アレルギー検査

トップへ戻る

当院ではアレルギー検査を行っております。

まずは、最初に、なぜアレルギー検査をするのでしょうか?

そこからスタートです。実際獣医学領域では、「アトピー」と診断されることが非常に多く、治療も短絡的な痒み止めにとどまることが非常に多かったです。しかし、医学の進歩により様々な対処方法が発見されてきました。きちんと原因を突き止めてそして治療に移ることが非常に重要であると考えられています。実際に大学病院クラスになりますと、きちんとしたアレルギー診断を行うことにより、アレルギー症状の緩和に成功していますし、私も大学病院での勤務医時代に数多く成功例をみてきました。今の時代アトピーと簡単に診断することは、ありません。多くのものに対してアレルギーを示す場合には、一つでも多くアレルギー物質を除去してあげることで、症状が軽減します。決して完璧な治療の為だけでなく、症状の軽減にもつながるのです。そのためにこのようなアレルギー検査は意味があると言われています。

アレルギーは近年かなりの増加傾向をたどり、従来の緩和療法や対症療法では追いつかないものもあるというのが現状です。食事のアレルギーや、花粉に対してのアレルギー、家ダニやホコリに対してのアレルギーなど今では人の医学分野と同じくかなりたくさんの種類のアレルギーが様々な国で報告されています。

当院で採用しているアレルギー検査は、92種類のアレルギーの元となるものに対してまとめて結果が出るというものです。採血を行い、その検体を特殊な検査機関へと送付することで、一週間という期間で結果が出ます。それをもとにして今後の対策などを話し合い方針を決定していきます。

なお、検査項目の草や樹木などには写真入りのものを飼い主さんへも手渡し、それの花粉やアレルギー対策についてもお話させていただくとともに、散歩コースや、どこにどういう草が多いかなどの知識もなるべく得てもらうように検査結果到着後にはかなり長めのカウンセリングを行っております。

検査項目

ギョウギシバ  ライムギ  ハルガヤ

オオアワガエリ  セイバンモロコシ

カモガヤ  アシ  イチゴツナギ

クサヨシ  シラゲガヤ

雑草

ブタクサ  セージ  ヘラオオバコ

アキノキリンソウ  アザミ  アカザ

ギシギシ  ニワトコ  シロザ

 

樹木

ビャクシン  ニホンスギ  オリーブ

ブナ  セイヨウトネリコ  ハンノキ

シラカバ  ヤナギ  ニホンマツ  ヒノキ

ネズミモチ  オーク  クワ

真菌、カビ

 

アスペルギルス  アルテルナリア

ヘルミントスポリウム  ホルモンデンドラム

ペニシリウム  ライゾープス

ステンフィリウム  カンジダ・アルビカンス

カープラリア プルラリア  フーザリウム

黄色ブドウ球菌  マラセチア

上皮

 

 

 

猫毛  犬毛

羽毛混合

マウス上皮

 

食物

牛肉 鶏肉 豚肉 鹿肉 兎肉 

卵  ミルク  大豆  コーン  小麦

羊肉  米  七面鳥  雑草  オートミール

大麦 ジャガイモ ビール酵母 コンブ 玄米

トマトのしぼりかす にんじん エンドウマメ

アヒル/カモ  ナマズ  シシャモ  ニシン

カツオ  マグロ  サケ  

ハウスダスト・ダニ

 

ハウスダスト

ハウスダスト/ダニ

 

室内

 

ウール  コットン  カポック

匂い菖蒲  ジュート/サイザル材

たばこの煙  オーロンナイロンレーヨン

昆虫

 

ゴキブリ  

蚊  ハエ  ノミ 

 

以上の項目で検査を行い、それをもとにして、カウンセリングを行います。カウンセリングは、1時間弱を目安としています。詳細なアレルギーについての説明と、今後の対策方法や、生活環境や食事の話、色々とありますので、時間に余裕を持って来て頂くことにあると思います。

検査料金は採血料、検体送付料、カウンセリング料など全て含みまして20000円です。事前の相談なども行っておりますので、気軽に来院ください。