬場が望めます。隣の笠松駅とはわずか600mしか離れておらず、1日の平均乗降者数は109人。

学校前駅 (岐阜県可児市石井、1928年(昭和3年)12月7日開業)

かつては広美小学校が駅前にあったのでこの名がつきましたが、現在では小学校が移転してしまい運動場に整備されています。駅周辺は田んぼが広がり、1日の平均乗降客数は128人。昼間は半分の列車が通過してしまいます。


新名古屋駅 (名古屋市中村区名駅1丁目、1941年(昭和16年)8月12日開業) →名鉄名古屋駅

名鉄の代表駅で、JR名古屋駅はもちろん近鉄名古屋駅も隣接します。

新一宮駅 (愛知県一宮市新生1丁目、1900年(明治33年)1月24日開業) →名鉄一宮駅

JR尾張一宮駅に隣接する駅で、ホームからもJRのホームが見えます。

新岐阜駅 (岐阜県岐阜市神田町9丁目、1914年(大正3年)12月26日開業) →名鉄岐阜駅

岐阜市の中心ターミナルで、名古屋本線と各務原線、岐阜市内線が交わる駅。駅前信号の看板の付け替えなどもやらなければならないのでしょうか?

ナゴヤ球場前駅 (名古屋市中川区山王3丁目、1944年(昭和19年)11月3日開業) →山王駅

中日ドラゴンズのかつての本拠地の最寄り駅。ナゴヤドームに移ったため、今回改称されることに。ちなみに、山王→中日球場前→ナゴヤ球場前と改称されて、再び駅名が開業当時に戻ることに。

各務原飛行場駅 (岐阜県各務原市那加桜町2丁目、1926年(大正15年)1月21日開業) →各務原市役所前駅

市役所は徒歩10分のところにあり、各務原市の中心地にある駅。4つ隣には名電各務原駅があり、こちらの方が中心駅と勘違いされてしまうので改称されるのかな?。

徳重駅 (愛知県西春日井郡西春町徳重、1911年(大正元年)8月6日開業) →徳重・名古屋芸大前駅

名古屋市営地下鉄桜通線が名古屋市緑区徳重まで延長されることが決まり、同名の駅が名古屋市の北と南にできることになるため改称されるようです。

南成岩駅 (愛知県半田市青山1丁目、1933年(昭和8年)7月10日開業) →青山駅

住民の請願によって改称される駅。駅前には改称を喜ぶ看板があります。

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