名鉄岐阜市内線は岐阜駅前〜忠節までの3.7km、揖斐線は忠節〜黒野までの12.7kmの路線です。岐阜駅前〜新岐阜駅前は県道整備工事により、2003年(平成15年)4月1日から休止中です。 路線は岐阜市内線が全線併用軌道の複線、揖斐線は全線単線です。運転系統は新岐阜駅前を基点として忠節折り返しと黒野までの2系統で、かつては忠節〜黒野の系統もありましたが、現在、黒野発着便はすべて市内線へ乗り入れています。 美濃町線と同様に、市内線の各駅は安全地帯が設置されておらず(岐阜駅前を除く)、乗客は列車がくるまで道路の端で待っていなければなりません。また、自動車の乗入れが禁止されておらず、特にラッシュ時は新岐阜駅前〜徹明町間で定時運転ができないときがあります。休止前には岐阜駅前発着便で遅れが発生した時は新岐阜駅前で折返し運転が行なわれたこともあり、時刻表にもその旨が記載されていました。 そういう理由も含めて乗客数は年々減少しており、名鉄は地元自治体に廃止を打診。存続したときの経費がかかりすぎるなどの理由により、岐阜市などは存続を断念。2005年(平成17年)3月31日をもって廃止されることになっています。 |
岐阜駅前駅 (岐阜県岐阜市吉野町6丁目、1911年(明治44年)2月11日開業)
岐阜市内では唯一立派な安全地帯を持つ駅でしたが、2003年(平成15年)4月1日から県道の整備により休止状態。 |
|
新岐阜駅前駅 (岐阜県岐阜市神田町9丁目、1911年(明治44年)2月11日開業)
名鉄岐阜駅前に位置しており、乗降客が多いのですが、ロープでくくっただけの乗り場しかありません。 |
|
金宝町駅 (岐阜県岐阜市神田町6丁目、1911年(明治44年)2月11日開業)
ラッシュ時は新岐阜まで渋滞で定時運行が出来ないときは、ここで下りて新岐阜まで歩く人が居るとか。 |
|
徹明町駅 (岐阜県岐阜市徹明通1丁目、1911年(明治44年)2月11日開業)
岐阜市の繁華街に位置する駅で、美濃町線との乗換えができます。 |
|
金町駅 (岐阜県岐阜市金町5丁目、1925年(大正14年)6月1日開業)
金神社の北に位置する駅。繁華街の柳ケ瀬にはここからが一番近い。 |
|
千手堂駅 (岐阜県岐阜市徹明通4丁目、1924年(大正13年)4月21日開業)
かつては直進する鏡島線と接続していた駅で、ここから北に向かって進みます。 |
|
本郷町駅 (岐阜県岐阜市本郷町1丁目、1925年(大正14年)12月11日開業) 柳ケ瀬の西側に位置する駅。 |
|
西野町駅 (岐阜県岐阜市真砂町3丁目、1925年(大正14年)12月11日開業) ここから長良川にかかる橋に向かって上り坂になります。 |
|
早田駅 (岐阜県岐阜市早田大通1丁目、1948年(昭和23年)8月1日開業)
忠節橋の北側に位置する駅。岐阜城が見えるポイントでもあります。 |