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ジブクレーンの先端部修理

(2001/12/10(月)追加、2007/7/21(土)加筆修正)

全体写真(修理前)
全体写真(修理前)
修理前 修理後
修理前修理後

ジブクレーンは、ブームがハイテン(高抗張力鋼)製の鉄パイプを組み合わせて作られているクレーンです。

この事例では、クレーンの先端に取り付けるパーツに、無理な力が加わって変形したものと思われます。

修理作業においては、修理後も十分な強度を保つために、変形部を切断して取り除き、新しく作り直しました。
また、薄い鉄板で補強も施しています。

クレーンのブームに関するパーツは、大きな力がかかるので、修理する際にも、溶接などを注意深く行う必要があります。

また、この事例のように、ピン穴のブラケットがあるパーツの部材交換では、パーツに存在する各ピン穴どうしが平行になるように修理を行います。

加えて、左右ブラケット間の距離、パーツのセンターから左右ブラケットまでの距離も、修理後のパーツで支障なく機械の組み立て・使用ができるよう、正常な状態の寸法に極力合わせて行う必要があります。

修理する機械の図面が入手できれば問題はないですが、そうはいかない場合も多く、そのときは修理パーツを組み付ける相手側の寸法を測って、現物と合わせるようにして修理を行ったりします。

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