廃止される駅 〜 名鉄三河線
〜  取材日 2004. 2. 7
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名鉄三河線は愛知県の中央部をほぼ南北に縦断する路線で、吉良吉田〜西中金まで64.8kmの路線です。 かつては全線直通の列車もあったが、現在では直通する列車の設定もなく、4つの運転系統に分かれている珍しい路線です。

吉良吉田〜碧南間16.4kmは非電化のレールバスが走る区間。碧南〜知立間18.5kmは名古屋方面への直通列車も走る電化区間。知立〜猿投間21.3kmはワンマン運転を行なっている電化区間。猿投〜西中金間8.6kmは非電化のレールバスが走る区間。

両端末の区間は、輸送人員が少なくて経費がかかるために合理化で電化を廃止した経緯があり、いつでも廃止される運命にあり、地元の自治体の合意を得たことから、2004年(平成16年)3月31日をもって廃止されることとなり 、廃止後はバスによる代替輸送が決定しています。


吉良吉田駅 (愛知県幡豆郡吉良町吉田、1928年(昭和3年)8月25日開業)

蒲郡線と西尾線に連絡しており、駅構内は扇状に広がっています。

松木島駅 (愛知県幡豆郡一色町松木島、1926年(大正15年)9月1日開業)

矢作古川を渡ったところにある駅。

三河一色駅 (愛知県幡豆郡一色町前野、1926年(大正15年)9月1日開業)

系列観光会社の営業所で切符を販売していたのですが、今では無人駅。

西一色駅 (愛知県幡豆郡一色町赤羽、1926年(大正15年)9月1日開業)

近くに一色高校があるため、学生の乗降が多い。

寺津駅 (愛知県西尾市寺津町、1926年(大正15年)9月1日開業)

西尾市の南西地区の駅。

三河楠駅 (愛知県西尾市楠村町、1926年(大正15年)9月1日開業)

住宅地に囲まれているが、乗降客数は少ない。

三河平坂駅 (愛知県西尾市平坂町、1926年(大正15年)9月1日開業)

吉良吉田〜碧南間で唯一上下列車が交換できます。

中畑駅 (愛知県西尾市平坂町、1926年(大正15年)9月1日開業)

周りは畑が広がっています。

三河旭駅 (愛知県碧南市平七町3丁目、1926年(大正15年)9月1日開業)

矢作川を渡ったところにある駅。

棚尾駅 (愛知県碧南市棚尾本町4丁目、1926年(大正15年)9月1日開業)

碧南市内を大きく円弧状に走る路線の中間地点。

玉津浦駅 (愛知県碧南市塩浜町8丁目、1926年(大正15年)9月1日開業)

吉良吉田〜碧南間で一番乗降客数が少ない。

碧南駅 (愛知県碧南市中町5丁目、1914年(大正3年)2月5日開業)

レールバスの給油設備が整っています。


猿投駅 (愛知県豊田市井上町5丁目、1924年(大正13年)10月31日開業)

三河線の車両検車場があり、電車に混じってレールバスの姿も見ることができます。

三河御船駅 (愛知県豊田市御船町、1927年(昭和2年)8月26日開業)

豊田運動公園への最寄り駅で、ホームには桜が植わっています。

枝下駅 (愛知県豊田市枝下町、1927年(昭和2年)8月26日開業)

猿投〜西中金間で一番乗降客数が少ない。

三河広瀬駅 (愛知県豊田市東広瀬町、1927年(昭和2年)9月17日開業)

矢作川のすぐ脇にある駅。

西中金駅 (愛知県豊田市中金町、1928年(昭和3年)1月22日開業)

開業当時は足助への延長が考えられていましたが、現在 足助方面へはバスで連絡されています。

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