院長の独り言1回 努力?
個人的なページもそれなりに縮小して言いたい事を言わなくなってきました。そりゃぁ、世の中むけて言いたい事は山ほどあります。それを言うか言わないかは自由でしょう。でも、ここではどんどん言っちゃいます。
今回はオリンピックです。
柔らちゃんが金メダル取りました。野村選手が三連覇を成し遂げました。すごいでしょ?すごすぎます。
何がすごいって、精神力と努力の成果です。
私が一番嫌いな言葉は「努力」「がんばる」です。
たいていが、「努力してます!」って言うときには、努力してないものです。
必死になれば、何も余計なことに対して口を開くことはないです。柔らちゃんは、「頑張ります!」って言うんです。でも、その言葉を聞いたときに、ほんとに究極までいくと、すごいんだなぁって思えるんです。あの人たちのがんばると、我々のがんばるとは違っています。オリンピック選手は、最高に頑張ってるんでしょう。なんせ、人類で同じ体重なら無敵ですから。あんなものは、センスだけでは不可能です。すごいです。我々も、やってることは違っても一流に学ぶべきです。
私は、今度講演会を依頼されています。そこでのテーマが「超二流の営業マンに学ぶ・・・」というのがメインです。まぁ、30代で、一流と自称するのも、変なおごりではあると思いますけど、せめて、一流の会社から超二流と評価されたことに満足して、胸を張って講師してきます。超二流でいいんです。いつまでも進化を遂げていつかは、一流としてやっていけるようにしたいです。金メダルを獲得した柔道を見て思いましたけど、何事も一流で、世界と戦い続けられるレベル。我々で言う、誰に話ししても納得される医療。これを実践していけたらいいと考えています。地域で医療は競争するものではなく、医療は地域差を無くすべきです。この辺はこれくらいの診療費が相場だからという診療はあまりいいと思いませんね。実際、学会などにいくと、いつも同じ顔ぶれでいつも同じ会話があります。意見交換の中で、常に先を見据えて前向きな意見が出されます。めざすは一流。恥ずかしげもなく、堂々と皆さんが語るんです。これから日本の獣医界は徐々にではあるけど変わってくると思います。
オリンピックを見て本当にいい刺激となってます。
一流はいつまでも一流でいるために何をしているのか?インタビューを見ていると、言葉の端々からいろんなものが感じ取れます。私なんかの理解できる領域ではないかもしれません。しかし、せめてそのすごさを理解していこうと思っています。私は、メダル取れなくてもいいと思って見ていました。メダルを取れなくて、「なんだ、メダル取れてないじゃん!」という人私は最低だと思います。「じゃぁ、お前やれよ。」そう思っちゃいます。自分ができない超人的なことをやってる人間のがんばりを評価したいですね。すごいなぁ。。。超一流から何かを吸収したいと考えてオリンピックを見ています。
「メダルとれなくて、あの選手にがっかりした。。。」
平気でそういえる人は、結局は、本質が見えていないんでしょうね。
愚痴るなかれ、うらやむなかれ、悪口をいうことなかれ・・・。です。
これすら守れないで、何が一流でしょう。まだまだそんなものは二流でも三流でもやってる人はいます。愚痴を言う暇があれば、なぜ自分がダメなのかを考え直してみたらいいでしょう。
他人をうらやむなら、なぜ他人が羨ましがられているかを考えたらいいでしょう。
悪口をいう時間があれば、人のいいところを探せる人間になれるようにしたらいいでしょう。
全てはシンプルでいいのです。
周りとうまく連携していく、同じ業種同士で仲良くしていく。これは昔からの基本だったよな気がします。幼稚園の時にそういうのは教わりました。
「自分がされていやなことは人にしない。」
これ本当に基本です。できていないことが非常に多いです。オリンピック選手への非難。なぜ、あそこであと少し頑張れなかったのか?そう感じているうちは、まだまだでしょう。オリンピックに出ることで、日本代表です。どのよな成績であれ、日本民族の最高峰の実力をその競技で持つ選手を応援していけたらと思います。
結局、このオリンピックは、テレビの前で拍手・拍手でした。ロシアの柔道家は左肩脱臼しての銅メダル。
マラソンのブラジルの選手は、おかしなアイルランド(元)司祭に抱きつかれながらも銅メダル。どちらのコメントもすごい。一流です。極めたものの、極めたがゆえに出る一言です。すごいと思います。まだまだ全部は理解できていませんが、理解しようとする、これが重要だと思います。
全選手に拍手を。。。
それがオリンピック。
メダルよりも、他人のがんばりをみて、一人一人が愚かな考えを無くして、そして平和へと導く祭典。これが原点だったのでは?