樽見鉄道ハイモ180形は、国鉄線から第三セクターに転換された1984年(昭和59年)10月から当線で営業している車両です。
富士重工が1980年代に開発したレールバスと言われる車両で、樽見鉄道には3両のレールバスが配属されました。ただ、単車のために乗り心地はあまり良くなく、小型で収容人員が少ないことから、その後に導入されたのは大型の車両ばかりで、だんだん活躍の場を失っていきました。 3両のうち1両は有田鉄道に譲渡され、もう1両はすでに廃車。待望の新型車両「ハイモ295-516」が到着したことで予備車だったハイモ180-202が、2006年(平成18年)1月の土日にサヨナラ運転を行ない引退することになりました。 ちなみに「ハイモ」とはハイモーターカーの略で、「180」はエンジン出力を表しています。 |