遺伝子検査について
 2009年秋更新

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現在当院で行っている遺伝子検査は、ミニチュアダックスフンド(ロングヘアー)における、PRAに関連した遺伝子検査が中心です。

検査を希望される方は、必ず来院してください。最近遺伝子検査に関して、個人で採取して、検査の検体を偽装している方がいらっしゃいました。
今回、アメリカのVETGEM社において実施されている遺伝子検査の全てに対しての検査が可能となりました。

この検査に関しては、獣医師が採取し、獣医師のサインを必要とします。また検査結果証明書には、血統書番号や血統書名で記載されますので、検査結果に対しての信頼性はかなり高いものになっています。いずれこの検査結果を公のものとして使えるようになる日が着たらいいなぁと思っています。何より、遺伝性疾患を減少させるためには、こういった検査は必須です。日本では多くがその対策が取られていないというのが現状で、ペットショップで購入した個体が遺伝性疾患を発症するかどうか?ということは検査を行わないとわかりません。しかし、検査可能な犬種もあれば、いまだに病気の遺伝子が分かっていない犬種もあります。犬と言っても実に奥が深いのです。犬種が異なれば、まったく違った病気の動向を示しますので、犬種ごとに診察を変えないといけません。

目の遺伝性疾患や異常は非常に多いものです。

それらに関しての定期的なチェックも実施しています。ただし、この検査だけでは遺伝性疾患であるかどうかは、わかりません。
検査ではこのように見えます。検査結果は即時、診察室内のモニターに映し説明いたします。下の三枚は全て毛色が違う個体です。毛色が異なれば、見え方も異なります。院長が今やっている研究の一つです。

全てミニチュアダックスフンドのも眼底(真ん中に見えるのが視神経乳頭と呼ばれるもので、その周辺に広がるのが血管です)を観察したものです。
これが年齢を経ると、下の写真のようになります。


 

対 象 疾 患 名

対 象 犬 種 

進行性網膜萎縮

ミニチュア・ダックスフント(ロングヘ、スムース、ワイヤー)

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル

ウエルシュコーギー(カーディガン)、アイリッシュ・セッター

フォン・ウィルブランド病 タイプ I

バーニーズ・マウンテン・ドッグ、ドーベルマン・ピンシャー

パピヨン・ウエルシュコーギー(ペンブローグ)、プードル、

フォン・ウィルブランド病 タイプ II

コリー、ポインター

フォン・ウィルブランド病 タイプ III

スコティシュ・テリア、シェットランド・シープドッグ

中心核ミオパシー

(筋ジストロフィー)

ラブラドル・レトリバー

銅蓄積症(ウィルソン病)

ベドリントン・テリア

周期性好中球減少症

コリー

シスチン尿症

ニューファンドランド

VII因子欠乏症

エアデール、ビーグル、ジャイアント・シュナウザー

B型血友病(クリスマス病)

ブルテリア、ラサ・アプソ

遺伝性白内障(若年性を含む)

ボストン・テリア、フレンチ・ブルドッグ

先天性腎症

サモエド

神経セロイドリポフスチン症

アメリカン・ブルドッグ、イングリッシュ・セッター

新生児脳症

プードル(スタンダード)

ピルビン酸カルボキシシラーゼ欠損症

スパニエル(クランバー、サセックス)

フォスフォ・フルクトキナーゼ欠損症

コッカー・スパニエル(アメリカン、イングリッシュを含む)
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル

ピルビン酸キナーゼ欠損症

バセンジー、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア

腎嚢胞腺癌/結節性皮膚線維症

ジャーマン・シェパード

 

 

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