(2006/6/29(木)画像・記述追加、2006/12/1(金)記述追加)
ローダーバケット(作業後) | ローダーバケット(後方から) |
ローダーバケット(正面近く) | バケット内部補強板 |
アダプタ交換作業中(中の4本) | |
アダプタ交換後 | アダプタ交換後(バケット内側) |
バケット外側底部に補強鉄板を張り付け | 開閉部の磨耗箇所に角材を溶接 |
このタイプのバケットはローダーバケットと呼ばれており、通常のパワーショベル(バックホー、ユンボ)用バケットと違い、タイヤショベル(ホイールローダー)用バケットのように、前方に押し出すようにして掘削物を掬い上げます。
また、バケットの底部が開閉するようになっており、ダンプへの砂利の積み込みが容易にできるようになっています。
写真のバケットは、総重量80トンクラスの巨大なパワーショベルに取り付け、採石場で使用されていたもので、パワーショベル本体と同様に巨大であり、重量は約8トンでした。
当社工場では25トン吊りラフター(移動式クレーン)を所有しているので、このような重量物の積み下ろしや姿勢変更を行うことができます。
この修理事例では、アダプタ(リップについている「つめ」のような部分)の交換、各部補強板の交換、(写真は掲載していませんが)各部クラック修理などを行いました。
特にアダプタの溶接部は溶接量がかなり多く、骨の折れる作業でありました。