名鉄神宮前駅のすぐ北にあるJR御田踏切、名鉄神宮前1号踏切。JRと名鉄あわせて8本の線路が横切るこの踏切は、東海地方では一番の開かずの踏切として有名です。
遮断時間を可能な限り短縮するため、現在でも自動化が行われておらず、遮断機を手動で上げ下ろしする第1種乙踏切。JR側1つ、名鉄側2つを列車の運行に合わせて別々に動かす様は職人芸そのもの。この上げ下ろしによって歩行者と自転車のみは途中まで渡ることができるのです。もちろん、車はJR・名鉄ともに上がった時のみしか渡れません。 分断時間はラッシュ時には1時間当たり約40分とほぼ閉じた状態。また、名鉄側で過去2回踏切が開いた状態で列車が誤進入したことがあるため、将来は廃止されることが決定しました。計画では踏切の横に設置されている歩道橋をエレベーター付きの新しい歩道橋に変更して、道路部は新たに別の跨線橋を作る予定でしたが、土地などの問題から断念したようです。 |