(2002/6/4追加、2007/7/20加筆)
ジブクレーンのブーム |
ジブクレーンのブーム変形状況 | ジブクレーンのブームのラチスパイプ交換後 |
ジブクレーンは、ブームが高抗張力鋼(ハイテン、High-Tensile Steel)製の鉄パイプを組み合わせて作られているクレーンです。
写真はジブクレーンのブームを分解した、パーツの一部です。
この事例のように、ジブクレーンブームのラチスパイプ(ブームを構成するパイプ)は、吊り荷などが衝突して変形することがあり、その場合は交換が必要になります。
その作業では、最低でも普通ボイラー溶接士の資格が必要とされています。
クレーンブームは強大な力がかかる部位であるので、新品のラチスパイプを溶接するとき、溶接ビードにアンダーカットなどの不良が生じないよう、気をつけて行います。
また、ラチスパイプの両端は丸いパイプに溶接することになるため、交換用パイプの加工(長さの測定、両端の形状加工)が、やや面倒な作業です。