桃花台新交通は、名古屋の北部、小牧市にある桃花台ニュータウンへの交通手段として、1991年(平成3年)3月13日に小牧〜桃花台東間7.4kmが開業しました。 「ピーチライナー」という名称は、桃花台線の全体のイメージを表す愛称名として、 開業前に一般公募し選ばれました。 夢と希望をのせて開業したものの、小牧駅で連絡する名鉄小牧線は、上飯田駅で地下鉄と連絡しておらず、都心へは徒歩で隣の地下鉄まで向かわなければならないか、バスに乗り換えるかが必要でした。そのため、桃花台線は利用者数が伸び悩み、毎年赤字続きでした。 その後、2003年(平成15年)3月27日に上飯田連絡線が開業し、地下鉄名城線と連絡できるようになり利便性が向上。桃花台線では利用者増を狙い、赤字続きにもかかわらず運賃値下げという思い切った行動に出ました。 その成果が出たのか、乗客数が僅かながらも伸びているとか。ちなみに初乗り区間は200円→160円に、小牧と桃花台東間は350円→250円に値下げされています。 しかし、今後も乗客数が増える見込みがないとの憶測から、更なる打開策として、新交通システムを廃止してバスシステムへと変換する、というニュースが発表されています。 |
全駅とも自動券売機と自動改札機が完備されており、「トランパス」対応の自動改札機も備えられています。 | ホームはすべてドア付で、電車のドアと連動して開閉します。電車の自動化は行なわれておらず、運転手が乗車しています。 |
4両編成の小さな電車の先頭車にはもちろん運転席がありますが、後方には運転席がありません。 | |
ピーチライナーは常に進行方向が決まっており、終点に着くと大きなループ線をたどって進行方向を変えているのです。 | 車内は横3列のシートがすべて進行方向を向いており、座席の向きを変えることはできません。 |